けさは3時半に目が覚めて、5時ごろからストレッチを始めて40分過ぎにようやく明るくなり始めたので走りに出た。外ではもうフォーの店が鍋から湯気を出して、幼稚園椅子に座って食べ始めているヒトもいる。道端カフェではおジョー達がほうきで落ち葉やら紙くずやらを、チリトリですくうんじゃなくて道路のほうに掃き出して、その場だけキレイになった歩道に椅子を並べようとしている。朝のハノイ。昼間よりは多少マシな町の表情だ。
走りだしてすぐに雨がポツリポツリと落ちてきて、湖の南側にまわったところで傘が必要なくらいに降りだした。オケツ振り振り体操のおバンやおジョーたちも大きな木の下で控えめにフリフリしていて、こりゃ1周で引き揚げるか、と思っていたら湖の北側では小降りになった。で、結局3周、5キロ。カラダの中の苦い毒汁がかなり外に出た。
会社に着いたら朝イチのお座敷が急にキャンセルになってココロにぽっかり穴があいたようなキモチ。ワタシってやっぱりお座敷イノチ。ソレでこんなの書いている。
でもってNew York Times Magazineにムラカミさんの記事が載っていたのでpdfにして保存。アサヒにも載っていたけど、いつになったらノーベル賞くれんだよ、みたいな顔写真がいい。記事は1Q84がアメリカで発売されて、ソレの書評というか、記者のエッセイというか、やたら長い。ま、軽く読んだ。
話はムラカミさんと一緒に1Q84のいろんな場面とか、神宮球場とかをまわりながらインタビューしていくもので、「考える人」でコレが最初で最後のインタビューと言ってたのに、ソレ以上の内容になっている。詳しくはジブンで読まないと。
この文章の題にしたのはタクシーの運転手が首都高の途中で降りる青豆さんに言った言葉の訳。
「・・ものごとは見かけと違います。」