まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

とっぷりと 暮れて蓮の葉 水の底

2009年11月16日 | 日常
 で・・、今朝も6時半に起きて・・帰る支度をしなくては・・。燃えるゴミは燃やして・・。生ゴミはコンポストに投げ込んで・・。お風呂のお湯は捨てて・・。

 その合間にすばやく朝食を・・。昨日の文化祭の巻き寿司とかを食べ・・インスタントのお味噌汁を飲んで・・。

 ノートPCとかをすばやくバッグに収納して・・忘れ物がないかを確認しながら・・簡単にお掃除をすませ・・。

 

 刈り残った部分が気になってしまう・・。この続きを早く片づけてしまわねば・・・。そんなことしてたら・・家の周囲すべてをきれいに刈り取ってしまうことになってしまうしね・・。

 ま、ほどほどにして・・8時過ぎに我が家を出て・・8時半のフェリーに乗ってさぬき広島を出る・・。

 

 この時間帯にフェリーに乗っている人は多い。病院に行く人、買い物に出る人、会合に出る人・・、お仕事に戻る人・・。月曜日の朝の九時過ぎだからね・・。それぞれの予定があって・・、島を出ていく・・。私もその一人・・。

 

 私は・・この日は・・14時からお坊さんの会があるもので、それに合わせて島を出た・・。途中で・・お昼のおうどんを食べた・・。時期的には・・「しっぽくうどん」がおいしいと思う・・。

 

 ところがだ・・。お肉が固い・・。お出汁がうすい・・。麺がやわらかい・・。だから・・あえてお店の名前は公表しない・・。十一時少し前だったから・・準備不足だったのかな?通常は・・おいしいおうどんのお店なんだけれどもね。

 とろり・・とした濃厚さがなくてさっぱりとした淡白な味・・。それも時にはいいのだけれど。これで・・430円。一般店なんだけれど・・。

 

 お昼から・・組長(そちょう=エリア長)のお寺で、お坊さんの年会費の徴収があるので、それに出席。お坊さん組合の組合費かな・・。だから・・大きなお寺の住職さんクラスになると・・相当な金額になるみたい・・。お寺によると、家族で僧侶だから・・四人とか五人とかの年会費になると・・「・・んじゅうまん」にもなるみたい。私みたいな最下級でも・・こんな金額になるんだからね・・。

 ここんとこ・・船舶言検査・船舶操縦士免許更新・お坊さん年会費・・と、物入りばかりだね・・・。その割に・・・年金はまだ入らないし・・・。

 

 で・・安く買った・・IBM(インターナショナル・ビジネス・マシンの略)のマシンをインストールして、LANにつないでWEBやメールに接続できるようになった。これで・・マシン室に三台、書斎に一台の計四台がLANで結ばれるようになった。使うのは・・私ひとりなんだけれど・・。サブ・マシンってわけだな。

 こうなると・・サーバーが必要になってきたし、無線LAN接続のプリンターも欲しいよね・・・。でもなぁ・・。我が家でも・・「事業仕訳」が厳しいからな。

 この週末は・・島で草刈りと・・塩飽本島での笠島町並みふれあいまつり。そのつぎの次が・・神戸での「佐柳ふるさとの会」だしね・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

役済んで 夜の布団の 肌寒さ

2009年11月15日 | 自然
 で・・朝の七時に朝食を食べて・・八時から会場準備・・・。テントを並べたり机を並べたり・・・。バザーの準備が本格化する。食材を運びこむ人、並べる人・・。それぞれのパート・パートがきちんと動いていく・・。水を運ぶ人、お湯を沸かす準備をする人・お湯を沸かす人・・・。

 焼き鳥チームなぞは木炭から・・火をおこすために「コクバ」という・・松の落ち葉まで袋に詰めて運びこむ。薪とか炭とか・・・。それとか・・作業用に・・「床几:しょうぎ」という・・たたみ一畳分ほどの低い木製の台とか・・。

 

 段取りがいいというか、準備万端ちゅうか・・、うどんはうどんチーム、お寿司はお寿司チームと・・、集落ごとに分担が決まっているらしい。ビールや日本酒は「市井」、焼き鳥は「茂浦」、うどんは「江の浦」、おでんは「釜の越」とかと・・。長い間にできたルールみたい・・。天ぷらチーム、お寿司チームと・・それぞれの集落ごとに運営しているみたい・・。

 

 で・・、体育館が文化祭の会場・・。今は小学生が一人だけだから、体育館もほとんど使っていないみたい。来春にはその子も卒業してしまい・・小学校は休校。中学校は廃校になるらしい・・。もし、小学生が入ってきたりすると、「広島小中学校」として、小学校部分を使うみたい・・。

 中学校の施設を・・今後・・どうして行くのかが・・島の課題になるらしい。

 

 で・・、これが・・私の展示コーナー。島のどこに・・咸臨丸に乗った水夫の誰のお墓があるのかを表示して展示してある。テーブルの上には、私の作った本が展示してあって、無料で配布するようにしてある・・。興味のある方はご自由にお持ちください・・みたいに。自治会長さんがそうして欲しいというもんだから・・。

 

 これは・・来賓の某県議さんが、私の本を熱心に読んでいるところ・・。けっこう、興味のある方もおいでたようで・・。いろんな方から・・本が欲しいとか、お墓の説明をしてほしいとか・・、中には大阪からおいでた方が・・「ぜひ、あなたに一度お会いしたくて・・」などという方までおられて・・。

 

 これは小学校による・・音楽の演奏・・。小学生一人に先生が四人・・。こういう風景も今年が最後らしい。

 

 これはご婦人たちによる・・「シンデレラ姫」の寸劇の「新デレデレ・ら姫・・。これには会場からも大爆笑が・・・。それとか落語も本格的な古典落語が演じられたけれど、少し難しいからわからない。いうちゃなんだけれど、「学芸会」みたいな雰囲気・・。

 

 バザーのおうどんを食べ・・缶ビールや日本酒をいただいて・・夕食用におでんを二人分と野菜の天ぷらとかを買って・・。午後二時からは・・早くも閉会して、お片づけ・・・。フェリーの時間とかがあるもので、みんな早々にお片づけ・・。

 三十分ほどで・・すばやく片づけて・・お掃除も済ませ・・テントも片づけて・・バイバイ・・と、みんなは帰っていく・・。せっかく建てたテントもあっという間に解体されて倉庫に片づけられてしまって・・。

 で・・我が家に帰ってみると・・・

 

 これまた・・・きれいに片づけられていて・・・。「ここは我が家のものだから、そのままにしておいてください・・」というたのに・・。

 こんなにきれいにされてしまうと、我が家部分の雑草の緑の伸び方が気になってしまって・・・この週末にはまたしても島に帰って草刈りをしなければ・・・と思ってしまう・・。

 そんなこんなで・・この日は島にお泊り・・。またしても・・自治会長さんと「反省会」・・・。島の夜はゆったりと・・過ぎてしまうのでありました・・。

じゃぁ、また。


秋暮れて 山のカラスの 戻る空

2009年11月14日 | 自然
 土曜日の朝・・・七時過ぎに我が家を出て・・一路・・丸亀へと向かう。土曜日の朝だから・・車は少ない・・。

 で・・丸亀港発九時半のフェリーに乗り込んでさぬき広島に向かった・・。いつもと同じような島への里帰りだ。船に乗っている顔ぶれもいつもと同じようなもの・・。

 ところが・・島に着いて少し慌てた・・。島の軽トラのキーを忘れてきた。忘れてきたと言うことは・・・島の家のカギも忘れたってことだ・・。

 

 で・・仕方がないから・・とことこと・・展示用の資料を提げて歩いていたら・・、丸亀市役所の車が停まって、「乗っていきませんか・・」と言うてくれた。島のコミュニティーセンターの支所長さんと、市役所の部長さんだ・・。あの・・ボランティアの草刈り部隊・・・。それに載せてもらって我が家まで。

 部長さんは・・我が家の隣の沼を埋めたてた空き地の草刈りらしい・・。お休みなのにごくろうさんやね・・。

  

 で・・家のカギを忘れた場合用に・・とあるある場所に緊急用のカギがあり、非常用に入れるようにしてある。そこから我が家に入って・・着替えて・・小中学校へ・・。島の文化祭の準備・・。島では・・「ふれあいまつり」というてるらしい。島用の軽トラのカギも非常用に置いてある・・。

 午前中は・・舞台作りやら展示会場の設営・・。毎年のことやから・・みんな手なれたもの・・。小さなパーツを組み合わせて行って・・芸能部門の舞台作りやら幕とか看板の設営と・・手際がいい・・。

 

 一方・・展示会場の設営は・・また違う集落の人たちが手際よくパネルを並べていく・・。御婦人たちは・・お花を飾りつけたり・・会場の整理とか・・。

 運動場では・・バザー用のテント立て、テント張り・・。これも・・男性陣がてきぱきと効率よく仕上げていく・・。

 昼食後は・・展示物の搬入やら展示ほか・・。

 

 御婦人たちの手芸作品とか絵手紙作品とか・・。これは木彫による仏像彫刻。島の油屋さんが毎年出している仏像群の中の一つ・・。

 

 私も「さぬき広島にある咸臨丸乗組員のお墓」ということで、模造紙一枚分にまとめたものを掲示し、「咸臨丸と塩飽諸島」という本と、「広島の民俗と歴史」という本を展示した・・・。

 

 島の人口もめっきりと減ったけれど、それでも・・島に戻ってきて手伝ってくれる若者もいるし、とにかく・・島中の人たちが集まって来て・・・会場準備・・・。島でのトライアスロン大会がなくなったから、これが島一番の大イベントになるかもしれないなぁ・・。

 

 そんなんで・・・日が暮れてしまった・・土曜日になったです・・。

じゃぁ、また。

紅葉見て むかしばなしの おもしろさ

2009年11月13日 | 日常
 今日は・・小型船舶操縦士免許の更新の手続きだった・・。私の免許は・・来年の八月中旬まであるのに、代書屋さん(海事事務所など)が勝手というか、任意に手続きを請け負うみたいなことで、早くも更新手続きになった。同じ日に免許を取った弟なんぞには・・全く・・案内が来ないのだとか・・。そのあたりの事情がよくわからない・・。

 

 で・・屋島の潟元駅近くのJEISの高松海技専門学校・・という所で更新手続きがあった・・。書類の一切は行政書士というか海事事務所がやってくれる・・。向こうさんもその手続き料でもうけているみたい。自分で・・国土交通省とかに手続きする人も何人かはいるみたい・・。プロの漁師さんかなぁ・・。それとか・・フェリー会社なんかの関係者とか・・。ほとんどは・・代書屋さんにお願いするみたい。

 

 で・・、更新手続きというのがこういう次第・・。

 後ろから・・名前を呼ばれて返事をして立ち上がったら、「聴力はOK」、「身体能力は適正」・・・みたいに。問診は・・「身体は大丈夫ですか」「はい」で・・OK・・みたいに。ま、普通に歩けておれば問題はないようなものか。

 視力検査がね。普通は・・「C」の、どこが開いてるか・・って聞くじゃないですか。右・・とか・・上・・とか。ここの場合は・・数字が書いてあって、上が「1」右が「3」下が「5」左が「7」。その間に・・・偶数があるんだけれど、そこは使わない・・。 で・・、上だと・・「1」、右だと・・「3」って、答える訳。わかりやすいよね。奇数しかないし、「1」の次は・・「3」。目を代えて・・ そこを・・順繰りに・・1・3・5・7・・の順番で回すだけ・・。それでも見えない人は・・要検査・・。

 

 その後は・・教本に従って法令の改正点とか注意点とかの説明・・。その後は・・30分程度のビデオを見る・・。海難事故の問題点とか原因とか・・。

 

 あの・・自動車の免許の更新手続きと似たようなもんだね・・。あと・・、海上保安庁の係官の講話・・。救命胴衣着用と携帯電話の防水カバーのお話とか・・。

 

 これが最近のライフジャケット。薄くて軽くて・・まるで・・えりまきみたいなもの。でも、これが国産で・・18,000円ほど。外国製になると3万円もするみたい・・。普段は薄くて軽いんだけれど、海に落ちると、センサーが働いて、ガスが膨張して・・救命胴衣の浮き輪になるというもの・・。一度、膨張しても、ガスボンベとセンサーとかを交換すればいいんだって・・。その部品の交換が3,000円程度らしい・・。

 携帯電話の防水カバーも・・6,000円もするんだけれど、でも、一度、水につかってしまうと・・何万円もがパーになってしまうんだからね・・。多少の投資はやむを得ないかもね・・。命を支えるものだからね・・。

 

 でも・・普通は・・艇に装備されているオレンジ色の救命胴衣で十分。携帯電話もねぇ・・、あのカバーて、案外と使いづらい・・。もっとしなやかなものでカバーできないものかな・・。

 

 で・・朝の間だけれど、マシン室のFMVのディスプレーが焼き付けを起こして・・使用に耐えなくなったもので、安いディスプレーがないかなぁと・・あちこちの量販店を見て回ったんだけれど・・。

 新品のディスプレーは高いし・・と、いろいろ探していたらば、中古の画面があった・・・。8000円ほどだったが、その近くに・・セットの中古で・・18,000円のIBMのマシンがあった・・。ディスプレーだけでも使えるかなぁと、それを買った・・。CPUもちゃんと動いた・・。XPがちゃんと搭載されていた・・・。

 島から戻って・・ちゃんとしたインストールをしようと思う・・。

 

 今日は・・屋島西町の・・「うどん馬鹿一代 かしむら」というお店に行った。一度はお邪魔したいなぁと思いつつ・・定休日だとか、満車だとかで・・今まで行ったことのないお店。

 一応・・「セルフ」ですとは書いてあるが、お店に入って・・奥のカウンターで注文して・・席で待つ・・。できたら呼ばれて受け取って食べて・・返却して会計をするという・・変則超プチセルフ・・・。

 

 で・・時期的に・・「しっぽくうどん小」をお願いした・・。で、出てきたのがこれだ・・。なんというおおまかな野菜の切り方・・・。里芋なんぞ・・お餅かと思うような大きさだ・・。「お餅は勘弁してよね・・」と思いながら・・食べていると、それが次第に溶けていく・・。なんじゃらほい・・と思っていると里芋で・・それがやがてには姿を消してしまった・・。溶けてしまったんやろうね・・。すごい技だわ・・。

 それに・・麺がすごい・・。まるで生ゴムみたいな感じで変だったけれど、それが快感にかわっていく・・。こんなおうどんは初めて・・・。

 ま、今日はいろんなことがあったです。で、明日からはさぬき広島での文化祭。月曜日には戻ってきますので・・。

じゃぁ、また、来週、会えるといいね・・。

 


黄の衣 みんなが高野の 僧となり

2009年11月12日 | 自然
 今日・・、ご近所の門先に・・国旗が掲げられていた・・・。

 「はて、今日は・・なんの休日だかな、なんの旗日なんかなぁ・・」と調べてみたが・・何もなかった・・。今日は祭日でも休日でもない・・・。たぶん・・、今上天皇の即位20周年・・の意味であったのだろうと思う・・・。

 思うが・・ご丁寧な人たちだなぁと・・。こういう人たちがいて、日本文化は守り続けられていくのだろうなぁと思った・・。

 

 テレビを見るまでは・・「天皇即位20周年」なんてことは知る由もなかった・・・。律儀な人が、懸命に・・日本文化を守り伝えていくのだなぁと思った・・・。私たちが知っていようと、知らないでいようとも・・。

 たぶん・・、この私が何も知らずに生きてるだけの話なんだとは思うのだけれど・・。

 

 私にしてみれば・・、「かけうどん小」が180円で、チクワの天ぷらが100円で、都合・・280円の昼食のうどんだった・・ということのほうが大切なこと。それを日記帳に書いておかないと、今日の記憶が消えてしまうようになって。

 

 私たちの生活とはまるきり違うステージで、日本の歴史は動いているんだね・・。あの・・「水戸黄門」のドラマとか・・「必殺仕掛人」のドラマみたいなもので、それを見ようが見まいが・・関係なく・・日常が終わって行くみたいなもので、「天皇即位20周年」が過ぎて行く・・・。

  
 
 あの頃・・・。今のようなインターネットはなくて、「パソコン通信」というものを立ち上げた時期で・・・、300ボーとか1200bpsとかという通信速度で、パソコン同士が会話を始めた時期だった・・。

 私の職場で・・「オリーブネット」というホストシステムを構築して運用を始めて間もなく・・・「昭和天皇崩御」などというニュースで大騒ぎになった・・。

 

 ホストシステムで使われている年号を改定しなければならないとかで。「昭和」から・・次の・・なんたらという「元号」に修正するには、どの行のどの構文を変更するのか、その引き数はどこに影響するのか・・みたいなことで大騒ぎになった。

 会員登録の・・「昭和XX年」を・・「平成OO年」に変更すれば、どのような構文で・・その計算式を引きずっていくのか。その差をどこで修正するのか・・みたいなことやったかな・・。昭和の引いてきた数値に「平成」の持ってきた変数を足して記憶して計算するみたいなことやったかな・・。記憶がうろ覚え現象・・。

 

 あれから・・・20年か・・。遠い過去だなぁと思う・・。あのころは・・文字通り・・「通信」という二字に命をかけて働いていたんだなぁと思う・・。

 「われら、われらは・・運ぶ。愛やまことを・・・」みたいなことを夢みていたのだと思う・・。

 

 でも、人生はらせん階段・・・。右に行ったり左に行ったりしながら・・同じところをぐるぐると回っているのかも・・・。あ、あの床屋さんの看板みたいに・・上に上にと・・・上っているようだけれど、その実は・・、同じ場所をぐるぐると回っているだけだったりして・・・。

 右往左往はするのだけれど、とどのつまりは・・同じ場所で地団太踏んでいるばかりだったりして・・・。そんなものかも人生は・・・。

 

 さて、明日は・・「小型船舶操縦士免許」「二級・特殊」の更新手続きだな。忘れずに起きて行かなくちゃ・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

緋のもみじ 南無阿弥陀仏は この通り

2009年11月12日 | 自然
 肌寒く・・・どんよりと曇ったまんまの一日になった・・。

 午前中はマシン室や・・事務所(?)のお掃除や片づけ・・。ゴミ箱もいっぱいになっていたし、しばらく掃除機もかけていなかったかも・・。机の周辺にはいつの間にか雑誌や参考書が山積みになってきているし・・。

 

 昼前に郵便局に行って・・定期貯金を一部引き出して・・普通貯金に移しておく。明日は・・船舶免許の更新手続きで・・一万円弱の出費。週末はさぬき広島に出かけるし、週明けには僧侶賦課金の集金・・。それが・・十万円弱。ま、お坊さんの会費というか、組合費みたいなものだかね・・。年末が近くなって、なんだかんだと・・大変だね。

 で・・・、お昼のおうどんを食べた後で、電機屋さんをのぞいてきたんだけれど、薄くて軽くて使いやすいものを・・と、いろいろなコンパクトデジカメをいじってきたんだけれど、帯に短し、タスキに長し・・。壊れた・・「IXY:イキシー」の後継機種は厚みがましてるだけで・・面白みがないしなぁ・・などと。

 

 で・・、あれこれと見比べていると・・、今、使っている「EXILIM」って、いいカメラじゃないかと思うようになって・・。画素数だって、10.1メガピクセルだしね。これだけ・・写るんだから・・、もう少し我慢してみるか・・なんて。もっとも、ここに掲載するには画素数を落として、480*360ピクセルに縮小してるんだけれど、撮影時は・・一眼レフと同じようなもので写してるんだけれど。

 

 で・・四国霊場88番札所の大窪寺に行ってきた・・。本堂前境内の大きなイチョウの木は、多くが風で散らされてしまったようで、おじさんが黄色いじゅうたんを掃き集めていた・・。たくさんのカメラマンが悔しがっていたけれど、仕方がないわな・・。

 

 今日は曇っていたせいもあったかもしれないけれど、デジイチ(デジタル一眼レフ)を提げた中年夫婦が多いこと・多いこと・・・。三脚を開いて・・「天気が悪いから色が落ちるなぁ・・」などと・・。こういう時期だから・・お遍路さんもコンデジ(コンパクトデジカメ)片手にお参りしてはる・・。携帯電話をかざしている若者も多い・・。

 

 この時期では・・私のようにお参りではなくて、もみじやイチョウ狙いのカメラマンのほうが圧倒的に多くなる・・。坊さんのくせに・・お大師堂にも本堂にもお参りもせずに、お線香もあげず、お経もあげずに・・カメラを振り回すだけなんだから・・不信心なものだね。ま、「阿弥陀一仏尊崇」というポリシーだけは忘れないから大丈夫・・・。

 

 ここにはたくさんのモミジがあって、気温差があるものか、太陽光線の加減なのか、さまざまな色がグラデーションを見せてくれて、見る場所、見る高さ、見る方向などで、さまざまな紅葉のありさまを見せてくれる・・。

 

 時期的にはどうなんだろうか・・。もう少し・・紅葉が楽しめるのかな。まだまだ緑のモミジも残ってはいるのだけれど、緋から・・紫に見えているものもあるし・・。ここしばらくは・・天候も安定しないらしいし・・。

 さぬき広島から戻って来て、もう一度来てみても・・大丈夫かな・・。

 

 ま・・、たくさんの画像の中から・・・任意の画像を選んだだけなんだけれど、大窪寺は・・まっかなモミジに包まれた世界だった・・・。

 お天気がもう少しよければ、もう少し・・きれいな紅葉がみられたんだろうけれど、それがこの娑婆のありさまだわね・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。 

蓑虫が 住み着いている 不動庵

2009年11月11日 | 自然
 今日も朝から雨になった・・。だから・・朝のお散歩もポチの散歩もお休みになった・・。あのポチ(本当は・・ゴンっていうんだけれど、ポチでもゴンでも太郎でも同じようなものだから・・)本人(?)もそれで納得して返事をするんだから・・。ポチも雨は苦手だから・・犬小屋の中で身動きさえしない・・。

 で・・、今日は娘んちのお留守番の日だったもので・・久々に高松の県立図書館に寄ってみた・・。小雨の降る中・・傘を差して・・図書館に行った・・。でっかい建物だから・・歩いても・・歩いても・・駐車場から・・玄関までが遠い・・・。

 

 で・・これまた・・「思いつき」で・・「妙好人・・」関係の本を五冊借りた。妙好人・・ていうのは・・すぐれた念仏者・・みたいなことだろうか。「白蓮華」「ふんだりけ」・・・。汚れた泥の中でも清楚に汚れずに花を咲かせる純粋さ・・・。文字も読めない、学問もない・・、それでいて・・仏教とは何か・・みたいなことを悟った人・・。そういう人の伝記みたいなものだ。

 そうそう・・讃岐では、うちのお寺の「庄松:しょうま」さんが特に有名なことだけれど。そういう人について書いてある本を借りてきた・・。

 

 「読書の秋だからなぁ・・」と思ったのだけれど、時期的には・・読書の秋は終わってしまっているのかも知れない・・。だから・・、たぶん・・何も読まずに返却してしまうんだろうと思う・・。泥まみれの私だね・・。

 で・・、今日のお昼は・・その近くの・・「たも屋林店」・・。

 

 しっぽくうどんを食べようと思ったのに、目の前のメニューにそれがない・・。仕方がないので、普通の「かけ小」を頼んだけれど、壁面には・・「しっぽくうどん(小)350円というチラシが・・。しまった、しまった、島倉千代子・・。参った、参った・・、マイケルジャクソン・・。こんなはずではなかったのに。

 

 これで・・かけ小(180円)+野菜かきあげ天(100円)の280円。しまったなぁ・・。しっぽくうどんが心残りになってしまったなぁ。

 そうは言うても、今生の別れでもないし、これで最後の機会でもないので、そんなに悲観をするほどのものでもない・・。たかがうどんじゃないか・・。とはいうもの・・、されど、うどんだしね。

 逢いたい人に会いにいったのに、お店に見えないからと・・別のお姉さんに注文をしたらば・・、すぐ横に・・逢いたい人がいたのに・・・。みたいな気分かね・・。なんだか悔しいと思う気持ち・・。

 

 お店の片隅で・・シーサーだか狛犬だかが・・「そら、見たことか、がははは!」と笑いこけている・・。全く・・こしゃくなやつめ。

 

 うちの奥様にはまだ・・内緒だけれど。先日、島で・・コンパクトデジカメの「IXY:イキシー」というカメラが燃えて動かなくなった。今は・・「EXLIM」というCASIOのコンパクトデジカメを使っているんだが、これが相性が悪い・・。使い勝手が悪い・・。贅沢な悩みなんだけれど。

 それに・・、デスクトップの富士通のFMVのディスプレーが動かなくなった。画面が表示されなくなった・・。

 なんだかんだで・・10万円の緊急融資をお願いしたいなぁと・・。まぁ、今日、少しばかりはお話して・・仮決済はもらったけれど。それに・・お寺の年会費とか寄付金とかで・・・10万円ほど・・。

 

 で・・、明日、郵便局に行ってこようと思うのだけれど・・。明後日には、船舶操縦士免許の更新日。土曜日はさぬき広島の文化祭の会場準備。日曜日が文化祭の当日で展示と説明と・・その後の後片付け・・。月曜の朝に戻って、午後からはお寺さんの年会費の徴収日・・・。この週末もわやわや・・・になりそう。

 あ、今日、ラジオでこんなことを言うてた・・。

 「伊勢は 津 で持つ 津は 伊勢で持つ 貧乏所帯は かか(嫁)で持つ」

 あ・・、昔の人は・・ええこというてるなぁ・・・て。

 

 菊の花のキリンたちが・・

 「え? なんか、言うた?・・・」

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

 

雨に濡れ 山茶花の花 すずめのこ

2009年11月10日 | 自然
 今日は朝から雨になった・・。午後からは激しい雨になって一日中・・・室内にいるしかない・・。

 だから・・島の文化祭用の展示資料作りをやってみた・・。まだ・・時間があるし・・とか、写真を張りつけると・・持ち運びに困るかなぁと思いながら・・・。
折り曲げると汚くなるし、模造紙そのままでは持ち運べないし・・。

  

 デジカメで撮ったものをプリンターで印刷し、先年に作った咸臨丸の資料から、広島出身の水夫の資料を選び出し、字を大きくして再印刷して・・切り取って張りつける・・・みたいな作業。

 小学生の時に作った「壁新聞」みたいな作品・・・。アイディアもレイアウトも設計図もない・・。ただ・・思い付きで写真や文字を切り抜いては並べてみて、「ま、これでいいか・・」みたいにして張りつけて行く・・。

 

 で・・、今日のお昼もおうどんだった・・。町内にある「杉本」というセルフサービスのお店に寄った。ここは・・11月になったら「しっぽくうどん」を始めるから・・と聞いていたので、ようやくに・・ここに来ることができた。しばらく・・さぬき広島に行ってたものな・・。

 この時期には・・少しばかり晴れ間がでていたんだな・・。久々に来たら・・のれんが新しくなっているし、菊の花が並べられて秋らしくなっている。

 

 こういう・・おうどんになれば、ほぼ完成品が出てくる。料金前払いで、おうどんを持って席に着いて食べて、容器を返却するだけのセルフサービス・・。プチ・セルフ・・・というようなものだな。これで・・・400円。これからの寒くなる時期にはぽかぽかしておいしい時期になる・・。

 で・・、うどん屋さんから戻ってくる途中・・、こんな看板ができているのが眼に止まった・・・。

 

 我が家のお隣さんになる建物が・・この「お不動さん」。ここには500mって書いてあるけれど、我が家は600mくらいかな。ここには「棚岩不動尊」って書いてあるけれど、我が家も・・「棚岩」という地名になっている。昔でいうところの・・「おおあざ・たづら・あざ・たないわ」というものらしい。

 でも・・棚岩には・・我が家とお不動さんとCATVの作業詰所しかないもので、自治会は「棚岩」では成立しないもので、近くの「砕石:われいし」という集落に入ってる・・。

 だから・・郵便受けには・・「たないわ亭」「まほろば工房」「暁光庵」と書いてある・・。ま・・「宴会場」みたいなイメージかな。商いはやってないのだけれど。だから・・ゼンリンの地図には・・「たないわ亭」が表示されたりする・・。

 

 これは・・若いころに・・神戸の空で働いていた時のもの・・。古い写真をけいこばぁが・・思い出したように写真立てに入れて飾ってあるもの・・。40年も昔の写真だな・・・。

 

 で・・できた「壁新聞」がこれだ・・。思い付きだけで写真とコンテンツを張りつけただけのもの・・。ま、島の人たちはあんまり歴史に興味がないようで、ほとんど見てはくれないのだろうけれど、参加するのに意義があるのと、「枯れ木も山のにぎわい・・」みたいなものか。参加賞狙いだな・・・。

 ま、早々と宿題ができたので、安心して土曜日には島に行けるね。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。 

 

山茶花の 潔い白に 励まされ

2009年11月09日 | 自然
 島の生活も楽園だけれど、我が家に戻ると・・これまた・・楽園だ。風呂は沸いているし、夕食はできているし・・。冷えたビール(発泡酒だけれど・・)もあるし・・。

 このサイクルを・・ほどよくやってればいいかなぁと思う・・。我が家ばかりでは飽きるし、島の家ばかりでも飽きてしまうし・・。

 

 で・・午前中は溜まっていたお仕事を片づけないと・・。

 年金関係の書類が来てるので、必要事項を記入して・・「自署」して・・。これを送らないと・・年金が停止されたまんまなのだとか。ほら・・失業保険をもらう間は・・年金が停止されるもので。今は・・止まったまんまで・・何ヶ月か過ぎた・・・。今は・・全くの・・無給状態・・・。だから・・第三のビールとか、セルフうどんで・・その場しのぎ・・。こんなはずじゃなかったのに・・。

 

 それからそれから・・「佐柳ふるさと会」からのご案内・・。例会というか総会が・・12月に行われるので・・参加しますか?・・みたいなお手紙が・・。

 おそるおそる・・奥方のけいこばぁに相談すると・・「行こうよ~。私も希望休暇・・押さえるから・・」ということで・・12月6日は神戸三宮行きが決定ぇぇ!!。早速に・・「出席」のお葉書を出しておいた・・。

 知らないと思うけれど・・、うちの奥方・・神戸の人だし、私も若いころには・・神戸の空で働いていたんだから・・。だから・・奥方は・・うまく里帰りの口実ができたってわけだ・・。

 鐡五郎さん・・、おじょもさん・・池田さん・・、大西さん・・。当日はよろしくね・・。

 

 で・・残っていたブログの更新ほかを片づけて・・お昼か・・。お昼は近くの「大山製麺所」で・・かけ小(150円)を食べた・・。野菜の掻きあげ天(80円)を乗せても・・230円。

  

 帰りにスーパーに立ち寄ったら・・早くもこんなものが・・。

 
 
 そういう時期には違いないんだけれど・・少しばかり急ぎすぎやないですかね・・。島で・・のんびりと・・してきたもので、四国本土のあわただしさが気になってしまう・・・。

 で・・午後からは・・さぬき広島の文化祭に出す・・「咸臨丸水夫のお墓探訪の旅」の写真印刷とか・・資料作成・・・。うかうかしてると、すぐに・・14日だものね。11日には娘んちのお留守番・・。13日は船舶操縦士免許の更新手続き。すると・・14日には文化祭の準備だもの・・・。あわただしいたらありゃしない。

 

 お寺関係のお手紙も届いてるし・・郵便物もどっさり・・。これから・・しばらくも・・ああだこうだと大騒ぎをしながら年内も走り回るんだろうね。

 さすがに・・今日は・・弓の練習での両腕から肩筋にかけての筋肉痛・・。さらには・・高見・佐柳島での歩きほかで・・足のふくらはぎとかかかととか・・足回りの筋肉痛・・・。

 今夜は早くにお休みさせてもらいますわ・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。
 

葛の道 抜けてお寺の 鐘を打ち

2009年11月08日 | 歴史
 午後からは・・佐柳島に移動した・・。坂出の朝日海運さんの「朝日丸」というチャーター船を一日借り切っての島巡りの旅・・・。

 塩飽諸島二十八の島々は、昔は海でつながっていたために、郵便物も船で島々に運ばれたりしたらしいが、戦後は地図上の縦に区分されて、櫃石島や岩黒島、与島などは坂出市に属して坂出から高速経由でバスが出る。

 塩飽本島や牛島、さぬき広島や手島・小手島などは丸亀市に属して丸亀港から船が出る。高見島や佐柳島は多度津町に属していて多度津港からの船になる。だから・・島々を横に巡ろうとすると・・特船というチャーター船しかない・・。

 

 今回は・・その朝日丸で高見・佐柳の旅である・・・。佐柳の港に着いた一行は本浦の集会場に寄せていただいて、お茶をいただき、島田さん、ここでは「鐵五郎」さんのほうがおなじみなんだけれど・・、歓迎の挨拶を受ける・・。

 

 で・・、島の歴史というと・・やはり、神社やお寺に行くしかない・・。最初は八幡神社に参りして拝殿の中を見せていただく。拝殿内に奉納された和船の模型や絵馬などを見せていただく・・。その後・・、干満の井戸という不思議な井戸の見学・・・。満潮には水位が下がり、干潮になると水位が上がるという逆になる珍しい井戸なんだそうだ。

  

 その後、この島の旧庄屋さんの田本長太夫宅を見せていただく。島の庄屋さん宅だけあって立派な造り。柱や桁材も太くてしっかりとしたもの。欄間も一枚板のすばらしい彫り物の施されたものだし、いまだに・・槍や船突き槍などの武具も保管されている・・。

 

 この屏風も由緒あるものらしい・・。写真右上では入江会長が古文書を調べている・・。

 

 これが・・塩飽史談会の入江会長・・・。九十歳を越えているのに元気で、昔のことをその目で見てきたように話すんだから恐れ入る・・・。それに・・記憶力がすばらしい・・。日本の歴史がすらすらとよどみなく流れ出るのだから・・。

 その後・・乗蓮寺に移動して・・本堂(客殿)を拝観・・・。瀬野昇平という人の履歴書みたいなものを見る・・。この人が・・「安政六年正月咸臨丸御船ニテ米国桑港(サンフランシスコ)エ洋航、船将は勝安房守殿ニ御座候・・・」と書いてある。咸臨丸に乗って米国に行ったのは一度きり。その咸臨丸の水夫は50名。内35人が塩飽の水夫。その中に「昇平」という水夫の名前はない・・・。これはどうしたことやろうか・・・。

 

 これは・・富造という人のお墓。これは確認すみ。そして、こちらも・・。

 

 これは「前田高次」のお墓。これも確認すみで、アメリカ土産なども残されている・・。ま・・、そういうものを見たあとは・・、またしても朝日丸に乗り込んで・・、今度は島の北端にある「長崎」地区に移動する・・。歩けば・・40分も50分も歩くほどの距離。

 この地区の北端部にあるのが・・・。

 

 この「埋め墓」・・・。自然石を海岸で拾ってきて盛り上げたお墓。細長いものは「寝棺」を置いた上から石を盛り上げたもの・・・。盛り石の上の石碑には故人の俗名が刻まれていて・・誰のお墓がわかる仕組み・・・。

 丸くて小さな盛り石塚は・・地方(じかた)「多度津」や「丸亀」などの病院や施設で亡くなり、火葬されて島に戻り、遺骨だけを埋葬したお墓。だから・・小さい・・。

 

 一つの盛り石塚に二つ以上の石碑があるものは、親子とか夫婦の遺骨を同じ場所に埋葬したもの・・・。

 こことは別に少し離れた場所に、立派な石碑が建ててあって、そこには戒名や法名が刻まれている。それは参り墓。そちらに遺骨は納められていない・・。近年は・・・「○○家の墓」という家族墓が増えてきたそうだ・・。

 ともかく・・遺骨を埋葬した「埋め墓」と、立派な石碑に戒名を刻んだ「参り墓」があるのが「両墓制」といわれるもの・・。その・・代表格が、この佐柳島・長崎鼻の「埋め墓」である・・。

 で・・その帰りは・・さぬき広島には降りずに、丸亀港で下船して流れ解散・・・。久々に我が家に帰ったのでありました・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

路地陰に 猫たむろして 糸ススキ

2009年11月08日 | 歴史
 さて・・朝の片づけを済ませて・・帰宅の準備を済ませる・・。弟も魚が釣れずに・・いよいよ・・撤収・・。

 弟は八時半のフェリーで帰って行った。私も帰る支度をして、戸締りなどを済ませて・・江の浦港で待機・・・。自治会長さんや松本さんと三人で・・高見島・佐柳島に向かう「特船(とくせん)=チャーター船」を待つ。

 今日は・・塩飽史談会の例会で、塩飽諸島を訪ねる旅の一つということで、高見島に向かうことになったもの。船は・・島々を回って参加者を乗せて・・・さぬき広島に寄ってから・・高見港に向かう・・。

 

 今回の参加者は・・33名・・。歴史民俗資料館有志や丸亀城石会の有志なども含めての大勢の旅になった・・。

 高見島では・・西山先生ご夫妻の案内で高見島内を見学して回った・・・。

 

 天候も良く・・・風もなく・・海はおだやかに凪いで静かだったし・・・。

 こうした・・島々は・・・時間の流れが止まったような錯覚に陥る・・。自動車もバイクも見えないし、人影もほとんどない。まして・・自動販売機もなければ・・信号機もない・・。バス停なんか夢のまた夢・・・。

 

 高見や佐柳は・・・猫の島・・。江戸時代の千石船にネズミ退治のために載せられた猫が・・島々に降りて住み着いたとかと言われるが・・・ここかしこに・・猫の姿が・・・。

 塩飽の島々で特徴的なものが・・このお墓・・・。

 

 手前側の自然石を並べたものが・・遺体を埋めた「埋め墓」四角い石碑には故人の俗名が刻まれていて、誰のお墓かがわかるようにしている。

 その向こう側に立派な石碑が立ち並ぶ・・。これが参り墓・・。ここには戒名が刻まれているし、「○○家の墓」と刻まれたものもある。こうしたお墓を・・「両墓(りょうぼ:りょうはか)制」という・・・。個人ごとに・・二つのお墓があるということになる。

 

 この島には水田はなく・・簡単な野菜や畑作物を作る程度・・。多くが半農半漁だったという。今では・・漁師さんの数は減ったと聞いた・・・。

 

 高い・・竜王山の山裾にすがりつくように・・家々が立ち並んでいて、狭い坂道や石段を登り下りして生活してきた・・・。道の右手には隣の家の屋根が・・、左手にはこれまた隣家の高い石垣が迫る・・・。

 戦後には・・千人を越えた人口も・・高度成長時期ごろから人口流出によって過疎化が進み・・・今では空き家ばかりが目立ち、家屋の荒廃も進んでいる・・。

 

 島の高台にある「大聖寺」から見た瀬戸の海。目の前が・・「備讃北航路」巨大船がゆっくりと進んでいく。かつては、この海を帆柱にいっぱいに風を受けた北前船がいくらも幾らも行き交ったに違いない・・・。

 こうした海で育った若者の中に・・榎本武揚らと活躍した人物の一人、山下岩吉がいた。幕末期にオランダに留学し、あの「開陽丸」に乗って古川庄八らと帰国し、海で活躍した人物だった。そのお墓が・・このお寺の境内に建っている・・。

 

 一行は・・西山先生宅でお弁当を食べて・・13時過ぎに高見島を出発、今度は佐柳島に向かった・・・。

じゃぁ、また。

蔦引いて 窓の広さが ぐんと増し

2009年11月07日 | 自然
 で・・11月七日も何の御用も予定もない一日・・。弟は午前三時に起きて・・釣りにいったんだけれど・・・てぶらで戻ってきた・・・。

 私は定時に起きて・・・七時から・・弟と一緒に朝食を食べて・・・一緒に。普通の釣りに出かけた・・・。弟は・・・ルアーでシーバス狙いとか太刀魚などの大物狙い・・・。それがあかんとなると・・、普通の活きエサで普通の釣りをやってみよう・・ということで、一緒に行った・・。

 で・・、あちこちをのぞいたけれど、いい場所は先客がいたりして・・。
 

 で・・甲路にあるガソリンスタンド裏手にある石積みの上から竿を出してみた・・。

 すると・・・こういう・・魚が・・。シロギス・・という夏のお魚・・・。こういうのが・・・数匹釣れただけ・・・。

 

 「風とボウズは十時から・・」と言われるように・・・午前十時を過ぎるとばたりとアタリが消えた・・・。二人は・・島を一巡して・・釣り人のいる場所をチェックしてまわる・・。そんなことくらいしかすることがない・・。

 

 島にはこの時期、こうした「つわぶき」の花が満開だ・・・。これを我が家に移植しても、こんなにきれいには咲いてくれない。やはり野におけレンゲソウ・・・だな。

 日当たりのよくない、ほどよい水分のある場所が好みみたい・・。

 で・・戻ってみると・・・。

 またも・・前のおうちの草刈りをやってるボランティアの方が・・・。市の職員の方が・・・時間ができたからとかで、フェリーで乗り込んできて草刈りをやってる・・。

  

 最初は・・・見てみないふりをしていたんだけれど、一人で・・ツタやイバラと格闘してるもんで・・・昼食を食べてから・・お手伝いに行った・・。我が家にしてみれば・・・眼の前の草原というか竹林がなくなれば・・それはそれで気持ちがいいし、前にも我が家で刈ったことがあるもので・・これまた・・ボランティアということで・・。

 本当は・・そんなことをする必要はないのだけれど、眼の前で汗を流してボランティアをやってるのに、その目前で・・チャラチャラと遊んでいるのは実に心苦しくなってきて・・。

 やはり・・微力でも・・一人よりかは二人でやれば・・物事は早くに片づいてしまう・・・。

 

 15時前には・・・さっぱりと刈り払ってしまった・・。こうなると・・さすがに気持ちがいい・・。

 反対側から・・我が家を見ると・・・。

 

 数日前の写真と比べたら・・全く違った光景に見えるに違いない・・。思わずに・・「やっったぜ、ベイビィ!」・・・ちょっと、古いか・・・。ま、私が全部やったわけではないけれど・・・。

 その後、少しばかり草刈り機を使って草刈りもやってみたけれど、連日の弓矢の練習と・・・草刈りで筋肉疲労が甚だしい・・・。さすがに・・・60を越えるとパワーが弱くなってしまうものらしい・・・。

 早めにお風呂を沸かして・・筋肉を解放・・・。あとは・・アルコールでこころも解放・・・。島の生活は楽園だぜ・・・。ぶい・・・。($・・)/~~~

 

 そんなんで・・・楽しく過ぎた一日でありました・・。

じゃぁ、また。

秋の日の 友の笑顔や オルゴール

2009年11月06日 | 自然
 船舶検査が終わったので、次の予定の八日の高見・佐柳島訪問までは少し間があるもので、のんびりしようと思った・・。ま、そうはいうても、毎日がのんびりムードなんだけれどもね。でも、少しばかり・・船舶検査はプレッシャーもかかったし、緊張もしたけれど。

 で、相変わらず、六時二十分起床、七時朝食・・。八時半からは弓の練習・・。

 

 この・・弓の練習というのは・この島のお正月の行事で、「百々手(ももて)神事」という厄払いの行事に弓を打って・・・家内安全だの海上無難、誰それさんの厄払い・・・てなことをお願いするというか・・・、念じるというか・・。

 うちの集落の場合、正月二日に、この「ももてまつり」が行われる。ま、厄払いだから・・・的に当てたほうが・・その人にとっては気持ちがいい。的に外れると・・・厄払いがうまくいかないような印象になる・・。それとこれとは関係がないそうだけれど、やっぱり、的に当たれば・・・気分的には安心する・・みたいな。だから・・・できるだけ・・的には当ててあげたいわけ。

 

 でも・・、その的・・というのが、28m先にある・・約30センチの的なわけだ。ここに矢が命中しないといけない・・・。まさに・・那須与一のような心境なんだわ・・。28m離れてみれば・・・その的なんぞ、小指の先っぽくらいにしか見えない・・。それに的中するなんて・・・偶然しかあり得ない・・。

 この日も・・・1時間の練習で・・・36本の矢を放って・・・的中は二本のみ。一時間もすれば・・・右手が筋肉痛になる・・・。基本がマスターできてないんやね・・。恰好ばかりを真似ても・・矢は飛んではくれない・・。

 的に当てるどころか、的まで届かないなんてカッコ悪いでしょ。ましてや右や左に大きく外れたりすると・・。

 

 で・・弓に飽いたら・・・、10時からは・・魚釣りに出たけれど、いつもの私のポイントにほかのどなたかが竿を出している・・。「それではダメじゃん・・」と、別なポイントを探して島を一周してみる・・。その合間に・・・青木という集落のお店でお買い物・・。台所洗剤とか「生タマゴパック」とか・・お豆腐とかという食材を少し・・。

 島の生活も時間がたつと・・食材が少なくなって・・。でも、丸亀まで出るのも邪魔くさくなって・・。

 その行き帰りに・・バイクに乗った中年のおじさん二人を見かけた・・。ま、よくある風景・・。いろんな人が・・この島にもやってくるからね。

 

 で・・昼食を食べて一休みしていると・・、先ほどの・・おじさんライダーがやってきて・・。「ああ、ここや、ここや、この家や・・」とおっしゃる。誰かと思えば・・・誰やったやろうか・・。こんなおじさん・・知らないけれど・・。

 聞けば・・我が家が台風に流される前に・・我が家を訪ねて来てくれた・・「狛犬研究仲間」の武田さん・・・。すっかりと・・・ご無沙汰だから・・忘れてしまっていたというもんだ・・・。

 で・・ひとしきり・・お話をして・・来年の夏には海水浴に来てくださいよ・・とお願いをして別れた・・・。縁は異なもの・・味なもの・・・というけれど。

  

 今の・・・綾川町から・・バイクで・・フェリーに乗ってやってきたんですと・・。「友・遠方より来る。楽しからずや・・」とかいうたかしらんね。懐かしく、思いがけない方の来訪でありました・・。

 で、おみやげに・・その方たちが栽培してるという・・おみかんをいただいた。

 

 で・・午後からは・・丸亀市役所の広島支所の、「広島コミュニティセンター」という施設の研修室にある端末からアクセスして・・三日から五日までのブログの更新をやってみたわけ。なれないマシンで・・・苦労しながらやってはみたけれど。どうにか、更新はできたみたいだけれど・・。

 

 その夕方・・弟の・・「よっくん」が釣りにやってきた・・。久々に相手のいる夕食になった・・・。

じゃぁ、また。

風凪いで ススキが原に 咳ひとつ

2009年11月05日 | 自然
 やはり・・朝は6時20分に起きて7時に朝食・・・。相変わらず決まった時間に起きて決まった時間に朝食を食べる・・・。ずんやりとお休みなんだから・・気ままにすればいいのにね。

 で・・8時からは神社に行って、弓場のお掃除をしてから・・・弓の練習・・。

 

 で・・9時からは船舶検査の準備・・・。救命胴衣とか消火用バケツ、発炎筒・・・もろもろを準備しておく・・。この江の浦港で・・漁船が三隻とうちのプレジャーボートが一隻の計四隻が検査だった・・・。

 

 もちろん、漁船も遊漁船でも同じような検査だ。救命胴衣の数とか機関の状況製造番号や規格・・・航海灯やホーンの動作確認などなど・・・。うちの船は・・回転計が動かないのを指摘された・・・。つまり・・エンジンの回転数がわからないと危険だということで。「早急に修理するように・・」といわれた・・。

 

 ま・・たいしたこともなく・・検査は終わった。また、三年間は大丈夫だと思う・・・。となりの自治会長さんちの船も同じ検査だった・・・。

 あんなに苦労した・・・信号紅炎だったけれど、今は・・携帯電話があれば不要なんだと・・・。5000円も出して、それにフェリーの往復560*2で1120円も出したのにね・・・。わざわざ・・・丸亀まで急いで行ったのに・・・。

 午後からは・・・またも・・つりに行ったんだけれど、大物がかかったときに携帯電話・・・。あの・・「るるぶ編集部」からだ・・・。10日の日に、咸臨丸水夫のお墓を取材に行きます・・とのこと。そのお墓について・・10分ばかりお話したが・・・かかった大物は逃げたあとだった・・・。たぶん・・タコやなかったかな・・。

 

 掲載・発行は・・来年一月の「るるぶ香川」らしい・・。ま、私が写ってるわけやなくて、立石の神光寺の「伴幸吉」のお墓になるらしい。

 この市役所の端末も動作が鈍いもので・・・何度も書き直しばかりしてて・・・落ち着かないが、とりあえず、元気にしてるよ・・って、報告だけにしておくね。

 

 で、明日、あさっては、ここもお休みみたいだから、今度は自宅に戻ってからの更新になると思う・・・。八日の日曜日には、高見・佐柳島に行ってきますね。で、そのあとは未定・・・。

じゃぁ、また、来週、会えるといいね。以上、さぬき広島からでした。

つわぶきの 花に誘われ 秋遍路

2009年11月04日 | 歴史
 昨日の写真がほとんど使い物にならないので、今朝も八時からお寺に出かけて写真撮影になった・・・。

 お墓というのが暗い場所や木陰にあったり、建物の影にあったりして、案外と光の届かない場所にあったりする。また、刻まれた字が手彫りのために、細くて浅いものだから・・・字を写そうとすると字にならない・・。

 

 フラッシュをたけば・・・それこそ真っ白くなって、のっぺらぼうになってしまう・・・。だから・・・写しても写しても・・何がなんだかわからない写真になってしまう。で・・自治会長さんのアイディアで、ダンボールに料理用のアルミホイールを張って、「レフ板」を作ったり、懐中電灯を持参したけれど、何の役にもたたなかった・・・。おまけに・・・持って行ったポケデジがまたしても壊れたし、一眼レフのデジカメも・・真っ白になって何も写らなくなった・・。何かの設定がおかしくなったんやろうか。ポケデジは・・電池を充電しなおすと動くようになった・・・。やれやれだわ・・・。

 

 こういうものは写るんだけれどもね・・。マジで・・「お墓のたたりやろか・・」と思うようになった・・・。おはかには行くのだけれど、おまいりはしないし、お線香をあげるでもない。まして、お花やお経をあげるでもないのだからして・・・。ただ・・挨拶もせずに・・・写真だけだからね・・・。

 

 で・・・その写真データをパソコンに整理しようとすると、フリーズしてしまうし、パソコンがまったく動かなくなってしまう・・・。まじで・・・「たたりやろうか・・・」と思ったりした・・・。

 だから・・・気分転換に・・釣りに行ってみたのだけれど、それとて・・・魚のたたりかしらんと思うほどに・・・何もつれない・・・。たまにかかるのは・・・フグばかり。

 

 釣りも早々にやめて・・・島を一周してみた・・。夏場には誰もいなかった島なのに、最近はぐんと釣り人が増えた・・・。アオリイカとかスズキだとかはまちだとか、カレイもあがっているそうな・・・。でも・・私には・・・何も来ない・・・。

 だから・・・島をぐるぐると走ってばかりだった・・・。

 午後からは・・・弓の稽古に広島神社の射場に行った。

 

 で、的場までの矢道の草刈とか掃除をして、環境を整備して・・精神修養かな。お掃除でもしたら、少しは上達するかなぁ・・なんて思ったりして。なにせ、弓道の手引き書、入門書には、歩き方とか座り方とかあいさつの方法とかみたいなことしか書いていないのだから・・・。

 でも、お掃除をしても・・・弓は簡単には上達しない・・・。

 

 夕方からは・・・我が家の前の草刈の続きをやった・・・。少しばかりだけれど・・・窓が少しあかるくなったかな・・・と。

じゃぁ、また。
 

ツイッター

<script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>