誰にも醜聞があります。本人が否定しようが、肯定しようが(笑)。
ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。必要な方のために出典も明示し、あればリンクも用意しています。
中国の嘘はギリシャ以上 バレた時に中国共産党政権が終わる
上海の株式市場は一進一退を続けている。小康状態に見えるが、これは当局がなりふり構わぬ介入策を展開しているためだ。上場銘柄の半数以上を売買停止する強引な手法は、市場原理を停止させたも同然だった。・・・・
そもそも中国経済は昨年夏に不動産バブルが崩壊し、収縮に向かっていた。政府の公式発表はまったく信用できない。李克強首相も「自分はエネルギーと物流で判断する」と言っているくらいだ。 ・・・・
彼らの隠し資産を全部集めれば1兆ドル単位とも言われるから、この数字が資産として統計に表われていない可能性がある。いずれにせよ、マクロ的に見て中国の国際収支統計が実態を反映していないのは間違いないだろう。
中国が借金大国なら、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)は資金手当が大変だ。・・・・
ギリシャの教訓もある。ギリシャ危機が起きたのは、政権交代で財政赤字額のごまかしがバレたのが発端だった。経済規模と一党独裁体制を考えれば、中国のデタラメはギリシャの比ではないはずだ。
嘘がバレたとき何が起きるか。・・・・
国内の権力闘争激化か、あるいは国自体の崩壊か。私は後者のような危機を迎えたときに初めて壮大な嘘の全容が見えてくる、とみる。バレたときは中国共産党政権が終わるときなのだ。:週刊ポスト2015年8月14日号
要点は次のようなものでしょう。
- 子曰く、民は由(よ)らしむべし、知らしむべからず〔孔子先生は言う。民は従わせるだけがよく、なぜかを説明してはいけない。〕
- 中国の言論弾圧と粉飾数値の発表は表裏一体
- 中国が崩壊して初めて、中国共産党の粉飾決算がきわめて悪質だったことが判明〔ギリシャよりも相当悪質で、これは政権交代に値するが中国の場合、交代すべき政党が存在しないので、「政権の交代」が「国の崩壊」を意味する。〕
- この崩壊の危険に備えて共産党幹部は不正蓄財を海外へ持ち出し中
そうでなければいいのですが、AIIBも頓挫しそうです。
ギリシャの意味のない「国民投票」・たび重なる「総選挙」にはウンザリ
しますが
中国には、その「国民投票」「総選挙」すら存在しない
ので、あたらめて一党独裁の恐ろしさを感じます。
中国共産党入党と同様に有料とはいえAKB48には定期的な「総選挙」がある・・・・.。中国共産党がAKB48を恐れるのはそこかも・・・・。
日本も混乱していると言えますが、混乱そのものに限れば
日本 << ギリシャ << 中国
でしょうね。いかに中国の混乱が「度を越しているか」が分ろうというものです。
民衆は眠ったように動かない、とゴルバチョフが嘆いたのはほんの数年前だった。いまや逆の心配をすべきときだった。事実、民衆の動きを心配しており、混乱と無政府状態が危機的状況にあり秩序と規律を回復しなければならないと主張するようになった。:P.294 ウラジミール・ソロヴィヨフ「エリツィンの選択」山岡洋一訳 文芸春秋
いま中国は
経済的にも、政治的にも、社会的にも、ソ連崩壊日の前にみられた「混乱と無政府状態」にあります。
「規律を回復」しようと主張することさえ「無意味」と考えられ、国民は自分の殻に閉じこもったままで、自分の利益だけを主張し、公衆道徳などどうでもいい状態が続いています。
しかし
崩壊して初めて「崩壊だった」とわかるのが崩壊。
株価が暴落して初めて「頂点だった」と分るのがバブル繁栄であるのに似て・・・・
「崩壊を予感」する人はいても、ほとんどの人は「まだ崩壊しない」と信じたまま。従ってある日、何かがきっかけとなって、それまでの繁栄がまるで夢だったように突然、「崩壊」してしまうのです。
政治経済で失敗しても交代すべき政党が存在しないソ連や中国では、もう「崩壊」するしかありません。そして夢を語り理想を掲げる新しい独裁集団が生まれ、それさえ50年~100年程度で消滅する運命に。
こういう「だましと弾圧」が、東スラブ民族・中国の歴史、だったのでしょう。
かつて中国は
北朝鮮やソ連の修正主義を批判しましたが、今、最後の共産主義者かも知れないので「誰からも批判されてはいない」ようです。
しかし、為政者が「他人の蓄財不正を憎みながら、自分の不正蓄財に邁進する」状況を変えること能わず、世界中からその不透明性を指摘され、馬鹿にされているようです。
そうです
「批判」とは主義主張が同じ集団から生まれるものであって、根本からその主義主張を疑問視し否定する人たちなら、狡猾(こうかつ)にこれを利用こそすれ、「批判」ではなく「馬鹿にする」行為へ移行するでしょう。
いまや東アジアの人々は
中国共産党が崩壊したあとで発生するだろうと思われる周辺地帯の「難民受け入れ問題」について
真剣に考え始めなければならないようです。
この時になって初めて世界は、中国が
- もちろん誰もが認めるような「非近代国家」でさえなく
- 「発展途上国家」でもなく
- 単なる「未成熟地帯」だったことを知るのでしょう。
私は、その混乱が東アジアを襲うときに、初めて「日本がまだマシだった」と気付くに違いないだろうと思っています。何か根本が違うようですね。
そこまで覚悟して日本の未来像を描きたいものです。