カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

ロシアの醜聞30 いやな噂

2017年05月04日 08時44分12秒 | 海外

 ロシアの黒いうわさを集めてみました。

  • 妙な報道が多いのは事実で、これには、2014年03月にロシアがウクライナ領クリミア半島を武力侵略したこと、ロシアの国家ぐるみの薬物隠ぺい工作が暴かれたこと、などが関係しています。
  • 旧ソ連の共産主時代の「弾圧主義」が色濃く残っているロシアにご注目を。
  • 米トランプがプーチンを高く評価するパーフォーマンスを見せているからには、ロシアも「一応」北朝鮮制裁に協力せざるを得ません。しかし朝鮮半島「有事」のあとに「旨み」があるならば、積極的な北朝鮮制裁に踏み切るはずがありませんね。 

ロシアの国営航空、北朝鮮の高麗航空との連携中断…米の独自制裁の影響? 

ロシアの国営航空会社が北朝鮮の高麗航空と提携してきた平壌(ピョンヤン)行きの乗り換え航空券販売を中断した。米・自由アジア放送(RFA)が22日、報道した。WoW!Korea 2017/3/22


北朝鮮の高麗航空が

じょじょに国際航空業界から撤退し始めたのでしょうか。

それでなくても北朝鮮が制裁される時代で、世界中を敵に回してしまっては、金王朝の存在価値はなくなるでしょうが、それでも孤低(孤高ではない)の意地で頑張っております。

マレーシアの犯罪にも見られるように

北朝鮮は自らの利益となれば、自国民を国外で暗殺することなど平気です。これはロシア(旧ソ連)・朝鮮半島・中国などの独裁国家で普遍的でして、特にロシアで顕著です。

さていくつかロシアの暗殺例を並べておきましょうか。 


2006年10月7日、ポリトコフスカヤはモスクワ市内の自宅アパート建物エレベーター内で射殺体で発見された。ロシア警察は事件直後、犯人らしき人物が写っている防犯カメラの映像を公開するなど、積極的に捜査を行い、チェチェン人2人の身柄を拘束。:Wikipedia

ロシアでは

反プーチンのジャーナリストがロシア政府後援のヤクザ絡みの暗殺を免れることは難しく、自分に敵対する勢力を「利用」するのではなく「暗殺」しようとする陰湿なロシアの体質には目も当てられません。

中国がロシアほど叩かれることがないのは、中国で報道規制が厳しいことに加え、「中国がほとんど論外」であることに遠因があるようです。 


無視されて三流、称賛されて二流、非難されて一流:Wikiquote 


これは野村克也がよく使う諺で語源がどこにあるのか分かりません。

まだロシアは非難する価値があろうというものです。

問題の多い「韓国」が俎上に乗ることが少ない割に日本が非難されることが目立つのも、同じ理由です。

つまり中国・韓国は「三流」ということですか(笑)。


2006年11月1日に、彼は、プーチン政権に批判的な報道姿勢で知られたジャーナリストアンナ・ポリトコフスカヤの射殺事件の真相を究明するため、イタリア人教授マリオ・スカラメッラと名乗る人物と、ロンドンのピカデリーサーカス周辺の寿司屋で会食後、体調が悪化し病院に収容された。11月19日、イギリスのマスコミは、タリウム中毒が疑われプーチン政権による毒殺未遂の可能性が濃いと報道した。リトビネンコは翌日集中治療室に移された。ロンドン警視庁(スコットランドヤード)の対テロ捜査部門は、毒殺が企てられたものとして捜査を開始。11月22日病院側は,毒物はタリウム以外の放射性物質であると発表した。面会相手のマリオ・スカラメッラは事件後、『武器密輸』、『国家機密漏洩』の罪状で、イタリアのナポリの空港で逮捕された。ロシア大統領府副報道官のペシコフは、「リトビネンコの毒殺未遂事件にロシア政府が関与するなどあり得ない。全くばかげたことだ」 と反駁した。:Wikipedia 


この事件についても

  • 普通の国ならば、政府が原因解明に協力するといいそうですが、これがないということは、自ら解明しようとする意志がない、つまりロシア政府に疑惑があると言わざるを得ません。不利なことは徹底的に否定するのがロシア・中国・北朝鮮などの独裁国です。よって、たとえ否定し続けてもこの疑惑はやがて確信に至るでしょう。
  • ロシア政府が関与すると疑われる事件がこれほど多いのはなぜか。
  • 「まったくロシア政府が関与していない」と強弁する姿勢から、明らかに「ロシア政府が関与した」と想像できます。問題は、事実が末端に伝えられることがないため、広報担当が否定するしかないことにあります。

などとロシア政府に不利なことばかりなのです。


ロシア、野党幹部の検体からも多量の異物検出 「政治活動阻止を狙った毒殺未遂」と非難強める

 【モスクワ=遠藤良介】ロシアの有力経済紙RBK(電子版)は20日、昨年5月にモスクワで一時重体となった反政権派「人民自由党」のカラムルザ幹部(34)から、多量の重金属が検出されていたと報じた。同幹部が救急搬送された3日後に採取された検体を、フランスの専門家が分析した結果だとしている。カラムルザ氏は「政治活動の阻止を狙った毒殺未遂だ」との見方を強めており、すでに露当局に捜査を要請したという。:産経新聞 2016.1.21 

もう枚挙にいとまがありませんね。

ロシア政府に信頼がないと、十分にわかりました。


露反ドーピング機関幹部の死因は心臓発作 今月、元幹部の死亡者は2人目 ドーピング疑惑の渦中に産経新聞 2016.2.15

ロシアの国家ぐるみの犯罪として隠ぺい工作が疑われる中で起った責任者の暗殺は、口封じ以外の何物でもないでしょう。これからもロシア政府が深く関わっていたと断定できます。

それでもなおかつロシアに憧れる人が後を絶たない日本人には、ものごとを深く考える習慣がないのか、と疑ってしまいます。

尤も、なぜか中国や朝鮮半島に憧れる日本人も多く、それよりもアメリカに全幅の信頼を寄せている人も多いらしい。まさに目が見えないと何を言い出すか分りませんね(笑)。


米当局者、薬物盛られる=ロシアで国際会議参加中

 【モスクワ時事】米政府系メディアは3日、昨年11月上旬にロシア第2の都市サンクトペテルブルクで国連が主催した汚職問題に関する国際会議の際、出席した米当局者2人が滞在先のホテルのバーで薬物を混入されたと伝えた。
 米国務省は、ロシア当局による嫌がらせがエスカレートしたものと断定し抗議したが、ロシア側は「証拠がないので捜査に協力できない」と回答したという。:時事通信 2016/10/04-05:31

これはいつものロシア政府の手口ですね。普通の民主国家ならば、共同で捜査するのに協力するでしょうが、「証拠がないので協力できない」とは一体なんなのでしょうか。

証拠を集めるのが捜査なのに「証拠がないので捜査に協力できない」ということは、独裁国家では最初から「証拠がある」「証拠がない」などが決まっているようで、これが立派な「独裁国家」なんです。

また搬送された医療機関で血液を採取する段階で突然停電し、血液採取ができなかったのも、捜査を妨害する巧妙な嫌がらせで、中国・北朝鮮を連想させます。

また米外交官がモスクワで警官に暴行を受けたというのもロシアらしい不安要素でした。


ボリス・エフィーモヴィチ・ネムツォフが2015年2月27日モスクワ市内で射殺された。:Wikipedia

プーチンのネムツォフの母親への声明が本心でないことなど誰にもわかっています。

ネムツォフは、2015年2月27日、モデル(ウクライナ人)ドリツカヤとモスクワ市内のレストランの帰り、橋の上で銃撃されたといいます。

ロシアのヤクザとからんだロシア政府に責任があると見るべきでしょう。捜査などもってのほかです。うやむやにすることが最善の方法でしょう。かくしてロシアでは同じようなことが、無数に繰り替えされ、恐怖の国家から脱することができないのです。 


ロシアの駐トルコ大使射殺 警官がアレッポ空爆に抗議か

ロシアのアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使(62)が19日、首都アンカラの写真ギャラリーで射殺された。シリア・アレッポ空爆へのロシア関与に抗議する警官の犯行という。:BBC 2016年12月20日

ロシアのカルロフ大使は、20年以上の長きにわたって「北朝鮮・韓国」駐在大使を勤めたということです。

もちろんロシアがシリアへ空爆したことへの抗議なんでしょうが、これはいけません。 


プーチンのいないロシアを」=野党指導者暗殺2年で追悼デモ

【モスクワ時事】ロシアのプーチン大統領に批判的だった野党指導者ボリス・ネムツォフ元第1副首相=当時(55)=の暗殺から2年となるのを機に、モスクワ中心部で26日、追悼の反政権デモが行われた。参加者はネムツォフ氏の写真を掲げながら、「プーチンのいないロシアを」と訴えた。:2017/02/27 時事通信

チェチェン人が反ロシアを標榜する人を暗殺するはずがない、と思われるのですが、どうでしょうか。

プーチンを大統領にしている限り、ロシアに明日はないでしょう。中国と同じでロシア連邦は、少なくとも5~6個の国に分割されるべきだと私は思います。図体が大きいからこそ弾圧でしか統一を維持できないのでしょう。


亡命ロシア下院議員ボロネンコフ、ウクライナで射殺

2017/03/24 Newsweek日本語版  

プーチンに逆らう人物ならば、国内であろうと国外であろうと暗殺し続けるロシア。もちろんプーチンは関与を否定しますが、そういうヨイショ体質が改まるはずがありませんね。


国家権力者による暗殺は、もう枚挙にいとまがありません。

  • ロシア
  • 北朝鮮
  • 中国

私が心配することは

来年2018年6月14日-7月15日に予定されているサッカーWCロシア大会が無事開催されるのかどうか、ということです。

さてさて、皆様はどう思われますか。


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