中国からの報道でしばしば聞くのが「違法」ですが、普通の国とは違って、中国には特有の「違法」があるらしい(笑)。
さて、お立ち会い!
「違法行為やめよ」と警告=香港民主派に共産党機関紙
【北京時事】中国が建国65年の国慶節(建国記念日)を迎えた1日、共産党機関紙・人民日報は民主派の街頭行動による香港の混乱について評論を掲載。「違法集会が社会秩序を乱し香港の経済・民生に影響を与えている」と非難し、デモ発起人や参加者に対し早急に一切の違法行為をやめ、社会の安寧と秩序を戻すよう呼び掛けた。
評論は「極めて少数の者が法律を無視し、大衆を扇動している」と指摘。「結局は自らその報いを受けることになる」と警告した。:時事ドットコム(2014/10/01-11:47)
9ヶ月も前の記事ですが
さすがの私も、いささか中国の歴史を知っているとはいえ、中国共産党の「違法行為やめよ」には大笑いしました。もう完全な古典落語の世界です(笑)。
中国共産党が
中国領土になった香港の秩序維持のために発した言葉ですが、もう末期的症状を通り越し、終末的症状でしょうか(笑)。
世界中の多くの人が、懸念(あるいは期待)しているのが
中国での同時多発テロ(あるいは同時多発革命)でしょうか。
こういうのは外国が干渉するよりも、自国で決着するほうが、後顧の憂え(い)〔こうこのうれえ(い)〕が少なくてよろしい。
あくまでも仮定ですが
- 自民族同士で内戦に陥り、100万人の犠牲者が出た
- 外国が干渉し、あわせて10万人の犠牲者が出た
場合を想定するなら
外国が干渉したなら、いつの間にか10万人が100万人にでっち上げられ、ほとんど間違いなく「外国が100万人を虐殺した」となるでしょう。これは中国伝統の「歴史の歪曲・ねつ造」ですが、いくら否定しても否定しきれず、いつの間にかこれが定着し、やがて既成事実となってしまうのです。
中国では、こういったでっち上げがひんぱんに見られます。為政者が、根拠なく大声を上げてでっち上げる体質が原因で、こういう歴史の歪曲・ねつぞうが頻繁にあり、いつのまにかこれが既成事実となってしまうのです。
中国人に欠けている「客観性」がいかに大切かが、これでおわかりでしょうか。
人はウソをつかないものだ、という信仰は、時と場合によって、正しくありません。特に中国に限って言えば、「人はウソをつくものだ」という前提が必要でしょう。
そういう意味で、中国共産党の言動には、特別な警戒が必要です。