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株式会社 ハウスショップ 東京都町田市

新しい命と古い命をつなぐのが使命

2012年09月05日 | プライベート

8月に沖縄に帰った時 
 
空港からそのまま母親の入院する病院に直行しました。 
 
顔を見るまでは心配でしたね 
 
なんせ94歳 
 
それが腰を骨折したとなれば 
 
もう回復は無理? 
 
なんて思うのが普通ですよね。 
 
で 
 
病室に入ると 
 
母親は寝ていました 
 
私は起こさないように 
 
静かに顔を見ていましたが 
 
幸い表情は元気な時と変わりませんでした。 
 
で 
 
やがて人の気配に気づいた母親 
 
目を開けました 
 
で 
 
私の顔を見ると 
 
あい 
 
と一言発して 
 
すぐに上半身を起こしました 
 
その勢いを見て 
 
私の心配は吹っ飛びました。 
 
腰の悪い人の起き方ではないのです。 
 
実際 
 
もう 
 
いつ退院しても良い位に回復していました。 
 
で 
 
ベッドに腰掛けて話始めた訳ですが。 
 
母の最初のひと言 
 
ショックでした 
 
“ぬ~が いや~や あんし とうすいぐわぁ~なてぃ?” 
 
意味は書きません 
 
理由? 
 
書きたくないのです。 
 
 
まぁしかし 
 
言われて見ると 
 
たとえば町で歩いていて 
 
ガラス張りのショップがあって 
 
そこに自分の姿が映ると 
 
若い頃はその姿を見つめましたが 
 
今は目を反らしますからね。 
 
加齢とともに老いてく姿 
 
自分でも見たくないのです。 
 
しかし 
 
残念ながら 
 
人は 
 
生まれてから与えられた時間を消費するだけで 
 
生産する事はありません。 
 
わたしなんぞは 
 
すでに7割くらいは費やしてると思われますので 
 
残りはわずかです。 
 
 
そうやって考えると 
 
仕事の意欲も失せてしまいますよね。 
 
実際最近は 
 
以前のような情熱は持てません。 
 
 
まぁしかし 
 
古い木が枯れるから 
 
新しい木が伸びる訳で 
 
その新しい命のために 
 
自分が退場すると思えば 
 
納得できますよね 
 
実際こんな出来立ての命に接すると
  
 

 


この子のために 
 
退場なんて少し誇らしくもあります。 
 
 
が 
 
残り少ない人生 
 
これを退場の事ばかり考えても 
 
つまらないですよね。 
 
そんな時に 
 
残りの時間の道しるべになるのが 
 
年寄の話です。 
 
 
子孫がこけないように 
 
ひたすら 
 
生き方を伝授する姿 
 
私にとっては 
 
ヘタなセミナーより 
 
はるかに 
 
仕事に生きる話になります。 
 
あと 
 
何回聞けるでしょうか

 

 

 

コメント
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