インドに抜かれた韓国自動車産業 世界トップ5から転落 韓進海運、サムスン電子に続きヒュンダイ自動車も埋没してゆくのか
2016.9.29
産経
韓国の自動車産業に赤信号が点灯している。
国別の生産台数でインドに抜かれて世界トップ5から転落、メキシコにも抜かれそうという惨状だ。
主要産業が危機に直面しているにもかかわらず、最大手の現代(ヒュンダイ)自動車グループの労働組合が全面ストライキに突入するなど、輸出への大打撃は避けられない。
最大の要因が、現代(ヒュンダイ)自動車と、グループの起亜自動車などのストライキの長期化だ。
現代自グループのストは恒例行事のようになっており、今年も賃金交渉で労使が折り合わず部分ストが繰り返された。
そして今月26日に12年ぶりの全面ストに突入。生産再開のメドは立たないままだ。
韓国経済は朴槿恵(パク・クネ)政権の経済失政もあって内需が低迷しているうえ、
中国に依存していた輸出も、中国経済の悪化や中韓関係の悪化もあって急減するなど外部環境も厳しい。
韓進(ハンジン)海運の経営破綻、サムスン電子のスマートフォンリコールなど問題山積の韓国経済だが、自動車産業もこのまま埋没してゆくのか。
聯合ニュースなどによると、韓国自動車産業協会の集計で、今年1~7月の韓国国内の自動車生産台数は255万1937台と、1位の中国、2位の米国、3位の日本、4位のドイツを下回り、インド(257万5311台)にも抜かれた。
韓国の自動車生産がインドに後れをとったのは史上初めての事態だ。
2005年以来維持してきた生産台数世界トップ5から陥落した韓国だが、さらに中南米で最大の自動車生産拠点となったメキシコ(203万856台)の猛追を受けている。
ハンギョレ新聞は、「メキシコは20年までに生産量を500万台に増やす計画であり、停滞状態にある韓国の自動車生産量を超える可能性が高い」と報じた。
その後も韓国の自動車産業は一段と悪化している。
8月の国内自動車販売も1割減、生産量は約24%も減った。
最大の要因が、現代(ヒュンダイ)自動車と、グループの起亜自動車などのストライキの長期化だ。
現代自グループのストは恒例行事のようになっており、今年も賃金交渉で労使が折り合わず部分ストが繰り返された。
そして今月26日に12年ぶりの全面ストに突入。生産再開のメドは立たないままだ。
韓国経済は朴槿恵(パク・クネ)政権の経済失政もあって
内需が低迷しているうえ、中国に依存していた輸出も、中国経済の悪化や中韓関係の悪化もあって急減するなど外部環境も厳しい。
韓進(ハンジン)海運の経営破綻、サムスン電子のスマートフォンリコールなど問題山積の韓国経済だが、自動車産業もこのまま埋没してゆくのか。