グアンタナモ基地(米海軍・在キューバ)、収容経費は1人9千万円 刑務所の数十倍/CNN

2013-05-21 11:04:32 | 世界
http://www.cnn.co.jp/usa/35032238.html
キューバ・グアンタナモ米海軍基地(CNN) 米国防総省などは19日までに、キューバ東端部にあるグアンタナモ米海軍基地に付設するテロ容疑者収容施設の運用に年間1億5000万ドル(約155億円)以上の経費がかかっていることを明らかにした。

同施設には現在、計166人の容疑者がいるが、1人当たりの収容管理に90万ドル(約9270万円)超を費やしている計算。普通の連邦刑務所では囚人1人当たり約2万5000ドルで、コロラド州にある米国人テロ犯などを収容する重警備の刑務所では約6万ドルだという。

オバマ大統領は2009年の就任後、施設の閉鎖を宣言。しかし、国内刑務所への移送や関連裁判の開廷場所の選定で治安問題など絡んで難航、連邦議会内でも反対論がくすぶり、閉鎖計画は棚上げ状態にある。

この中で国防総省は数百万ドルを掛け、収容施設を改修する計画を進めている。カリブ海などを管轄する米南方軍のジョン・ケリー司令官(海兵隊大将)によると、改修には最大で1億7000万ドルかかる可能性がある。

計画には、警備が厳重で最重要テロ容疑者が収容される「キャンプVII」を5000万ドルかけて改築することなどが含まれる。このキャンプには2001年9月の米同時多発テロ謀議の主犯と認めたハリド・シェイク・モハメド容疑者らが収容されている。

ケリー司令官によると、施設の台所の劣化も激しく、施設警備の兵士1900人の兵舎も建て替えが必要な状態。建設資材などは全て外部で調達するため、改修費も2倍程度に膨らむ結果となる。

テロ容疑者収容施設は米同時多発テロを受けて11年前に早急に建設されており、恒久的な施設とは想定されていなかった。

オバマ政権による施設閉鎖計画に伴い収容者166人のうち86人の出身国などへの移送が既に承認された。しかし、計画の実行が足踏みする中で移送は進まず、昨年9月の例が最後となっている。

公判期日も決まらず拘束され続ける収容者の処遇は人権団体などから批判を受け続けている。この中で最大100人の収容者が拘束続行に抗議するハンガーストライキは100日以上続いている。うち約30人に対しては食べ物の摂取を強制しているとされ、人権団体や米国医師会が非難している。


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