平成太平記

日常の出来事を書く

ギリシャ非難できない韓国家計の懐事情

2013年09月15日 21時02分52秒 | Weblog

ギリシャ非難できない韓国家計の懐事情
家計負債の増加率はOECD加盟国中で3位
毎経エコノミー
2012年7月12日(木)
(By ミョン・スンヨン記者 「毎経エコノミー」2012年6月20日~6月26日号)原文のまま

スペイン、ギリシャなど南欧の国々が、欧州財政危機の主犯として非難されている。しかし家計が抱える負債の統計を見ると、韓国はこれらの国を非難できる立場にない。

GDPに対する家計負債の割合はOECD平均をかなり上回っている。家計負債が増加する速度もますます速くなっている。

大韓商工会議所によると、GDPに対する家計負債の割合は81%(2010年)。金額にして911兆ウォン(約67兆7400億円)である。
この割合はOECD平均(73%)より高い。

財政危機に陥っているスペイン(85%)と同じ水準で、ギリシャ(61%)よりも20ポイントほど高い。

負債の割合よりも深刻なのは負債が増加する速度である。

急ピッチで上昇している。2006年以降減っていた増加率は2010年に再び高くなった。2010年の増加率は、2009年に比べ2.4ポイント上昇して9.8%を記録した。

この値は2010年のGDP成長率(6.3%)より高い。国際的にみると、ギリシャ(12.1%)とトルコ(10.8%)に続いて3番目に高い増加率である。

教育費や物価の高騰が家計負債を押し上げ

家計負債が増加している原因は色々ある。低金利*1、住宅景気悪化による住宅担保ローンの償還遅延、高騰する教育費と物価に伴う生活資金の増加などがある。

専門家らは、銀行が健全性を維持しているので、家計負債の増加が今すぐ国家経済を脅かす要因にはならないとみている。

しかし家計負債が韓国経済の長期的な成長を妨げる要因になるという点には異論がない。

大韓商工会議所のチョン・スボン調査1本部長は、「欧州の財政危機が再浮上するなど、グローバル経済が不安定な状態にある。

このような状況において、家計負債の増加は韓国経済の危険要素でしかない」と指摘した。

格差が拡大している可能性

家計負債の増加に対する警告が続く中、これに反する統計もある。

家計部門の余裕資金が増加している、というものだ。韓国銀行は、2012年1~3月の家計と非営利団体の資金余剰額が32兆7000億ウォン(約2兆4200億円)だと発表した。

資金余剰とは、運用資金(預金、保険、株など)から調達資金(貸出)*1を差し引いた数値で、余裕資金という意味に解釈できる。
32兆ウォンを超える値は、2009年1~3月(33兆3000億ウォン=約2兆4640億円)以来の高さである。

しかし、この統計を見て、家計の懐事情が良くなったと解釈するのは難しい。住宅景気不振による貸出*1需要減少、金融当局が貸し出しを規制した影響が大きかったせいだ。

つまり、家計所得が増えたからではなく、金融機関から借りるお金が減った結果、余裕資金が増えているのだ。

実際に、金融機関は家計向けの貸し出しを渋っている。

2012年1~3月の貸し出しは、2011年10~12月より2兆5000億ウォン(約1850億円)減っている。同じ期間に、家計が持つ預金も23兆9000億ウォン(約1兆7686億円)から16兆ウォン(1兆1840億円)以上減少している。

家計負債と余裕資金が同時に増加する矛盾した統計を見て、一部の専門家は家計部門の所得格差が深刻な状態になっていると解釈している。

ある信用評価会社の研究員は、「全般的に家計負債が増えているという統計の解釈には異論がない。

余裕資金が増えているのは、財務的に安定した家計で現金が増えているから。

つまり、金融資産が多い人はますます資産を増やし、資産を持たない人はますます減らしている。格差が広がっていると解釈できる」と説明する。


5年後に迫る平昌冬季五輪 韓国で「開催権を返上すべき」との声も

2013年09月15日 20時14分24秒 | Weblog

5年後に迫る平昌冬季五輪 韓国で「開催権を返上すべき」との声も
韓フルタイム
2013年09月13日
2018年に韓国江原道で開催される平昌冬季五輪が、開催危機に陥っている。

平昌五輪のメイン会場となるアルペンシアリゾートが多額が負債を抱え、売却する必要があるとの声が上がっているためだ。
一部からは、五輪の開催権を「返上すべき」との意見もある。


アルペンシア非常対策委員会と江原道議会の企画行政委員会は10日、江原道庁でアルペンシアの経営正常化に向けた懇談会を行った。

懇談会に出席した江原道のバン・スンイル議員は、「アルペンシアはリゾート向けの空間というより、ビジネスのための場所として建設された。

これは収益を生み出しにくい構造だ。これ以上手遅れになる前に、企業に売却する必要がある」との考えを述べた。

クァク・ヨンスン議員も、「今のアルペンシアが経営正常化するため、さまざまな方案を推進しているが効果はない。

アルペンシアの赤字が大きくなる前に、赤字になっても1日も早く売却を進めるべきだ」とバン議員の意見に同調した。

このような意見に対し、非常対策委員のイ・ジョンギュン委員長は、「売却には同意するが、直ちに売却するのではなく経営再建に向けて力を注ぐべきだ」とし、「政府がアルペンシアを買い入れれば、残りの負債は6000億ウォンとなり経営は正常化する」と主張した。

アルペンシアリゾートは、冬季五輪を招致するために江原道が企画、建設したスキー場だ。

1兆6835億ウォン(約1500億円)の工事費が投入されたが、このうち借入金は1兆889億ウォン、未償還額は9129億ウォンに上ることから、運営母体の江原道開発公社だけでなく、江原道も財政難に陥っている。

何とか経営を正常化したい江原道開発公社は、韓国政府にアルペンシアリゾート内のスポーツパーク(C地区)の経営引き継ぎを求めている。

政府がスポーツパークの建設にかかる2711億ウォンで買い入れた場合、残りの負債は6000億ウォンと大幅に減り、経営再建の道筋がつくからだ。

しかし、政府としては江原道の例を許せば、今後、同様のケースが出る可能性があるとして難色を示している。

懇談会では、極論として冬季五輪の開催権「返上」を求める声も上がったという。5年後に迫る平昌五輪は果たして無事に開催できるのだろうか


韓国・平昌冬季五輪に「危惧」の声 雪もノウハウも不足、救世主は北朝鮮か

2013年09月15日 15時41分32秒 | Weblog


韓国・平昌冬季五輪に「危惧」の声 雪もノウハウも不足、救世主は北朝鮮か
J-CASTニュース
2013/9/12

2018年、韓国・平昌(ピョンチャン)で開催予定の冬季五輪に対し、内外から危惧の声が上がっている。ノウハウ不足や、気候の問題による設備の心もとなさなどが指摘されているのだ。

平昌は韓国の東北内陸部に位置、日本では、ドラマ「冬のソナタ」の舞台といえばイメージがわく人も多いだろう。山と雪に恵まれた「韓国一」のスキースポットだ。

降雪量は白馬の3分の1

平昌五輪公式ウェブサイト。韓国初の冬季五輪、果たしてどうなる
ならば何の問題が――と思うだろうが、問題はこれがあくまで「韓国一」ということだ。
2013年7月に発生した韓国人登山客遭難事故の際にも盛んに報じられたが、韓国には標高2000メートル以上の山がなく、さらに緯度の高さの割に雪があまり降らない。

そのため、日本のようにあちこちにスキー場があるというわけでもなく、そうしたスキー場でも人工雪を使うところが多い。

それでも平昌は「マシ」なほうだが、冬シーズンの平均降雪量はだいたい250センチで、長野五輪の主要会場の1つとなった白馬村(2012~13年)の約3分の1に過ぎない。


日本でいうと、ちょうど栃木県の日光ほどだ。特に日本のネットではこうした数字をあげつらい、「開催危機」などと煽り立てる人もいる。

ウィンタースポーツの浸透度の面でも、不安が残る。韓国はこれまで冬季五輪で、日本(37個)を上回る45のメダルを獲得している。

しかしその全てがショートトラック(37個)を中心としたスケート種目で、他の種目はまだ発展途上だ。

冬季五輪の花形種目の1つ、スキージャンプにいたっては、9月5日に開催された全国大会の参加者がわずか15人しか集まらず、韓国内でも懸念の声が小さくない。


ボブスレーも国内に専用の競技場が1つもなく、4月の代表決定戦も長野で催された。完成は2016年の予定だ。
10日には日韓が五輪開催で「全面協力」すると報じられたが、韓国側のこうしたノウハウ面での不安や焦りを反映したものと見る向きもある。

金正恩さまはスキーがお好き?

そんな足元を見透かすように「救いの手」を差し伸べたのが北朝鮮だ。金正恩第一書記は現在、自ら先頭に立って大規模なスキー場建設を推進している。
このスキー場を、平昌五輪のスキー競技会場として提供しようというのだ。

五輪誘致に当たってはしきりに「南北平和への貢献」を訴えてきただけにある意味では「名案」だったが、韓国五輪委は「五輪は1つの都市で行わなければいけない」との原則論でこれを蹴っている。

平昌五輪招致に当たって強調されたのは、欧米に偏重気味のウィンタースポーツをアジアにも広める、という大義だ。

このコンセプト「新しい地平」が受け入れられたからこそIOCも五輪開催を決めたわけだから、競技人口の少なさや環境整備の遅れはある意味では折りこみ済みではある。

降雪量なども、IOCは現時点ではそれほど問題にしていない。公式的には準備も順調に進んでいるとされ、8日のIOC総会での途中報告も委員たちから及第点を受けた。


平昌オリンピック代替地問題  開催は可能か

2013年09月15日 15時01分26秒 | Weblog

平昌オリンピック代替地問題  開催は可能か
アンサイクロペディア
平成25年9月15日
平昌オリンピック代替地問題(ぴょんちゃんおりんぴっくだいたいちもんだい)とは、2018年に開催が予定されている平昌オリンピックについて、
2013年4月現在、様々な要素から開催が不可能になる可能性が問題視されている中、もし、万が一、開催が不可能になった場合に備え、早めに代替地を探す必要に迫られていることを踏まえての問題である。

というのも、このオリンピックの代替地という話については過去に日本も当事者となっており、1940年に予定されていた東京オリンピックは、最終的に満州国建国から日中戦争へと続く日本の政情不安により、欧米諸国との間に不和が生じ、時勢にそぐわないと判断された結果、開催の中止が決定されたという話がある。

さらに、代替地であるヘルシンキの開催が計画されるものの、直後に第二次世界大戦が勃発したため、ついに1940年のオリンピックは開催されず、
それに合わせて1944年に開催が予定されていたロンドンオリンピックも開催が不可能となる。この悲劇は、オリンピックにおける負の歴史として後世に広く伝えられている。

ただし、平昌における代替地問題についてはこういった世界情勢の変遷に巻き込まれたという問題ではない。
そもそも、平昌が開催地として本当に適当であったかどうかがまず疑わしいという段階で、
早めに代替地について動き出さなければいけないという話になる。


2018年に開催される平昌オリンピックについては、いくつか問題点が指摘されている。それは2011年7月に行われたオリンピックの開催地の最終選考の段階ですら、韓国経済の順調な成長によって解決するということになっていた。

実際、北朝鮮との国境近くという段階ですでにまずいのだけれど、韓国政府と北朝鮮の金正日総書記との友好関係や今後の経済に関する楽観的な見通し、
何よりも国民をあげて平昌オリンピックを成功させるという熱意が重要視された結果、たとえ安易な期待に則って作成された計画だったとしても何とかなるとIOC委員に判断され、最終的に平昌が2018年のオリンピック開催地に選ばれることになる。

まぁ、あそこまで問題のある開催地が選ばれた裏に、賄賂が無かったわけがないのだけれど。
けれども、その結果として色々と、色々と楽しい話が韓国国内に沸き起こることになる。その第一歩、端緒、すべての始まりが、最終選考から5ヵ月後の2011年12月に北朝鮮の金正日が急死したことである。

そして平昌は休戦地域における最前線という、オリンピックの開催地として最もふさわしくない場所になっていく。
しかも、それ以外にも開催地としてはどうかという要素がたくさんありすぎて笑える。

2013年に入ってから、北朝鮮は様々な外交圧力で韓国を脅迫、東アジアの安全保障にとって大きな脅威となっている。
というのはほぼ名目で、実は、2018年に国際的なビッグイベントを開催することになった韓国に対して、そのイベントがパーになってもええんかい?どうだい?
と毎日毎週毎月毎年、いつでも難癖を付けまくれる状況になぜかなっていただけの話である。
そのため、平昌オリンピックの開催地決定は、韓国にとって最悪の弱点をわざわざ北朝鮮の目の前にぶら下げた上、おいしく料理してぜひ皆さんで召し上がってください、とディナーに招待したレベルの話である。

これぐらい、アホな場所でアホなイベントをやることが決まれば、そらあ、どんなに頑張っても北朝鮮から外交交渉の主導権を取り返せるわけがない。あるわけがない。

また、逆に北朝鮮に韓国が攻め込んだとしてもやはり平昌オリンピックの開催が無くなるため、平和の祭典を韓国で開催するというだけでいろんな意味でお腹が一杯である。
とりあえず、韓国が平昌オリンピックの開催にこだわる限り、2018年初頭の行われるオリンピックまでの間、北朝鮮は韓国政府を脅迫し放題。大統領の資質とか、韓国経済の凋落とか言う前に、つまるところアホの極みである。

そのため、2016年までに朝鮮半島から撤退する米軍がいるうちに、早めにオリンピックの開催を放棄しなければ、韓国は北朝鮮からの圧力に対して反発することすら許されない。
のだけれど、これまでの積み重ねから、どうやっても開催権を手放そうにないことも確かである。

わざとつかまされたメンツでも、メンツはメンツである。
そのため、韓国の外交力が、今後どれぐらいの勢いで落ちていくかが、ある意味、見ものといえる。
それぐらい、平昌オリンピックは朝鮮半島の外交の大きな鍵となっている。

もっとも、それ以前に韓国の国内問題からしてすでに平昌オリンピックの開催が危うい状況であったりする。
特に、2013年1月に発表されたアベノミクスと呼ばれる日本政府主導の強力な経済政策は、韓国の為替相場に直撃、
わずか3ヶ月で韓国経済をボロボロにしているため、そういった点でも平昌オリンピックを開催するには大きな壁が立ちはだかっている


以下に、2013年現在、まったく手がつけられていないオリンピックの開催に必要な要素についてピックアップする。

平昌に降る雪

韓国の東部、江原道にある平昌は、朝鮮半島の日本海側に沿って縦断する太白山脈の西側に位置する。
一応、江原道は韓国国内でもっとも雪の多い地域であり、韓国国内で冬季五輪を開催するのであればこの地域しかないことは確かなのだけれど、
実は江原道における積雪量は、多くても1m足らずしか降らない上、その場所は太白山脈の東側の地域である。そのため、西にある平昌では多くても40cmしか積もらないという状況で、それこそ暖冬の際は積もらない、雪がまったくないという状況になる。

もちろん、そういった場合にそなえ様々な対策がとられている。はずである。いつか。きっと。

けれど、最悪の場合、世界初の人口雪オリンピックが開催される可能性もある。
もちろん、降雪した場所から現地までトラックで雪を運ぶことも考えられるけれど、その実態は10トントラック一杯の雪でさえ、2軒分の屋根雪程度しか動かせない。
しかも、広大な面積が必要となるアルペンスキー会場などでは、どうやっても雪が足りない。
そのため、実際に平昌でオリンピックを開催するためには、暖冬を考慮して、雪が確保できる他の会場も準備しておかなければならない。

そのため、平昌以外の場所にもオリンピック施設を建設するか、もしくは1956年のメルボルンオリンピックの際、検疫の問題でスウェーデンで開催された馬術競技のように、他国にある既存の施設で開催しなければならない。

交通網

韓国における公共交通には様々な問題がある。特に、オリンピックのような莫大な数の旅行者を一気に開催地まで運ぶような手段がいまだに整備されておらず、しかも計画の着手にすら遅れているという現状がある。

また、海外から来るファンが利用する仁川国際空港がある仁川広域市は2012年に財政破たん寸前の状態となっており、国際的に有名な仁川空港も売却する計画すら存在。
その上、空港周辺の開発も軒並み計画途中の段階で失敗となっており、滑走路の延長や空港から先の交通機関の整備といった、大規模国際イベントを行う際に必須の事業がまるで手付かずのままになっている。

それは、平昌郡であっても同じ話であり、ソウルから平昌までの主な交通機関を検索しても、バスで3時間とかいう話が出てくる段階ですでにまずい。

ちなみに、1998年の長野オリンピックの際には、わざわざ8,300億円もかけて新幹線を長野市まで整備、東京から1時間半でオリンピック会場を結んでいる。

が、韓国の新幹線である韓国高速鉄道(通称、KTX)は、ソウルから南の地域を中心に整備されているため、東に位置する江南道にはそもそも、路線すらない。
もちろん、2013年から5年をかければ整備するのも十分可能である。が、日本の新幹線は、1km整備するのに70億円かかっている。とりあえず、バスで3時間ということで、1時間60キロとして、180キロ、無論山道であることも考慮すれば直線にして130キロぐらいと考えれば、単純に9,100億円ほどかければソウルから平昌まで整備された新幹線で観客を輸送できる。

つまり、無理ということである。

誰も手を挙げない国

ちなみに、平昌がオリンピック開催地に選ばれた際、自治体としての江原道が出資して鉄道関係の工事費をまかなうとしていたものの、開催が決まった直後に江原道に財政危機が訪れた結果、即座に建設が頓挫。新たに韓国政府に対して建設を要請する事態になるものの即座に建設を拒否。

その結果、オリンピック招致のプレゼンテーションで、仁川国際空港から68分でオリンピック会場に到着するという話は、夢と消え幻となるものの、なぜだか、オリンピックの開催については決まったままとなる。

これを詐欺という。

もちろん、奇特な誰かが手を挙げて国家事業レベルの融資を行えばなんとかなる話である。
けれど、韓国政府はもとより、中国、日本といった韓国に融資する勢力がかろうじて存在する国々においても、北朝鮮との外交関係が悪化した状態ではとてもじゃないが手出しが出来ない。
また、奇跡的に北朝鮮との関係が改善したとしても、数千億円レベルの融資を韓国に投入したところで、絶対に損をするのが目に見えている。

そのため、すでに2012年の段階でこの問題は韓国国内ではタブーとされ、誰も何も言わないまま1日1日とオリンピックの開催が近づいてくる。

とりあえず、2015年ごろに、韓国が先に開催が不可能であることを表明するか、もしくはIOCが先に開催地として不適格であるとみなすか、もしくは、国を傾けてでもたった数週間のイベントのために高規格鉄道を建設して、雪がぜんぜんないスキーリゾートへ恒久的にお客を呼び込むか。なんにしろ、笑い話ですめばまだマシなレベルである。

施設

平昌には、2018年までに様々な施設を建設しなければいけない。
代表的なものとして、オリンピックの標準を満たすスキー会場や各種目ごとのスケートリンク、ボブスレーやスケルトンなどで使用するコースにスキーのジャンプ台などなど、実際に選手が使い、試走する手間を考えれば残りの期間は後4年しかない。
もちろん、そういった施設を建設する前に、前述の交通手段を確保しなければならず、さらには、国内に各国の選手がキャンプを行える施設を確保しなければならない。

ちなみに、韓国にはスキー文化というものはほとんどない。それ以上に、冬季のスポーツの文化が根付いていない。そんな地域にン千億円もの資金を投入して各施設を建てなければいけない段階で、笑うしかない。しかも、絶賛、韓国経済が崩壊している中で。

無論、残り4年で韓国が経済的に復興し、平昌オリンピックが華やかに虚構されることも十分可能である。一部、誤字が含まれているけれど、十分に可能である。

そのため、本来であればほぼ確実に、各国の選手団が、時差ぼけや事前の体調管理といったものを行う際、日本にある既存の施設を使用する可能性が高かったため、とりあえず、W杯におけるキャンプ地のように、どこぞの被災地や自治体にとってはけっこー美味い話になった可能性があった。
しかし、開催されるとしたらという条件があまりに厳しいため、さすがにこの段階で動くことは不可能である。

むしろ、東京都のオリンピック招致が失敗した場合、長野や新潟といった地域が代替地に立候補したほうが安くあがりそうな雰囲気でもある。

2013年平昌スペシャルオリンピック

2013年1月29日から2月5日にかけて、プレオリンピックとも言うべきイベントであるスペシャルオリンピック(障害を持つ人々のための世界的なスポーツイベント)が平昌郡で開催され、見事、韓国の関係者は平昌の雪の少なさを外部に発信することを防ぐことに成功。
国際的な大会であるにも関わらず、極端に情報が少なく、さらに映像や画像といったものがほとんどインターネットで確認できないという、大変に国際的な大会としてはおかしい状況を作り出す。

実際、平昌でスペシャルオリンピックが開催されるという話はGoogleでいくらでも拾えるのだけれど、開催された結果や開催中の映像などは、まったくと言っていいほどインターネットで発信されておらず、Youtubeでも開会式やスケートといった屋内でのイベントや競技しか映像が残されていないという段階で、だいたいのことは分かる。

そのため、せっかくなのでGoogleの画像検索で平昌スペシャルオリンピックについて調べると、韓国政府やマスコミがなぜ画像や映像を発信しないかがよく分かる。ついでに、Youtubeには平昌スペシャルオリンピックのチャンネルもあるのだけれど、11個ある動画のうち、9個がキム・ヨナに関する動画である。

だいたいのことが分かりすぎて困る。

代替地候補

こういったオリンピックの開催が難しくなった場合に備えて、代替地を準備するという話は別に珍しい話ではない。

というのも、2008年に行われた北京五輪の際も、数々の政治的な問題を抱えていた中国国内の情勢を鑑みて、IOCはオリンピックの代替地としてフランスのパリが事前にピックアップ、緊急事態が発生した場合に備えての施設の整備や、各種公共交通機関のダイヤの改正といった事前準備がなされている。
もっとも、準備はしたものの、中国は数々の問題を乗り越えて、無事に北京五輪は開催、代替地としてのパリが利用されることはなかった。けれど、オリンピックという国際的に重要なイベントを開催する際に、経済的にピークを迎えていた中国ですら塗炭の苦しみを味わったということも事実である。

各種施設や交通網の整備は当然として、さらには景観を維持するためにスラムを排除し、売春宿や賭博場といった非合法な施設を撤去、なおかつ自国内を平穏にするために様々なアメとムチが盛大にばら撒いて、最終的に軍まで動かすという、国家レベルで相当な無理をしてようやくオリンピックの開催を成功させている。

翻って、韓国については、2013年の段階で政治的にも経済的にももはや処置なしとしてIOCが動いたほうがいいレベルである。

そのため、2011年に行われた開催地決定の最終選考の際に候補に残っていたフランスのアヌシー市やドイツのミュンヘン市の2つの自治体が、すでに平昌郡に確定したはずの2018年のオリンピックの開催地として最も可能性が高いという、大変奇妙な状況になる。

オリンピックは盗めるか

このように、2018年の平昌オリンピックの開催については、2013年4月の段階で開催が危ぶまれている。
もちろん、開催してもかまわないけれど、北朝鮮との戦争が再開されようかという中での開催は、確実にIOCの存在意義が問われる。
そのため、どこぞの東京都知事がトルコおよびイスラム文化圏に対する失言をわざわざニューヨーク・タイムスすっぱ抜かれた時点で、JOCおよび日本の一部の国会議員の面々は前代未聞のオリンピック代替地への立候補に向けて静々と動き出すべき問題ともいえる。かもしれない。

もっとも、この問題は日本であっても経済的には難しい問題をはらんでいるため、東京のような巨大な自治体ならともかくも、まとまった降雪が期待できる地域ではかなりの負担になるのだけれども、笑い話としてはなかなかのものといえる。
とりあえず、選挙戦で使えるレベルである。絶対にマスコミは取り上げないけど。あわせて、北朝鮮との国境から100kmの場所で、まともな公共交通機関もなく、施設の建設もままならない上、雪が積もらずに人口雪で対応しなければいけないオリンピックが開催されたとしたら、確実に、そちらのほうが笑い話である。
誰かが、盗まないといけない。かもしれない。

解決方法

なお、この問題は韓国にまとまった資金が合法的に流入することで解決する。
そのため、粛々と在日韓国人に対する選挙権の配布や徴兵制の内容変更や志願のお願い及び、数兆円は軽く超える彼らの財産の確認などが行われている。
それ以外の解決方法として、財閥の解体や公共インフラの売却といったものが考えられるものの、さすがにそれをやっては国体の維持が難しいため、海外に居住する朝鮮民族に対するお願いが、今後、韓国における一つの経済活動となる可能性も考えられる。実際、韓国にまとまった資金さえ存在すれば、底の抜けたバケツ、もとい北朝鮮との友好関係すら構築できる。

もっとも金正日が死んだ後、急速にそのお金がなくなった結果としてのこの体たらくである以上、どうしようもない。韓国に無いものは無い。

と思ったら韓国の外にあった、という話である。2013年以降の韓国の朴槿恵政権がどのような政権運営をしていくかが注目される