嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 



最近、自分の人生をおおかた諦めてしまっている。
ほんの数ヶ月前までは未来に対して希望を持っていたし、
堅実な努力もしていた。

しかし、自分が退職届を出して仕事を辞めたあたりから、
だいぶおかしくなってきている。

まず、一番におかしくなっているのは自分だと思う。
私は時々私自身の頭がおかしくなってきている事に気付くのだけど
それについて深く考えることを避けている。

心療内科や精神科に行くことも考えたが、
そんなことをしても時間の無駄だし、
そもそも薬やカウンセリングで治るとは到底思えない。
そもそも、医者なんか昔から信用していない。
これは自分の体質によるところもあるのだが、
昔から医者から出される薬を飲むたびに、
様々なアレルギー反応が出て、死にかけたり、発疹が出たり、
白内障になったり、意識障害になったりと、副作用の反応がやたらと酷かった。

僕は体質的に外にあるものを受け入れない。
考え方に関してもそうだ。

外からなんやかやと俺の生き方にケチをつける人が現れると、
向きになって相手を否定したり、
時には喧嘩になったりすることさえある。

そういう時は、ずっと長い間人間関係の痛みを、
後悔としてずるずるぐだぐだ引きずるのが俺流の懺悔なのだ。
罪の意識なんか、感じていないはずなのに。

今日、なんとなくムラムラと、
両親を金属バットで殴り倒している自分のイメージが湧いた。
最近両親に対して苛々していることの現れだろう。
理由は簡単で、事あるごとに働け働けと口うるさいからだ。
僕にもっと自信があれば、断固たる意志で、反対の決意を示したり、
口論したりするんだろうか。
両親と素手でとっくみあいの喧嘩をしたり、
親を殴ったりする姉が羨ましいとさえ感じる。

僕は歪んだ価値観と、自分の殻と、親から受け継いだ遺伝子と、
ガチガチにはめ込まれたへんてこな倫理観と道徳観念のせいで、
自分のやりたいことなんかやれないままに死んでいくのだ。
こうやってすべての問題を親のせいにしながら、
生を呪って死んでいくのが僕の生き方、そして僕の死に方なのだ。

なぜ、こんなにも家族の問題で僕が傷つくのか。
それらはすべて明白で、僕が家族の中で一番弱いからだ。
僕のメンタルが、家族の中で一番弱い。
だけど、こんなこと、人に相談したって何にもならない。
他の人間は、僕の家族と一緒に暮らさないし、同じ問題を共有できない。
僕を宥めることは出来ても、僕に嘘を教えることしか出来ない。
本質的には、僕の問題を解決出来ない。

そんなこと、最初から全部解ってる。
だから嫌なんだ。
それはもちろん、家族に対して持っている理想のイメージが強すぎることの裏返しでもあるし、
その願いが強いほどに、僕にその死神がほほえみながら呪いをかけるだけの
つたない行為だと知ってる。
本物の僕自身は、まだココには生まれてさえいない。

全くの他者と出会って、
全く考えもしなかった人生を新しく歩み出す時にしか、
輝かしい無抵抗で無垢で暴力的で異質な世界(現実)と対峙し、向き合い、克己する時にしか、
僕の未来は生まれないし、
そこに1%の可能性も生まれない。

僕は未来と向き合うことから逃げた。
他者の心と真っ直ぐに向き合うことは出来なかった。
僕の親にしたってそうだ。
心を信じることよりも、
愛を信じることよりも、
金と現実を積み上げることで不幸に突進してるのが親の生き様だ。
この哀れな醜い豚に、金属バットを振り下ろしたい衝動を
ぐっとこらえているのが僕の日常なんだ。

甘えだと知ってる
歪んだ愛だと知ってる
コンプレックスだと思ってる。

こんなちっぽけで矮小な世界、
さっさと壊して未来に踏み出せばいいのに。
僕の道徳観念が、僕をこの狭い箱庭に縛る。

違う家で育ったとしても、僕はきっと醜く育った。
どんなに善意にあふれた両親に育てられたとしても、
きっと僕は醜い魂を持って生まれた。
そう思えてならない。

自分が嫌いだ。
どうしようもないほどに、自分が醜くて嫌いだ。


コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )


« 迷子の果てに 革命の在り処 »
 
コメント
 
 
 
さて (才子)
2017-09-20 18:27:34
あなたが、私が何を主張しても、一切認めず、
「まず、親元を離れてから言え」
「親元で過保護にされ過ぎだ」
と言っていましたね

あなたにも同じ時期があったのに

そんなにもその時の自分が許せない、嫌っているから、
今の私も許せないのでしょう

でも、私は私以外、私じゃないの♫♪
昔の自分と重ねないで

全くの他者で異質なものだから

あなたの家族の事、あなたにしか分からない様に
私の家庭環境や家族の事も、私にしか分からない
 
 
 
そうだね。 (はにゃ)
2017-11-01 01:19:21
生きている人間

生かされている人間
その2つの間にある隔たりを乗り越えて欲しいっていう
願望が僕の中にある。
これは多分、大人のエゴなんだと思う。

子供の心で言えば
生きるかどうかさえ、まだ決めてないもん!
なんだけどね。

支える人間と支えられる人間がいるように
助けを求める人間と
救おうとする人間がいる
どっちかが強いわけじゃなくて
どちらも弱い人間が精一杯今日を生きているだけなんだけどね。

多分、僕の説教は思い上がりだね。
 
 
 
Unknown (はにゃ)
2019-08-10 02:06:22
似てるなー!
と、思ってしまう自意識の不思議。
多分、読解力のせい。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。