緊急事態宣言が解除となり、条件付きながらぼちぼち営業再開する居酒屋さんもでてきました。今回は、長年お世話になっていながら、当ブログでは「水芭蕉/谷川岳」や「鶴齢」の試飲会でしかご紹介したことのなかった、「ほっこり酒処 千」さんです。YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)の年内の方針を決める打合せを兼ねてお邪魔しました。
今年は夏の日本酒を楽しむというわけにはいきませんでしたが、すっきりとした辛口が美味しい夏が終わり、少しふくよかな味わい深いお酒が欲しくなる季節になってきました。こちらではいつも時季に合わせたお酒を用意してくださっていますので、日本酒に詳しくなくても安心です。
まずは、手ごろな「大信州 仕込四十八号 純米大吟醸 生」から。大信州の季節限定品で、「仕込四十八号」というのは、仕込み開始から48本目ということらしいです。期間としてはちょうどその年の後半に差し掛かり、安定してくる頃のようです。長野県産「金紋錦」100%、アルコール度数16度、日本酒度14。純米大吟醸でも冷えているとスッキリと飲みやすく、お刺身などとよく合います。
ということで、目にも鮮やかなお刺身。家ではこういうわけにはいきません。軽めのしめ鯖、旬のサンマが特に美味しかったです。
続いて、「黒龍 秋あがり」。秋限定の純米吟醸。国産山田錦55%、アルコール度数16度、日本酒度2.5。ややビターな熟成感が枯れていく秋らしさを感じさせます。厚みがあり、米の旨味をゆっくりと楽しみたいお酒。
まったりしてきたので、少しさっぱりしたお酒に。「南 特別純米 出羽燦々 ひやおろし」、前の2本に比べればさっぱりした辛口ですが、それでも今まで夏酒に飲んできた純米酒よりは旨味もしっかりしています。山形県産「出羽燦々」、アルコール度数17度、日本酒度10。
途中、煮込みハンバーグやフライも出て、最後はさっぱりと冷たいうどんで締め。
ほっこり酒処千
神奈川県横浜市神奈川区西神奈川1-8-11
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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