カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

北朝鮮の醜聞122

2018年11月11日 10時46分47秒 | アジア

 


米シンクタンク「韓国は金正恩体制崩壊後の新たな勢力と交渉を」 

 ランド研究所のブルース・ベネット氏は31日『朝鮮半島統一の代案的道』と題された報告書を公表し、その中で

「韓国政府は北朝鮮の金正恩政権崩壊後の新たな勢力と統一交渉を行うことが最も望ましい」

「金正恩体制は最終的に韓半島統一の障害になる」

などの見方を示した。ランド研究所は主に軍事問題や安全保障問題を取り扱う米国のシンクタンクだ。 

 ベネット氏は「韓国の指導者たちは韓国経済、そして世界における自分たちの立場が北朝鮮よりも圧倒的に勝っているとの仮定に基づいて統一を議論しているが、非常に多くの不確実性を内包している」とした上で上記のように主張した。:朝鮮日報 2018/11/03 

つい1週間ほど前の記事なのに「会員専用」になっていたので、やや長く引用しました。 


現代では、存在すること自体に疑問がある「北朝鮮」。

北朝鮮では、政権維持のためには、民衆の犠牲などなんとも思っていません。民衆は愚かであり、為政者たちは「優れている」のです。←そもそもこれが大間違い!

もしも平和裏に政権が交代したとしても(そんなことなどあり得ないという人も)、「裁判で間違いなく悲惨な判決」が予想され、場合によって金一族は勾留されたり国外追放(ロシアへ亡命か)されるかも知れません。

しかし今のところ。金正恩は自らの主張を曲げることなく威嚇し続け、中国・ロシアを利用できていると錯覚しています。かわいそうと言うなかれ、真実のうぬぼれなんです。

同族である韓国の大統領経験者がほぼ間違いなく陥る「職を辞したあとの不幸な末路」どころではなく、これこそが「瀬戸際外交の典型」なのです。文在寅もまったく同じでして、やはり「同族」の「うぬぼれ」なんですね(笑)。

あのトランプでさえサジを投げた印象のある北朝鮮。

2018年6月にシンガポールで行なわれた米朝会談では、期待をいだかせただけで何ら進展はなく、またもや北朝鮮の引き延ばし戦術にしてやられました。

トランプとしては「脅せば済むという思考」に誤りがあったのだと認めざるを得ず

北風(威嚇)南風(形式的な会談)北風(制裁続行)

 過去    現在        未来

となりそうです。

さて引用では・・・・・・

韓国政府は北朝鮮の金正恩政権崩壊後の新たな勢力と統一交渉を行うことが最も望ましい

題名では「韓国は・・・・」ですが、本文中の提言では、韓国政府は・・・・」としています。

荒唐無稽すぎて意見がわかれるでしょうが、中南米で多くの経験をしているはずのアメリカですので、もしも状況を判断する余裕があったならば、一聴に値するかも知れません。

ただしホワイト・ハウスには敬意を求め、批判は許さないという最悪のトランプが、最悪の文在寅には解決能力がない、と考えているようです。

提言はこういう「当たっているとも、当たっていないとも」とれるような現実を、反映しているのでしょうか。

ただしトランプは今、対中貿易問題でもめているため、朝鮮半島には比較的緩やかな方針をみせており、トランプとしては単純なことでしょうが、これが問題を複雑にしており、よって「文在寅に夢を託すしかない」という提言だと解釈しています。

しかし文在寅は、べったりの「金正恩を利用して半島統一を果たそう」とする危ない人でもあります。そんな人に託していいのでしょうか。

いいも悪いも、この提案は 

アメリカとしては、アジア大陸での微かな手がかりである韓国が中心にならなければいけないとする考えに立脚していて、その意味ではまともな判断かと思われますが、なお問題は山積しているようです。

今の韓国政府には問題解決の能力がなさそうですが、詳しくは私には分かりません。しかしいま北朝鮮べったりに見える文在寅とはいえ、これを利用するしかないのでしょう。

きっと「韓国政府は」とは、文在寅の次の政権」への提言なのでしょう。

ただし

アメリカと同じような「恐怖の銃社会を世界中に広める」ことを狙っているならば、私とは意見の違いがあります。

提案することに意義があるとしても「アメリカ社会を標準モデル」とする事に私は反対なのです。 

さてさて、皆様はどう思われますか。


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