【ソウル=藤本欣也】
産経
2016.7.8 11:33更新
在韓米軍にTHAAD配備を決定 北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対処
米韓両国は8日、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対処するため、米軍の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」を在韓米軍に配備することを決定した、と発表した。
中国は自国の「戦略的な安全利益を毀損(きそん)する」としてTHAADの韓国配備に反対しており、今回の決定に激しく反発するのは必至だ。
来年末までに運用を開始するとしている。韓国国防省当局者は同日、「北朝鮮の核・ミサイルの脅威から韓国と国民の安全を保障するものだ」と配備の意義を説明。
THAADは北朝鮮に対してのみ運用される点を強調した。
配備場所については今月中に発表される見通しだ。
京畿道の平沢や江原道の原州、忠清北道の陰城、慶尚北道の漆谷などが候補地として挙がっている。
米韓は今年3月から配備について正式協議を進めてきた。