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自分の物でも無いのに後継者?

2018年08月20日 | 社内事情
亡くなった翁長知事が 
 
自分の後継者として二人の名前を上げた 
 
なんてニュースが流れましたね。 
 
亡くなった方を悪く言いたくありませんが 
 
まぁ不適切ですよね。 
 
民主主義の日本では 
 
誰が次の知事になるかは県民が決める事であり 
 
選ばれるために立候補する権利は等しく県民に存在する訳です 
 
それがまるで自分が残した財産の配分を決める遺言書を作るような行為は 
 
私はどうもしっくり来ません。 
 
幸い今回は指名された二人が辞退するようですから 
 
残念ながら翁長さんの遺言は意味を成さなかった訳で 
 
その意味では私は良かったと思っています。 
 
そんな感じで私は翁長さんの行為には否定的な考えですが 
 
では翁長さんの気持が全く分からないかと言えば 
 
なんとなく想像はできます。 
 
昔中川一郎が自殺した時に 
 
秘書だった鈴木宗男と 
 
息子の中川昭一が激しく争った事がありましたが 
 
後継者を指名しないと 
 
自分を支えてくれた人達が 
 
真っ二つに割れて争う 
 
なんてのは良く見られる光景です。 
 
歴史的にもそんな話しだらけですし 
 
暴力団の分裂抗争も跡目争いに端を発する 
 
ってのは散々起こった事です。 
 
ですから 
 
自分が死んだ後 
 
支えてくれた人達が争って分裂しないためには 
 
後継者をしっかり指名する事は大切でもあるのです。 
 
ただ 
 
私が今回の翁長さんの行為を不適切だと思うのは 
 
オール沖縄と言う言葉を使い 
 
幅広く支持を集める 
 
そんな戦略でのし上がってきたからです。 
 
にも関わらず 
 
国政の小選挙区のように自ら支持基盤の後継者指名みたいな感覚でいるから 
 
私は違和感があるのです。 
 
この話しはこの位にしましょうね。 
 
沖縄の人から誤解されそうな気がします。 
 
私が語りたいのは 
 
後継者なり相続人なり 
 
自ら決めるには 
 
それを所有するのが自分である 
 
これが前提だって事です。 
 
会社であれば 
 
経営者は自らの命が尽きた後の後継者を指名する 
 
ってのはある意味責任ですし 
 
相続財産があればその配分を決めて子供達の争いを避ける 
 
これも義務だと思います。 
 
実際に争いになるのは 
 
その配分を決めないからそうなる訳です。 
 
ですから 
 
財産のある方は 
 
絶対に遺言書は備えるべきですよね。 
 
ところが 
 
今回の翁長知事のように 
 
自分の物ではないのに 
 
その後継者を決める 
 
なんてのも人間社会では良く見られます。 
 
色んな報道を見ると 
 
最近話題になった日大とか 
 
日本ボクシング連盟だとか 
 
あの組織も 
 
どうやら理事長に気に入られられた人達が理事になる 
 
って感じですから 
 
公益法人でもそうなのかと驚かされましたよね。 
 
上場会社でも派閥争いで役員が決まってくようですが 
 
そんな会社から送られて来る事業報告書を見ると 
 
自社株を所有してない人も結構いますね 
 
つまり所有権はないのに経営権を争ってる訳です。 
 
零細企業ひと筋で生きてると 
 
どうもその辺の実態がイマイチ実感として理解出来ない 
 
そんな側面があります。 
 
零細企業は単純ですからね 
 
当社で言えば 
 
所有者は私一人ですし 
 
経営も実際には私一人でやっています 
 
単純ですから 
 
大きな組織のように理解出来ない部分はない訳です。 
 
逆に言えば私のように理解できる範囲で生きてると 
 
理解出来ない世界は怖くて足を踏み入れる事はできません。 
 
例えば 
 
私達は普通に飛行機の乗りますが 
 
世界中を飛んでる飛行機 
 
これが全て地上に降り立つ事はできないんだそうです 
 
空港のスペースに限りがありますから 
 
一定割合で空にいて貰わなければならない訳です。 
 
この話しを聞けば 
 
恐ろしいですよね。 
 
隕石が降って来る事になって 
 
皆地下に避難しましょう 
 
なんて事になっても 
 
一定の人達は飛んでる飛行機の中で死ぬ訳です。 
 
まぁこんな事は起こらないと思ってますから 
 
皆安心して乗ってる訳ですが 
 
会社経営は 
 
日ごろ意識しない危険が実際に降りかかる事がよくありますよね。 
 
企業は大体借入金で資金を回していますが 
 
ある日その流れが途切れてしまえば倒産します。 
 
私が知ってるあるゼネコンは 
 
何十年も自動的に融資をしてたメインバンクが 
 
手形を落とす数日前に 
 
突然融資を断って来て 
 
結果資金の手当てが間に合わずに倒産しました。 
 
こんな感じで 
 
大きな会社でもその生死は銀行に握られてる 
 
これが分かってますから 
 
私自身は 
 
銀行に頼らずに生きられる零細企業道に邁進してる訳です。 
 
ただし 
 
資金の問題はありませんが 
 
私の命が突然尽きる事はありますから 
 
そろそろ後継者の事も考えた方が良いのかな? 
 
なんて思ったりしています。 
 
 
コメント
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