まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

春の雨 予定の作業は まだだけど

2015年04月03日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、前線が南下するため、雨となっている。気温は17度から25度、湿度は90%から67%、風は2mから7mの南南東の風が一時期は強かった。明日の4日は、前線の影響で雲が広がりやすく、夕方から雨の降る所がある見込みらしい。

 

 迷犬ごんの散歩の途中でワラビを見つけた。ま、1本や2本採ったところでどうにもならないし・・・と、そのあたりを見たら、あるわ、あるわ・・・。

 

 10分ほどで、これだけあった。それでもまだ少ないなぁということで、さらにワラビを探してみた。

 

 子供の頃は、学校から戻ると山に入ってワラビを採った。兄弟で競争しながら山の中を歩き回った。学生服を脱いで、それを風呂敷代わりにしてワラビを採った。祖母が、それを束にしてくれて、一束が10円だった。「わらび菜買い」というおじさんがやってきて、20束ほどになると200円になった。それでマンガ本やノートを買った。ノートが1冊8円から10円だったから、毎日、山に行くことが楽しみだった。

 

 またまた、これほど採ってきた。今日は蒸し風呂のように蒸し暑くて汗まみれになっていた。これは明日かあさってのおかずになるらしい。

 

 山桜はもう花びらを散らしている。今日の雨で、ハクモクレンはすっかりと花びらを落としてしまった。そういう時期になったものらしい。

 

 早くもソメイヨシノも花びらを散らし出した。なんと、はかない花であることか。少し前のブログを読み返していたら、桜はなぜ実をつけないのかということを書いてあった。桜は同じ種類の花同志だと受粉しないのだそうだ。だから、ソメイヨシノばかりを植えてあると、その桜は実をつけないのだそうだ。そこに、ほかの桜の品種を植えると、新しい桜ができるのだが、その桜には、自分で好きな名前をつけてもいいのだそうだ。

 

 大阪のマッサンから電話があって、「本を至急送れ・・・」というので、そのあたりにあった本をとりあえず送ることにした。

 

 で、いつもの「亀鶴公園」をのぞいてきたが、やはり、雨になると花見の客はいない。傘をさして桜見物の夫婦連れは幾人かはいたが。

 

 たこ焼き屋さんなどの露店も手持ちぶさた。客が来ないのでは張り合いがない。

 

 大川ダムの桜も同じ事。ここも少しずつ、花びらを静かに散らしている。

 

 夕方からは本降りになってきた。ま、それで困ることは何もないのだけれど。

 

 今日の掲示板はこれ。「死に支度 致せ致せと 桜かな」という小林一茶の俳句から。小林一茶の桜の句を探していると、こんな句も作っていた。 散る花やすでにおのれも下り坂/花さくや欲のうき世の片隅に/夕ざくらけふも昔になりにけり/死に支度致せ致せと桜かな。一茶の人生観の一端を垣間見るような句ばかりだ。この中で、特に最後の桜が、一茶に対し、「死に支度」をお前もした方が良いと迫っているという句が気に入っている。滑稽味の中に怖さがあって面白い。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。



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