あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

ユビキタス

2005年09月23日 | Weblog
「ユビキタス」という言葉が会津大学中期目標案にあり、IT関連の専門用語なのだろうと思って、あまり気にしていませんでした。
雑誌『経済』に「『ユビキタス社会』は未来へつながるか」の一文が掲載されていたので読ませていただきました。
「ユビキタス」の概念は、1988年にアメリカのマーク・ワイザーという人が提唱したそうです。その本質と理念は、「意識することなくその利便性を享受できること」にあり、「優しく穏やかに人間の営みを支援する技術」のこと。
総務省の文書では、「コンピュータをどこにいても活用できること」がユビキタスの意味であり、自分たちが言う「ユビキタスネットワーク社会」はワイザーのものより上位の概念だ、と位置づけているらしい。
そうしたもとで日本は、技術の開発と商品化に専念する一方で、基盤となるネットワークの信頼性が軽視されている。個人情報保護、ウイルス感染が家電製品まで広がる恐れ、過疎地では「高料金・低サービス」…
「ユビキタス」が富める者をいっそう優位にするための手段とされていないか、と警鐘を鳴らしています。

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