(講談社の四季花ごよみ)
又、ラジオ深夜便の花言葉を聴く。
昨夜は床につくのが早かった。であるから早く目が覚めた。
今日の花は 「忍冬」
忍冬は向こうの家のお隣さんに咲いている。
写真だって向こうに住んでいれば、スリッパ履きですぐに写せるのに。
忍冬の良き匂い。
この匂いがすれば家がもうすぐだと思いつつ坂道を登ったものだ。
🌼 吸葛夢の中まで匂ひけり
ラジオを聞きながら、とっさに浮かんだ。
(朝日新聞社 季寄せ)
歳時記からお借りした二様。
☆ 蚊の声す忍冬の花散るたびに 蕪村
この例句だけ両方の歳時記に載っていた。
白雄の句には くまで の言葉が。
若い人や都会の人は実物を使用したことなど無いだろうと思いつつ読んだ。
☆ 抱卵のくらがりに垂れすいかずら 岩崎嘉子
鳩の抱卵、海亀の抱卵、最近はこれらを句にせんとした。
海亀の産卵を見に行った時。夜中の闇の中で涙を流しながら🐢が卵を産むのを見た。
近くの海岸に忍冬の花が咲いていて匂うののだ。
私の場合は、翌朝🐢が卵を産んだ浜辺で海桐の花を見た。
辺りまで匂う花ではなかった。
☆ 忍冬の花のこぼせる言葉かな 後藤比奈夫
例句の中で心をひかれた句が比奈夫の句。
昨日は向こうの家の野良猫に夫が餌をやりに行った。
明日は私も一緒に行こう。
お隣の忍冬の花が咲いていれば良いのだが。
🌸 忍冬照る日曇る日良き匂ひ
🌸 忍冬の花坂道は行止まり