【朗報/ヤスニITT】エクアドル、「石油採掘中止料」で国連開発計画と合意/市民社会フォーラムML

2010-08-01 18:15:59 | 世界
先日の国連総会におけるボリビア提案「水と衛生設備へのアクセスじゃ基本的人権である」との決議案採択に続く快挙です。グローバル・ウォーター・ジャスティス運動の「偉大な勝利」への一歩に続き、グローバル・クライメート・ジャスティス運動の「偉大な勝利」への一歩が達成されました。一時は頓挫すら心配された「ヤスニITTイニシアティブ」について、エクアドル政府と国連開発計画が合意。明後日3日にも調印の運びとのニュースです。。

 ジュビリー・エクアドルからの情報によれば、「ドイツ・スペイン・フランス・イタリア・ベルギーなどが同意」「エクアドル国内では国民の78%がヤスニについての提案を支持」(ミゲル廣田氏訳)とのことだそうです。

 現地情報(最近、エクアドルを訪問された廣田氏)によれば11月APEC横浜会合へのエクアドル・コレア大統領の来日参加を確定しているとのこと、日本からこの歴史的なプロジェクトにどう協力できるのか、米軍基地撤去や債務監査による「不当な債務」帳消しなど南から北に対する数々の歴史な挑戦に取り組みつつあるエクアドルのコレア大統領と日本市民の交流集会がどう実現できるのか(エクアドル政府側は来日時の日本市民との対話集会みたいなイベントを希望しているとのこと)、日本の市民社会側の対応と準備が問われています(大変、楽しみですね)。

 ジュビリー関西ネットワーク
 http://d.hatena.ne.jp/Jubilee_Kansai/


美しい映像です。これを見れば誰でもこのプロジェクトへの参加・協力を思わずにはいられません。
Yasuni ITT Documentary 2009(エクアドル政府制作プロモーション映像)  
http://www.youtube.com/watch?v=cr3oep32SzE


AFP
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2744836/6033544

エクアドル、「石油採掘中止料」で国連開発計画と合意

2010年08月01日 14:27 発信地:キト/エクアドル

エクアドルの首都キト(Quito)で、ヤスニ(Yasuni)国立公園内の埋蔵石油の採掘に反対する人たち(2010年1月15日撮影)。(c)AFP/Pablo COZZAGLIO

【8月1日 AFP】エクアドル政府は7月31日、国立公園内の埋蔵石油を採掘しない代わりに、開発すれば見込めるであろう収入の見返りとして補償金として受け取ることで国連開発計画(United Nations Development Programme、UNDP)と合意した。エクアドル外務省によると、両者は3日に協定に調印する。

 先住遊牧民が今も暮らすエクアドルのヤスニ(Yasuni)国立公園の地下には、約8億4600万バレルの原油が埋蔵していると推定される。この原油を採掘しない見返りとして「採掘中止料」を求める取引は、新興国が環境保護政策を進める「補償」として、07年に同国のラファエル・コレア(Rafael Correa)大統領が提案した。ヤスニ公園の環境を保全することで、二酸化炭素(CO2)約4億1000万トン分を排出せずに済み、地球温暖化の抑制に貢献できると同大統領は主張している。

 交渉の過程での焦点はエクアドルが受け取るべき補償額となった。コレア大統領は、保護地区内にあると推定される原油価値を換算した額のほぼ半分にあたる35億ドル(約3000億円)を下限とし、少なくともそれ以上を要求していた。エクアドルの複数の政府関係者は今年1月、AFPに対し、ドイツやスペインなどの国が15~17億ドル(1300億~1500億円)を拠出する意向を示したと語っていた。(c)AFP


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