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【新路線】横浜YCAT~横須賀西地区

2006年11月12日 | Weblog
新路線第二弾。続くときは続くのだ。

来る11月16日木曜日、表記路線が開業されるらしい。運行は京浜急行バス。路線は少々複雑だ。平日と、土休日で路線が異なる。

まず平日だが、上り(横浜方面行き)は横須賀市民病院発YCAT行きが朝4便、電力中央研究所発YCAT行きが夕方2便、くだり(横須賀西地区方面行き)は、電力中央研究所行きが朝2便、横須賀市民病院行きが夕方~夜に4便、運行される。

そして休日には上りが横須賀市民病院発が朝2便、そして佐島マリーナ入り口発が夕方1便、くだりが佐島マリーナ入り口行きが朝1便、横須賀市民病院行きが夕方~夜2便運行される。

運賃は1200円。回数券が3000円と5000円が設定されている。そして開業記念割引として今年いっぱい限りで往復券1000円、片道券700円の設定がなされている。さらに、京急バスグループの通勤定期券、あるいはふれあいパスを持参すれば片道200円割引となるらしい。運賃体系もやや複雑で、開業割引と定期券割引は併用可能なのかどうかなど、疑問点も浮き出る。

YCAT発の高速バスでみれば、お台場方面行き、幕張メッセ行き(臨時運行)など対東京方面行きバスは運行されているが、神奈川県内に向けたバスは設定されていなかった。そもそも横須賀西地区には高速バスは一本も乗り入れていなかったので、新しい形態の高速バスといえそうだ。

新設された背景には、この横須賀西地区ではマンションが建設されるなど人口は増えたが、最寄の駅まではバスで行かなくてはならず、横浜まで直通の交通手段が望まれたことがあるようだ。横須賀市民病院線は明らかに地元の横浜方面との通勤・通学需要を狙ったものだろう。しかしネックとなるのが定時性と運賃。経路は横浜横須賀道路と首都高速でそれほど込み合うことは無いだろうが、事故渋滞などの影響はまともに食らうだろう。また運賃面では、回数券の設定がなされているとはいえ、それでも電車と比べれば割高で、どこまで定期的な利用を確保できるかは未知数だ。

路線バスでは収益が望めないバス会社にとっては高速バスは命綱である。この新しい高速バスの成否はバス会社にとって大きな影響を及ぼすだろう。また交通不便住宅地域と大きなターミナル駅との直通バスは今後の新たなビジネスモデルとなりうる。その昔、旭区の若葉台地区と関内地区を結ぶ通勤用の直通バスが運行されてたというが、あいにく現在では廃止されている。定時性がやはりネックとなったようだが、この新路線でも定時性の確保は言うまでもないにしても、YCAT発着というメリットを生かして、羽田・成田方面リムジンバスとの接続など、顧客獲得に精進してもらいたい。

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