幸せをつかんだ保健所抑留犬たち ～グレース親子のその後～

４月８日、市内農村地区で捕獲し、保健所抑留犬扱いとなったメス犬と仔犬４頭。仔犬は、それぞれ譲渡先で可愛がられております。最近、お写真を送っていただきましたので、紹介させていただきます。

まずは、東京の世田谷でセレブな生活を送るコロ助（旧名ワトソン）です。



立派になって・・・



お顔は凛々しいけれど、座り方が・・・赤ちゃんですね



ご家族の皆様に可愛がられている様子が伝わってきます。Ｎ様、本当に有難うございます。コロ助君は、１８キロに成長しているそうです。ママ犬グレースが約２０キロです。本当に立派になって・・・感動しています。

これからも宜しくお願い致します。



こちらは、茨城県日立市在住のゆずちゃん（旧メアリー）です。動物大好き大家族の皆様に可愛がられています。



ものすごく弱虫で、１頭だけ顔も黒く、他の兄弟と違う行動をするので、虐められることもありましたが、大きく立派に成長しています。

１歳のお子さんがいらっしゃるご家庭なので心配しましたが、その１歳のお子さんがカリスマドッグトレーナーの素質をお持ちでした大らかなご家族の中で、弱虫だった仔犬も立派に育っているようです。

Ｋ様、本当に有難うございます。



こちらは、いわき市在住のエリちゃん（旧エリザベス）です。意外に気が強いのだそうです。一番身体が小さかったのですが・・・。



お邪魔した時は、破けていなかった障子・・・スイマセン。可愛がられているようですが、躾もシッカリとお願い致します。

Ｓ様、有難うございます。

あと１頭は、市内みさか地区在住ですが・・・写真が届きません。元気にしているようですが、写真を添付して送信するという技術的な問題？のようです。私が撮りに行った方が早いようですね

そして・・・ママ犬グレースの近況です。



番犬ではなく、愛玩犬を目指します！



昼間は、庭のドッグランで過ごします。



プール・・・には小さすぎましたが、水遊び用に容器を置いたのですが、水は苦手のようです。時々、自由に散策・・・というほどの広さではありませんが。



雨が降った時用に、小屋を置いています。一つは貸出用です。無事に不妊手術も終わり、怪我の治療も済ませ、身体も心も安定してきたようです。とても人懐こい性格です。夜は、室内のサークルで過ごしていますが、雷や花火が怖いらしく、興奮します。その都度、大きな体を抱きしめてあげています。こんなに怖がりなのに、一人で４頭の犬を育てていたグレース・・・立派なお母さんです。

４頭の新しい飼い主様、どうぞ仔犬たちを宜しくお願い致します。皆さまとのご縁に感謝しております。

５頭もの犬を保護し、譲渡先を探すまでの間、捕獲方法や健康面でのケアや・・・本当にお世話になった方がいます。



横浜ドッグレスキューの北浦様です。「幸せをつかんだ犬たち」の著者でもあります（図書館にあります）。長年、素晴らしい活動をされている北浦様の適切なアドバイスがなければ、無事に仔犬たちを送り出せたかどうか？大きくなった仔犬たちが今も我が家にいたのでは？と想像してしまいます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今後も、ご指導いただきたいと願っております。

有難うございました。

白河発地域猫活動の第一歩ゴミ屋敷掃除 ～早朝のゴミだし～

本日月曜日は、白河市の燃えるごみ回収日でした。このゴミの回収に関して、不法投棄などのトラブルの多い回収場所と、我が家の前のように問題ゼロの回収場所とあるのはどうしてでしょうか？ハッキリ申し上げれば、賃貸住宅の多い地域の回収場所では、分別もなく生ゴミもプラ容器も混じったゴミを時間外曜日外に出す家庭が多いように感じています。事実、私の自宅前の回収場所では、数年前に賃貸住居者が近隣にいた時に・・・悲惨な状況となり、通行者から証拠写真を添えて抗議を受けたこともあります。しかし、この賃貸住宅入居者も悪気があったわけではなく、早朝出勤するために、どうしてもカラスに荒らされてしまうのでした。毎回、私が掃除をしていましたが、当人に注意をすることもできずにいました。そして・・・いつの間にやら転居され、問題は解決しました。

長年住んでいる者は、ゴミだし以外のお付き合いもあるために、近隣に迷惑を掛けないようにと考える傾向があるのかもしれませんね。

さて、本日早朝６時、地域猫活動へ向けてトイレ設置のためのゴミ片付けをしている場所へゴミ出しに行きました。ゴミは先日袋にまとめておきましたので、定められた場所に出すだけですが、決められたことは守り、できる限り近隣にご迷惑をお掛けすることのないようにしたいと考えております。



今回は、伐採した枝や葉と腐ったダンボール等の燃えるごみ３袋でした。



誰かが猫たちに餌付けしたようです。餌を与えないでくださいという内容も含めた看板を設置しても・・・これです。全部、片付けてきました。

私が把握しているだけで、３名の市内住民が、この場所に餌付けに来ているようです。私には咎める権限もなく、ただ片づけをするだけでした。しかし、糞尿で困っている住民が、撒き散らされた餌＆虫を見たらどうでしょうか？猫がいるからだ！と猫が悪者になります。餌付け者３名の中の一人は、燃えるごみの前夜に餌を与えに回ると言っていました。猫がゴミを荒らさないように・・・との配慮だそうです。しかし、その配慮も虚しく、自分もゴミをまき散らし、猫に迷惑を掛ける結果となっています。

この餌付け者３名には、共通点があります。賃貸住宅及び市営住宅住まい＆猫の飼育経験有。男性１名女性２名。

この問題に関わってから、猫好きでありながら、問題を起こしている男性２名と話をしました。１名には怒鳴られ、殴られるのでは？と危険を感じました。１名は、猫の繁殖の話を勝手に始め、近親交尾の話をニヤニヤとするので、気味が悪くなりました。２名とも不妊去勢をしたくない様子。理解できません。この２名の共通点は、初老の独身男性という点。

野良猫の活動において、社会性を持つことは、非常に重要であると考えます。野良猫の側にばかり立つと、社会から距離を置く結果となり、結果として野良猫同様に社会の迷惑となる。社会参加し、社会の一員として、ボランティア活動をすることが大切です。これは、ＴＮＲと地域猫活動の違いであるかもしれませんね。

この餌付け行為に関して、どのような対応をするべきか、管理者・行政担当者にも相談をしながら検討していきたいと考えております。

何でも報告。何でも相談

さてさて、野良猫たちの不妊去勢を行った地域では、「今年は仔猫を見なかった！」とか「あの場所は野良猫が減ったね、こちらもお願いしたいんだけど・・・」等など効果を実感した方々からの嬉しい言葉をいただいております。

しかし、活動開始直後には、「増えた！」という苦情を一件いただきました。これに関して、猫の写真や病院の領収書（何月何日に何匹手術したのかわかる）をお見せしながら説明をする用意がありますが、そのチャンスはないままとなっています。間違った情報が流れると努力が無駄になりますので、ここでも写真入りで説明をしていきたいと考えております。

この野良猫繁殖地域を知ったのは、昨年１１月です。そして、１１月下旬には２０匹以上の野良猫の不妊去勢を済ませました。大怪我等が原因で戻せなかった猫もいますので、間違いなく減っています。この費用は、全額私が個人で支払っております。通常は、地域住民に説明をして負担を求めたいところですが、時間的な猶予はありませんでした。また、猫の多くは約１歳と若く（２，３カ月の仔猫も数匹いた）、１年前にＴＮＲしていれば、野良猫数も半分以下であったのです。

その後、体調が悪かった猫が姿を消すこともあります。確実に減っています。手術した猫には耳カットしてあります。



鼻黒メイサと言います。メスのオバサン猫です。懐いてはいませんが、毎日います。



マーブル・メスです。兄弟猫２匹が天国へ逝ってしまいました。



この猫も兄弟らしい。オスの次郎です。



サバトラとキジトラが多く、遠目だと・・・誰？耳カットは見えますね。



美人ですね～






手術した時は、仔猫でした。チャコ・メス。この猫の姉妹らしい猫が未手術です。仔猫のために、あまりに臆病で姿を現さなかったようですね。「増えた」のではなく、「隠れていた」のです。



これは新参者。オス猫です。



数々の武勇伝を持つのでしょう。この猫が現れると皆が逃げ出します。では、これは「増えた」のか？

違うでしょう。

彼女を探し歩いてるのでしょう。チャコの姉妹猫「ペコ」も妊娠する年頃です。若くて可愛い女の子がいるから来たのかもしれませんね。この場所に、未手術猫２匹・メスがいます。このように、通りすがりのオス猫が時々現れますが、元々は近隣の別場所で餌を食べているようです。すぐに姿を消します。

全員の不妊去勢をすれば、数はコントロールできるのです。

ですが、せっかくのご縁ですので、この百戦錬磨のブチ猫「ブッチー」も去勢しちゃいましょう