旅人

旅大好き 人生は旅よ
あと 何回行けるかな~

平山郁夫 シルクロード 美術館 ⑵

2016-06-17 | 趣味
今週の展示は「煌めく布 ー金更紗と金糸織」です。

クリシュナ図描絵金更紗(ピチァヴァイ)
紀元の女神クリシュナの象徴、カタンバの木と、クリシュナを探す乳搾りの女が描かれています。
ピチァヴァイとは、掛布のことで、ヒンドゥー教の本尊の背後に掛けます。背景の小さな花は、雨を表していて、この地の人にとって雨は大切なものということがわかります。







後、インドネシアの腰衣、など、展示されていました。

後、写真は不可だつたのてすが、シルクロードを旅する隊商の絵、アフガニスタン、フランス、トルコなどの絵巻も展示されていました。
平山郁夫が、シルクロード、バーミヤンに拘ったのは、アフガニスタン武装勢力 タリバンの石仏破壊に ありました。
ユネスコの調査団として 、石仏の保護、保存に力を入れていたことは、皆さんの知る通りです。

平山郁夫さんの奥様もお元気で、私達を見送ってくださいました。

平山郁男 シルクロード 美術館 ⑴

2016-06-16 | 趣味
しとしと梅雨冷めの中、小海線の甲斐小泉駅に近い、「平山郁男美術館」に出掛けました。シルクロードに関心を持つ人達との集いでした。

東西の文明が行き交ったシルクロード、私はその道を多く旅したいと思い、今年は、ウズベキスタン、モンゴルと2国に出掛けました。

この地に行ってみると、私達の生活の中に溶け込んでいる文明は、はっきりとこの道を通り、渡って来たものと納得してしまいます。他国に居る事を忘れてしまいそうです。

2004年7月にオープンした美術館は、その後、増築、改築の末今の姿になりました。


展示室1・ 絲綢之路 (しちゅうのみち)

パキスタン北西のガンダーラ地方の仏像の展示でした。


仏陀坐像 ガンダーラ 3〜4世紀
愛と智に満ちたお顔、ドレープの衣を纏い、座禅を組み、左手は 衣の一端を持智、静謐な佇まいです。


菩薩 立像 ガンダーラ 2〜3世紀
連珠や貴石で髪を飾り、耳飾り、腕輪、指輪、首飾り、などで全身飾り立てています。




ガンダーラには、多くのギリシャ人が移住しこの地の文化と融和して、多くの仏像が制作されました。

仏像とともに仏教が、東に、南に、広まって来たのがわかりました。





黒田清輝.安田靫彦展

2016-05-09 | 趣味

2つの美術館に出掛けました。東博で、近代絵画の巨匠 黒田清輝展。生誕150年の特別展でした。
黒田清輝が学んだ師 コラン、や、同時代のフランス絵画も特別展示されていました。《湖畔 》 《読書》

東京国立近代美術館で、安田靫彦展。歴史人物、場面を描き続けた画家です。《黄瀬川陣》.《王昭君》.《飛鳥の春の額田王》等100展以上の作品に出会えました。

お昼は築地で。



スプリングコンサート

2016-03-26 | 趣味
近くのK社さんの主催で、《アルパ》のコンサートがありました。
お誘いを受けいそいそと出掛けました。
アルパ奏者 藤枝 貴子さん。

演奏曲は


ハーブを小さくしたような、楽器に見えましたが、演奏が始まるとその音はハーブより力強く、音程も高く感じました。
爪も付けずに、これだけ弾いたら 指先はどんなになるのか、心配する程の力強い演奏でした。
編曲もご自分でなさるとか。普段聞きなれた曲ばかりでしたが、新しい曲に変身していました。
演奏も編曲も素晴らしいと思いました。

手作りのお食事、デザート、お茶付き。嬉しい心配りもありました。楽しい春の夜のひと時を、ありがとうこざいました。又お願い致します。

娘が語る 詩人・吉野弘

2016-03-06 | 趣味






詩人 吉野弘さんの御長女 久保田菜々子さんの講演に出掛けました。

戦中に、青春時代であった 吉野さんは 敗戦のお陰で入営を危うく免れた。が、その後に患った結核で療養生活に。厳しい時代を生きたから、生あるものに優しい眼差しを注ぎ詠ったのだな~!

私の好きな詩
・・・・ お父さんが お前にあげたいものは
健康と 自分を愛する心だ。

ひとが ひとでなくなるのは 自分を愛することをやめるときだ。

自分を愛することをやめるとき ひとは 他人を愛することをやめ 世界を見失ってしまう。

自分があるとき 他人があり 世界がある。

・・・・・(奈々子に より)


ボッティチェリ展

2016-02-08 | 趣味
日伊国交樹立150周年記念 ボッティチェリ展に行って来ました。
朝7時 深谷駅前からバスで出発。

高速道を走り上野 東京都美術館へ。雨の心配は無さそうでよかった。
1月28日は、大雪で、国博の兵馬俑展が、キャンセルになったので、又は嫌だなと心配でした。
上野の森に艶やかに咲く、八重の寒桜は見事でした。


都美術館正面入り口。エスカレーターで、B2に降りて鑑賞。



聖書の一場面 「東方三博士の礼拝」聖母の眼差し、が印象的でした。
メディチ家の人達と、本人ボッティチェリが右端手前に描かれています。



「書物の聖母 」 聖母子像の作品はこの他にも「バラ園の聖母」など展示。



今回 ボッティチェリ(1444~1510) の師、「フィリッポ・リッピ(1406~1469)」その息子「フィリッピーノ・リッピ(1457~1504)」の作品にも出会えてラッキ~でした。
師 フィリッポ・リッピ(愛情に満ちた可憐な聖母子像を描いています。
息子 フィリッピーノは、ボッティチェリと良きライバルの関係にあったようで、ボッティチェリの影響をも受けて、父より少し華やかさがみえました。

メディチ家があって、フィレンツェの絵画の華が見事に開いたのかな~、とも 感じました。

何時ものように 休館日の鑑賞なので、イヤホンガイドで解説を聴きながらゆっくりと鑑賞できました。


にてランチして帰途につきました。

満腹の1日になりました。



マリーローランサン

2015-12-16 | 趣味




近くにあるのになかなか行けない所って、ありますよね。
そんな所の一つ府中市美術館に、行きました。
都立府中の森公園の中にあります。2000年に設立、今年15周年になるのか!

マリーローランサンの作品70点余りの作品に出会えました。1883年パリに生まれ、1956年73歳の時パリの自宅で亡くなるまでの作品でした。こんなに纏めて彼女の作品に出会えたのは、勿論初めてです。しかも時代の流れと共に。
詩人アポリネールとの恋、ドゥランシー(ドイツ人)との結婚、離婚、晩年 に家政婦 シュザンヌ.モローを養女とし、生涯を終えます。その間に時代も第一次世界大戦、第ニ次世界大戦があります。ナチスには〈退廃芸術〉作品と言われたり、スペインに亡命するなど、時代の波にも翻弄された生涯でした。
私の 好きな作品は【接吻】です。

淡いピンク、ブルー、グレーの色遣い、愁いを帯びた風情の作品に、癒されて帰りました。

筆文字講座

2015-09-05 | 趣味
筆文字講座に参加しない?とお誘いがありました。
近くの、法人さんが ショールームで時たま気の利いた講座を開いてくださいます。



暫く筆にご縁がなかったな~ と気付き参加しました。
墨の懐かしい匂いに包まれたひと時でしたよ。



仕上がりは添付の如しです。家にいてボーッとしているより、なんぼ楽しい時間を過ごせたか、感謝です。




大英博物館展

2015-05-11 | 趣味
〔大英博物館展 100のモノが語る 世界の歴史〕と、唱っているとうり、700万点のコレクションの中から人類の歩みを物語る 100の作品が東京都美術館に展示されていました。

太古の石斧に始まり、宗教儀式の用品、生活用品、
など 時代を超えての、モノが 人類の営みを想像させてくれています。

出口近くにあった像に足が止まりました。

〈銃器で作られた『母』像〉



2011年 モザンビーク

内戦の激しかったモザンビークの芸術家が、各国から持ち込まれた武器を使い、平和を願って作られた作品でした。今の日本が考えねばならない事を辛辣に指摘しているように私には視えました。

恒例の、朝日新聞社主催の休館日の入場観覧に出掛けました。

法隆寺展

2014-06-16 | 趣味

昨日のサッカーは 残念な結果に終わりました。 でもまだ2戦あります。

テレビドラマではないけれど、逆転があります。期待しています。

今日は上野芸大での法隆寺展にでかけます。朝からのんびりバスに揺られています。

ではまた。

  明治22年開校。初代校長 岡倉天心

廃仏毀釈の時代を、変えようと天心達の努力を知りまし

国宝2点 毘沙門天立像・吉立像  重要文化財11点  菩薩立像他  多くの作品に出会えて

満ち足りた気分です。これらに出会える機会はとても少ないので。

  都庁北展望台より

  皇居前広場

17号から東北道に入り 湾岸道を経て都内の高速道と 、何時もと違うコースで

物珍しく、バスの 窓からの景色を楽しみました。 

 


明治工芸の 粋

2014-05-30 | 趣味

「アン展」を見終わり、店内でランチタイムを取りました。

脚の疲れも癒えたようなので、隣立の三井本館内にある 三井記念美術館に向かいました。

七階の 三井記念美術館展  特別展「明治工芸の粋」が目的です。

明治の廃刀令のあと 刀鍛冶師や伴う金工師、七宝、象牙、絵画、陶器、刺繍、、

に向かった職人達の、粋のこもった作品がずらり7室に展示されています。

安籐禄山、並河靖之、海野勝岷、、、、無名作家

安籐禄山の牙彫   竹の子に梅、   三茄子、   玉蜀黍、、、細かい写実に唸りました。

肉眼では、見えない技巧もありました。

これから行かれる方は、拡大鏡持参をおすすめします。

 

 


キトラ古墳!

2014-05-13 | 趣味

東京国立博物館 本館特別5室で  『キトラ古墳壁画』を鑑賞してきました。

昭和58年に、ファイバースコープによって、「玄武」の壁画が確認され 、

その後の 数回による調査の結果、墳丘の状態が 明らかになりました。

(キトラ古墳)と呼ばれるようになったのは、この古墳のある山を地元の人達が(キトラ)とよんでいたので命名されました。

古墳の調査は今後も続けられ、将来的には【明日香まるごと博物館】に成長させ、

日本の 歴史.文化.自然 を感じられる場所に 発展させたいと、いう 大きなビジョンを教えてもらいました

四神のうち、「朱雀」 「白虎」「玄武」が展示されていました。「青龍」はありませんでした。

12支は「子」と「丑」のみでした。あと出土品、へきがの複製陶板、壁画の模写、

天文図、日月像、調査のための道具などでした。

「朱雀」・・・南の方角の霊獣、五行思想に基ずく色は(朱・アカ)南壁にあり、石室を閉める役をしている。

「白虎」・・・西の方角の霊獣、色は(白)西壁にあり、力強い、勢いを感じる虎でした。

「玄武」・・・北の方角の霊獣、色は「黒」 北壁にあり、亀と蛇が絡みあった姿です。

                       不老長寿の仙薬を奪い合う姿でした。

「青龍」が無いのは残念だけれど、侵入した泥水で、図像が判明してないようです。。

解説では白虎と似ているそうです。展示場は、何時もよりだいぶ狭かったように思います。

石室は切石18枚を使っています。床石に4石、壁石に10石、天井に4石。

天井には、中央に 天文図、東西に、日・月があり、星の軌道が赤線で表示されていました。

発掘、調査、修理、保全に、30年経ちました。これからも、一層の整備、発展に

向かいます様にと思いながら、図録を求めて帰りました。

 


ピッティ宮 近代美術館

2014-03-20 | 趣味

イタリアのフィレンツェにある 「ピッティ宮 近代美術館」のコレクション が

群馬県立近代美術館で展示中です。終了時が迫って来たので、何はさて置き行ってきました。

小雨の中、静かな公園を抜けると、私一人? と思うほどしーんとしていました。

館内は、結構見学者がいましたが 皆自分の世界に入っているようで、私もガイドホーン

の解説を聞きながら、巡りました。

1室  19世紀前半のトスカーナで描かれた作品 ラファエロなど

2室  19世紀後半のトスカーナで活躍した「マッキアイオーリ」と呼ばれた画家達

        ジョバンニ・ファットーリなど

3室  フィレンツェに集まった画家達の作品(19・20世紀)ジョバンニ・コステッティなど

4室   イタリア全土の作品(20世紀)の作品  ジョルジョ・デ・キリコなど。

トスカーナ地方の、明るい空の色が印象的でした。