窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

ストレス軽減のためのカラーコミュニケーション-第95回YMS

2018年05月10日 | YMS情報


  5月9日、mass×mass関内フューチャーセンターにて、第95回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催しました。

  今回の講師は、有限会社カラーワークス代表、色彩心理コンサルタントの清水雅子様。カラーライトセラピーという、色や光が人の心身にもたらす効果を活用したセラピー活動や色彩にかかわるコンサルティング等でご活躍されています。今回は「ストレスを劇的に軽減させるカラーコミュニケーションスキル」と題してお話しいただきました。



  これまで、パーソナリティ類型については第71回YMSのエマジェネティクス、カラーについては第59回YMSのパーソナルカラーがテーマとしてありましたが、今回は生年月日を元にその人のもつ二種類の「色」からパーソナリティの傾向を診断し、円滑なコミュニケーションに役立てようというものです。タイトルに「ストレスを軽減させる」とあるのは、その人に合った色が癒しにつながるという考えと、相手のパーソナリティ傾向を理解することによってコミュニケーションギャップによって生じるストレスを軽減できるという考えがベースにあるようです。生年月日を元にしているということは、占星術のように占いの一つと考えて良いのでしょう。



  具体的には、12種類ある色の中から生年月日に基づいてファースト・カラーとセカンド・カラーの二種類が選ばれます。ファースト・カラーはその人の先天的性格を表し、セカンド・カラーは後天的性格を表すとされます。性格全体としては前者が30%、後者が70%を傾向として占めると考えます。また両者は行動時の傾向と思考時の傾向、話す時の傾向と聞く時の傾向などの違いがあるそうです。この両者の役割の違いを意識することで、自分をコントロールしやすくなる、すなわち心が安定する効果が期待できます。

  エマジェネティクス同様、これも人を類型化することが目的ではありません。あくまで性格の傾向や相性を円滑なコミュニケーションや安定した精神を作り上げるための手掛かりとして役立てることに意義があります。僕もこれまで色彩心理やカラーセラピーについて多少学んだことがありますし、パーソナリティ類型についても幾つか試したことがありますが、今回自分に当てはまった色は予想外のものでした。しかし、予想外だっただけに、今までとは違った角度で自分を見詰め直す良い機会になったとも思います。

  有史以前から人間は色と共に生きてきました。最後にプリズマライトグラスというドイツのカラーセラピーで使われている色の眼鏡を試してみましたが、人によって落ち着く色にやはり個性があるようです。色が心理に影響を与えていることは恐らく間違いのないことで、普段何気なくやり過ごしている「色」について考える機会にもなりました。

  次回、第96回YMSは6月13日の開催です。

過去のセミナーレポートはこちら

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
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