老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

ほたるぶくろ

2021-06-25 08:25:49 | 俳句練習帖
      


山路の散策は楽しく、心も身体も癒された。
たまには車を止めて、通り慣れた路を散策するのも良いものだ。

最初に気づいたのが、夏草に埋もれたお地蔵さま。
草が生い茂り、少し高台の場所にあるから、近くへは行けない。

     🎈     石仏にマスク夏至の日の斑ら

マスクをしている。
いつもは綺麗にお世話をする人がいるのだろう。整備もやっているに違いないようだが近づけぬ。

      

しばらく行くと歌碑らしいのもある。
句碑ならぬ歌碑だ。珍しいか?

   ※    はからす: この道くれ: め木:男木
              高松のみゆ なつかしきかな

市街地を見下ろす山中に草に埋もれながら、高松恋いの歌を詠んでいる。

    🐤     老鶯や眼下に瀬戸の海光る


ほたるぶくろを見つけた。
どなたにも見られることの無い、草に覆われた道の辺に。

     


     🌓    ほたるぶくろねぐらへ鳥の帰る列

     🌤    恋の文ほたるぶくろにしまひけり

又、少し歩くと今度は花擬宝珠。
良い匂いに気づくと、辺りは小さな紅い実が散乱をしている。
見上げると、やまももの大樹が。


      


            🎵     花ぎぼし嫁いだ姉の里帰り

      ♬     湧水に擬宝珠の花真つさかり  

      🎶     たとへれば擬宝珠の花のやうな母

      (^^♪    花ぎぼし風にあへかに彩かへる


まっ 俳句の練習だ。








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牡丹臭木

2021-06-24 10:01:50 | 俳句練習帖



山路の散歩をしていて、紅色花の毬をつけている木を見つけた。
初めての花だ。
さてさて何の花?

        

赤い毬の中で開きかけた白い花。
そうだ、この花弁は臭木の花に似ている。
家に帰って調べよっと⁉

      

花の近くに笹に隠れた佛さまの像が。
優しいお顔だ。

いつもは車で通り過ぎる山野辺の路。
車を停めて少し歩いていた時に出会った景。

路の眼下の森から夏鶯が。

外に出ればこんな良い環境で胸いっぱいに美味しい空気をすい、森林浴まで。
田舎暮らしなれど、郊外に出るともっと田舎をエンジョイする環境にある幸せを感じた。


帰って調べる。
何々、。。。ブロ友の「ちわきの俳句の部屋」のブログ記事が。。。
数年前に、ちわきさんがしっかりと書いておられた。
きれいな牡丹の冠を名にもらった ボタンクサギ だそうだ。
小さな花が臭木に似ていたから、臭木には間違いがない。

季語に無い花だ。
普通、臭木は秋の季語。
立ち位置がはっきりとし、名句もたくさん詠まれている。

季語無しの ボタンクサギ を俳句の練習台に。


     🌲     夏至の日の深山の牡丹臭木かな

     🌲     麓より老鶯牡丹臭木咲く

     🌲     黒揚羽山には山の愁ひあり

     🌲     蛾の得たる死に場所牡丹臭木咲く

           

     🌲     木下闇彩なす牡丹臭木かな


 
     🌲     山中にうどん屋の有りホトトギス

           

ああーー結社の句ではとおらない。


まあ、いつか参考にしようか⁉












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夜の散歩

2021-06-23 09:11:28 | 散歩の好きなシニア



夕食の終わった後、久しぶりに夜の散歩に。

明々と照明の陸上競技場へ。

    

走り幅跳びの練習風景。

     

二人の少女がスタートの練習。
立ってやっているのは何の競技?

       


体育館では棒高跳びの練習。
ここには、高跳びの棒が100本くらい保管されている。並んでいる。

     

二階の競技場を巡る歩道が私の散歩コース。
昨夜も沢山の人とすれ違った。

       

傍を電車が通る。
疎らに通勤客の座っている姿が見える。

競技場や体育館を見下ろしながら一周をするのに要する時間が14~5分。
私は二周がやっと。
昨年は唄を口づさみながら歩いた。
今年は杖をつき膝をかばいながら歩く。

時に5・7・5と指を折りながら歩く。

     🌜     ナイターの灯に着陸態勢の飛機

     🌜     ナイターや屋島颪を存分に

     🌝     ナイターの巨人戦爺は童ぞ(わんらべ)

月は隠れたまま。

     👘     こよなく好む甚平と古女房

     🎐      甚平の膝打ちテレビに上の空


こんなそんな句を連想しながら散歩をした。
 

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緑陰散策

2021-06-21 11:02:45 | 散歩の好きなシニア


足の調子が良いこともあり少し遠出の散歩に。

緑陰が恋しい30度の気温。
しかし散歩をするには持ってこいの日和と言えた。

      🌳     梅雨晴れ間樹々の匂にむせかえる

     🌲     緑陰の土やはらかな匂かな


樹々の匂いが咆哮をしている感じで胸が締め付けられる。


      

広場で家族連れが出来合いのゲームをやっている。
遠目には棒を丸く立て、その中に投げても投げても届かないような物を投げて競い合っている。

      🌲     緑陰の幸せ家族とこしへに 

      💺     木下闇子盗がゐさうぬるき風


       

潦があった。
ここは日当たり悪いから溜まった水がそのままに潦になったのだろう。


      ☔     老鶯や木の下影に潦



      
  

車前草が小径を覆っていた。
道の辺にも荒れた道の真ん中にも田舎ではよく見かける車前草だ。
子供の頃よく遊んだ。
葉を揉んでいると葉が二枚に分れる。
そして分れた口から空気を吹き込むと風船?のようになる記憶が。
赤い実は蛇苺。


      🍓      道ノ辺のおんばこ竹馬の友は今

      🍓      ままごと遊び敬遠されし蛇苺


薬のおかげで今は小康状態の足の膝。
散歩が叶いうれしかった。


           
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 🌂     日傘

2021-06-20 17:24:21 | シニア

        

白い額あじさいに青い虫が。
この緑色をした虫は何とも耐えがたい匂いを発する。
しかし、花に止まっていると思わず写真に、そんなそんな昼さがり。


      

この一週間くらいに作った物。
紫の小袋は、最初はアクセサリーを入れようと思ったけれど、薬入れにちょうど良い。
舌禍状の薬を入れて枕元の机の引き出しに入れてっおけばよい。

三日前には団扇を作る。

団扇の骨を買っていたのに麻の涼しそうな生地を貼った。

ぼちぼちと手芸にも励んでいるらしい?私だ。

そして、昨日仕上がったのが、日傘。
     




又、老人向きの模様の傘?
日傘のキットを買って作った。
涼しそうな母が着ていた夏ウールの着物リメイク。
お天とうさまに住んでいる母がクルクル回す日傘を見て落っこちないように。

差し心地の良い母を想い出す日傘が出来た。


     ⁑     風涼し銀梅花の銀の蕊くゆる

           ✡     泰山木見れば飢餓感わき出づる

     🌳     緑陰や幸福度満点の二人


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