老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

菅さんは辞めるべきではない。

2011-06-20 22:38:06 | ベトナム
シゴトを終えてニッポン料理屋でエネッチケー・プレミアムを見ながらビールを飲む。倒錯の世界がそこにはある。復興基本法が3か月かかってやっと成立したと。そんなに時間がかかったのは菅政権の責任であると。そこに避難住民のただ一人の声をかぶせる。もっと早くやってほしいですと。元通りの生活に戻してほしいですと。ソレも菅政権がダメだからと言うための材料として使われる。エネッチケーはこんなに時間がかかったのは野党、すなわちジミン党とうまく話し合い=談合しなかったからだという。住民のただ一人の声として、元の生活に戻してほしい、といっても、そんなことできるわけがないのは誰が見たって明らかだ。地震が起きたのは菅政権のせいでも何でもない。ないものねだりをしているわがままな避難者をひとり引っ張り出して、ソレがあたかも全避難民の声であるかのように見せる。まさに編集の力だ。ただ、避難民だってみんながみんなそんなわがままじゃないだろうに。

いま、エネッチケーや新潮や文春や、サンケイとかヨミウリとか、そういうジミン党のお抱えマスコミが一斉に菅さんに辞めろと言ってるのは、そしてソレに乗っかって、一部の民主党の政治屋やジミン党の親の七光のイシハラノブテルとか、ああいう、発言からしても明らかなように、原発推進派のモノらが、そして経団連とか、当然ながらカネもうけ優先のモノたちが菅さんに辞めろと言っているのは、菅さんがこのまま続けると、すべてが暴きだされ、これまで原発を進めてきた政治屋と財界のオバケのようなモノたちの巨悪が暴きだされることを恐れているからなのだ。

賢明なるニッポンのコクミンは今こそ、この菅さんを引きずり降ろそうという、世の中の大半のように見える動きが、実際はごく一部の、みずからの利益を守ろうとしている悪の根源たる、巨悪そのもののモノたちの死にモノ狂いのなりふり構わずのアガキだというコトを知るべきだ。
今菅さんが辞めたら太陽光発電の電力を東京電力が買い取る制度も闇に葬られるだろうし、原発はナニもなかったかのように再開されるだろう。そして被災地の復興は、ジミン党や一部の民主党政治屋に献金してきたゼネコンやその他のメーカーや不動産屋や、ソレによって巨額の利益を得ることのできる「業者」の利益のために計画されるだろう。
菅さんはソレを防ぐために、ある時はギリギリの妥協をして、ソレがたとえアラさがししか能のない売国マスコミの非難にさらされようとも、批判を一身に受けながらもクニのコトを考えて妥協してきたのだ。
今菅さんが辞めたら、それらはすべて泡となり、ソレ等クニを売って自らの利益を得ようとしているモノたちが手をたたいて喜ぶだけなのだ。
だから菅さんは辞めるべきではない。たとえ一部の意図をもった悪質な報道によっても、そしてそれを信じる愚かな、ジミン党政治が作り出したハクチ化したコクミンがソレに賛同しても、それらは真の国益を考えればアキラカに間違った行動なのだから、菅さんは辞めるべきではないのだ。