駅前不動産屋今日も回りは敵だらけ

株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

大声は思考停止の信号

2018年08月15日 | 不動産業界
私達の仕事は 
 
色んな人と接する事になりますが 
 
電話で話す時に気をつけなければいけないのは大声です。 
 
別にケンカしてる訳ではなくても 
 
相手の耳が遠いとか 
 
あるいは理解力の無い方に説明する時とか 
 
人間は自然に声が大きくなります。 
 
私自身今でもよく社員から 
 
“社長声がデカイですよ” 
 
って叱られます。 
 
私の場合は耳が遠くなってきましたので 
 
普通にしゃべっても 
 
自然に声は大きくなっています。 
 
自分が聞こえないから相手も聞こえないと思ってるのです。 
 
そんな感じで 
 
私も社員も意識しないとすぐ大声になりますが 
 
これは周りの社員は大迷惑ですよね 
 
自分の電話も聞きづらくなりますが 
 
接客の時には 
 
お客様の印象が悪くなりますからね。 
 
特に狭い店舗では気をつけたいものです。 
 
しかし今の営業マンは 
 
昔に比べれば声は随分静かになりましたね。 
 
私が若い頃は不動産に限らず 
 
営業の世界は大きな声で元気よく 
 
なんてのが常識のように語られてましたね。 
 
若い頃は何度か営業のセミナーに参加した事がありますが 
 
やたらデカイ声で喚きまくる 
 
そんなセミナーもありました。 
 
私はバカバカしくなりましたが 
 
大体の人はそれが正しいと思い込んだようで 
 
その名残りで日頃から大声の業者も多かったのだと思います。 
 
この声のデカさが称賛されたのは 
 
多分軍国主義の名残ですよね。 
 
軍隊では個々の兵士は思考を停止して無条件に服従 
 
これが求められる訳で 
 
その目的のためには大声を出す事 
 
これが一番だったと思います。 
 
どうして大声出す事が良いかと言えば 
 
大声を出せば 
 
大体思考は停止するからです。 
 
本来不動産の仕事ではそんな事では困りますが 
 
不動産の世界はトラブルが付きものですから 
 
少々頭が弱くても 
 
声の大きさで乗り切れる 
 
そんな側面もありました。 
 
ですから 
 
よく猛獣の威嚇合戦みたいなシーンも展開された訳です。 
 
が 
 
もう時代は変わりました 
 
トラブルを威嚇で乗り切る時代は終りました 
 
不動産の世界に身を置く人は 
 
しっかり意識したい物です。 
 
まだこの世界には 
 
頭の悪さを大声でカバーする人達が生息していますが 
 
もうすぐ絶滅します。 
 
ただ 
 
不動産業者には少なくなりましたが 
 
私達のように 
 
底辺のお客様を扱う仕事は 
 
たくさんの威嚇型人間と接する事になります。 
 
そんな人でも 
 
相手が大声を出すからと言って 
 
こっちも大声を出せば 
 
問題の解決は遠のくばかりです。 
 
威嚇する人に威嚇で返せば 
 
猛獣と同じレベルです。 
 
相手が猛獣なら 
 
こっちは冷静に対応するのが一番です。 
 
最近もありましたが 
 
私に知らない人から電話がかかってきて 
 
“テメーただじゃおかねえぞ” 
 
って怒鳴ってきました。 
 
で私は 
 
“録音取らさせてもらいますね” 
 
って一言 
 
で相手 
 
“録音とってどうすんだ?” 
 
“脅迫ですから警察に行ってきます。” 
 
でガチャ 
 
それっきりです。 
 
これが怒鳴り合いだと 
 
延々と解決しませんからね。 
 
ケンカは同じレベルだから起こる 
 
これを理解すれば 
 
もうこの世界では 
 
大声が必要がないんだって事 
 
分かるはずです。 
 
 
コメント
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