「世界一」を強調する場合には、慎重さが求められます。 安易に「世界一」を使わないように注意しながら、すすめていきましょう。
政府は、インフレ率が世界一低いといって自慢しているが、インフレと言うのは、過去のある時点との比較でしかない。問題は、その安定しているはずの物価が、もともと絶対的に高いことであり、そこを政府はほおっかむりしている。:P.91 大前研一「新・国富論」講談社 1987年
大前が「政府表明」を正しく引用しているかどうかわかりませんが、この種の統計の危険については、よく承知してしないといけません。
体重の比較で、10歳の時と30歳の時の比率、 20歳の時と40歳の時の比率、 にはそれぞれ意味があると思いますが、どちらか一方を根拠に重大な結論を引き出すものでもないし、またこれを信用してもいけません。
1981年に、鉱石1トン当たりの金の含有量が120gという金鉱山が、鹿児島の菱刈で見つかった。しかも、これが平均含有量というのであるから驚く。というのは、世界一の金の生産国である南アフリカでも平均含有量が6gだからである。菱刈の埋蔵量が150トンという点でも日本ではおどろくべきことである。例えば、有名は佐渡金山は450年間に、約75トンの金を掘り出しているということとくらべてもその埋蔵量の大きさがわかる。 P.148 藤田至則「日本列島の成立」築地書館 1996.06.07
鹿児島県伊佐市菱刈(いさし・ひしかり)は、鹿児島市の北約50kmにあります。現在でも高品質の金山のようで日本のほぼ全ての産金地だということです。
住友金属鉱山株式会社によれば、年間7トンを産出しているとのこと。もとより量では劣るものの、含有率は高く、発掘後に同社の四国精錬場へ運んで製品化するようです。
女子野球W杯 日本、念願の初優勝…カナダを逆転で降す
松山市で開かれていた女子野球世界一を決める第3回ワールドカップ(毎日新聞社後援)は最終日の29日、松山市の坊っちゃんスタジアムで決勝などを行い、日本は決勝でカナダを11?3で降し、初優勝を飾った。1次予選リーグから6戦全勝の「完全優勝」だった。:(毎日新聞)2008年8月29日(金) 22時51分掲載
↑は6年前に第3回女子野球ワールド・カップで初優勝したときの記事。
↓はWikipediaのデータを表にしたもので5大会の上位です。
なんと日本は4連覇を狙っており、9月1日から始まる第06回が大変楽しみです。
平均寿命:男性初の80歳に、女性はまた世界一の86歳
厚生労働省は31日、2013年の日本人の平均寿命を公表した。男性は80.21歳(12年79.94歳)、女性は86.61歳(同86.41歳)で、男性は明治期に集計を始めて以来、初めて80歳台に達した。一方、女性も過去最高を更新し、2年連続「世界一」となった。厚労省は「まだ延びる余地はある」と説明している。
平均寿命は、その年に生まれた0歳児が平均で何年生きるかを予測したもの。13年は12年に比べ、男性は0.27年、女性は0.2年それぞれ延びた。同省は「3大死因」とされるがん、心疾患(心筋梗塞=こうそく=など)、脳血管疾患(脳梗塞など)の治療や診断技術の向上が要因とみている。:毎日新聞 2014年07月31日
永遠の課題ですが、長生きすればそれで幸せにつながるかと言えば、そうでもないようです。
- 長生きした人を、どう手篤くもてなすか、
- 年老いた人たちが、社会に貢献できることを見失わないか、
これにかかっています。
そうでないと、せっかく長生きした意義が、個人的環境以外に見いだせないからです。
女子バレーも高校野球も終盤を迎え、終わるのが惜しいような気がする昨今ですが、このように次々と「ワクワク」する試合が続いており、見る人とすれば目を離せません。なかなかいつも集中して見ることができない人も多いのですが・・・・。