平成太平記

日常の出来事を書く

韓国建設業界、海外で来年200億ドル損失も

2013年09月17日 16時24分54秒 | Weblog

韓国建設業界、海外で来年200億ドル損失も
朝鮮日報日本語版
2013/09/17
李衛栽(イ・ウィジェ)記者

SK建設の崔昌源(チェ・チャンウォン)副会長が11日、業績不振の責任を取り、理事会(取締役会)の議長を辞任し、韓国建設業界で不採算の海外工事に対する懸念が高まっている。

過去4-5年にわたり、海外の工事入札現場では、韓国の建設会社同士が過当競争を繰り広げ、「ダンピング受注」が相次いだ。その後遺症が今年に入り表れ始めた格好で、事態は今後さらに悪化する可能性がある。

SK建設は6月中間決算で営業損益が2618億ウォン(約241億円)の赤字となったが、その大部分がダンピング受注疑惑が指摘される海外の工事で発生したものだった。

特に2011年に受注したサウジアラビア・ワシットのガスプラントで1500億ウォン(約138億円)、10年に受注したサウジのキングアブドラ研究センター住宅団地で500億ウォン(約46億円)の赤字を出した。

いずれも予定価格の40-60%という安値で落札し、ダンピングが指摘された事業だ。同社は「海外工事の原価が予想より増大し、損失が膨らんだ」と説明した。

GS建設とサムスンエンジニアリングも海外の建設現場でのコスト上昇で業績が影響を受けた。

GS建設はサウジアラビアなどの工事現場で多額の損失が生じ、今年第1四半期(1-3月)の営業損益が5354億ウォン(約492億円)の赤字となった。

サムスンエンジも第1四半期の営業損益が2198億ウォン(約202億円)の赤字となった後、黒字転換できるとしていたが、第2四半期(4-6月)も887億ウォンの赤字を計上した。

今年完成予定の米ダウ・ケミカルの塩素プラント、サウジのマデン・アルミニウムプラントだけで3000億ウォン(約276億円)を超える損失が生じた。

その影響で、今年6月にGS建設の許明秀(ホ・ミョンス)社長が辞任し、サムスンエンジも先月、朴基錫(パク・キソク)社長が更迭された。

20年以上にわたり、海外のプラント建設現場で勤務した大手建設会社の役員は「後発企業であればあるほど、実績を上げなければならず、安値で受注するケースが多かった。

業界では安値で受注すれば損失が避けられなくても、安値で受注競争を展開することが多かった」と指摘した。

問題は海外工事をめぐり暗い見通しが示されていることだ。

韓国建設産業研究院は11日に開かれた討論会で、来年に完成する海外建設工事が契約額ベースで過去最高の740億ドル(約7兆3900億円)となり、40億700万-195億6000万ドル(約4000億-1兆9540億円)の損失が発生するとの試算を明らかにした。

同院はまた、海外での建設工事完成が来年に集中し、安値受注による損失、工事遅延による遅延補償金の支払いが持ちこたえられないほど深刻化することがあり得ると指摘した上で、「一部建設会社は1980年代初めの海外建設危機当時のように海外工事の損失で倒産する可能性がある」と警告した。

同院のイ・ボクナム研究委員は「完成予定金額に対し1%の損失が生じただけで8000億ウォン(約736億円)を超える規模になる。潜在的リスクを診断し、損失を軽減するとともに、収益性を高めるための対応策を講じる必要がある」と指摘した。



世界スマホ市場を席巻するサムスン…アジアでは赤信号が点滅か

2013年09月17日 15時18分29秒 | Weblog

世界スマホ市場を席巻するサムスン…アジアでは赤信号が点滅か
韓フルタイム
2013年08月26日

スマートフォン(スマホ)市場でシェア首位を走るサムスンだが、どうやらアジア地域では赤信号が灯っているようだ。

最近は日本だけでなく中国でもシェアを落としており、韓国では危機感が広がっている。


韓国メディア国民日報によると、米調査会社Strategy Analyticsは26日、4-6月期の世界スマートフォン市場で、サムスン電子のシェアは33.1%を記録したと発表した。2位のアップル(13.6%)より2倍以上、スマホを販売したことになる。

一見すると順調そのものと言えるが、中国を始めとするアジア地域では、今後、状況が変化する可能性が高いという。

そのもっとも大きな要因と見られているのが、アップルが中国向けに販売を予定している「iPhone5C」の存在だ。i

Phone5Cは、iPhone5Sの廉価版とされ、価格も2~3万円ほど安くなると見られている。中国では安価なスマホ機種がシェアを伸ばしており、アップルはiPhone5Cを通じてシェア奪還を図ろうということのようだ。

実際、米モーガンスタンレーが行った中国の携帯電話利用者2000人を対象に行ったアンケート調査では、iPhone5Cに対する好感度は高く、中国でシェアトップを維持するサムスン製品の代替製品になる可能性は高いという。

サムスンの関係者は、「徹底した現地化戦略と、選りすぐりのラインナップで中国市場に確固たる地域を築いている。

サムスンからのシェア奪還は簡単ではないだろう」と強気だ。

しかし、日本では、ドコモが冬商戦向けの重点商品からサムスン製品を除外する方針とされ、韓国国内でも以前のような善戦は期待できないのではないかとの見方も出ている。

日本と中国で点滅する赤信号は、スマホ市場の王者サムスンにどのような影響を与えるのだろうか