まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

大輪の 菊にも飽きて 寺を出る

2015年11月19日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は気圧の谷や寒気の影響で瀬戸内側を中心に雲が広がっていた。気温は15度から18度、湿度は82%から61%、風は2mから3mの北北西の風が少しばかり。明日の20日は高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 先週の「まちぶら探検隊」のとき、幹事の岡さんが、「津田・・と言えば、ダルビッシュさんも来たわね~」と言い出したが、誰もそんなことは知らなかったし、私はプロ野球のことはまるきり知らなかった。それじゃぁ、ダメじゃん、春風亭昇太。

 

 そこで、隣町の「津田町民体育館」兼公民館に行って、「津田町史」を借りて来た。あいにくと、香川県立図書館は来週まで防災工事で休館中なのである。

 

 ついでに、津田の松原についても調べておきたかったものだし・・・。

 

 で、調べてみた。 2007年3月8日のことである。「昨季、44年ぶりにプロ野球日本一に輝いた日本ハムファイターズの監督や選手らが8日、香川県さぬき市津田の法道寺(近藤元継住職)を訪問。大社義規初代オーナーの墓前に日本一を報告し、今季のV2を誓った。」という新聞記事である。ここにはダルビッシュ有選手がいたかどうかは書いていない。

 

 日本ハムは7日、高松市生島町のオリーブスタジアムで楽天イーグルスと対戦。法道寺には、次の試合が行われる神戸へ移動する途中に立ち寄ったという。午前10時半、監督や選手、コーチら約50人がユニフォーム姿で到着。本堂の脇にある大社前オーナーの墓に、日本シリーズの優勝ペナントを見せながら一人ずつが焼香した。と、ある。(四国新聞ニュース)

 

 さぬき市津田町、街の中心に法道寺がある。石の山門の前に「當山一建立」の石碑があって、この寺には日本ハムの創業者で日本ハムファイターズの設立者でもあった、 故大社義規さんをはじめ、大社一族がまつられている。故義規さんは大社家10代目の当主に当たる。法道寺は7代目勘七さんの時代に、大社家の菩提寺として建 てられた。創建は1885年。檀家さんは、この大社一族だけだという。

 

 この本堂には日本ハムがチャンピオンシップを取った2006年に、当時のヒルマン監督をはじめ選手や球団関係が、優勝報告に来た時の写真や新聞記事、選手のサインが飾られているて、まるでファイターズのミュージアムのようらしい。また、仏前には1日遅れで届く北海道のスポーツ新聞が供えられるのだとか・・・。

 

 これが、その大社元オーナーのお墓であるが、「院殿大居士号」がついている。ご承知の通り、院殿号・・というのは、「戒名における院殿号のはじまりは足利尊氏に はじまるといわれている。上皇や女院など皇族に相当する院号を避けて等持院殿という諡号を用いたことから、院殿号が戒名の一種として用いられるようになっ た。院号が皇族以外の身分の者にも比較的広く用いられるようになったのに対し、院殿号は歴代将軍をはじめ大名に限られ用いられるようになったことで、希少性の点から逆転し、いつしか最高位の戒名として認識されるようになってきた。今日、院殿号は内閣総理大臣経験者をはじめとする政治家、指導的役割を果たす職業、地域の名家や功労者などに対し贈られるとされる。

 

 戒名の謝礼の相場としても、院号が20万円から100万円程度といわれるが、院殿号は500万円ほどであるといわれている。戒名としては法号最高位の院殿号と位号最高位の大居士(男性の場合、女性は大姉)と合わせて諡されることが最も格式高いとされることから、院殿大居士と俗称されることも多い。また、院殿号を受けた場合にも位号が居士号となる場合もあり、法号位号ともに最高位を占める院殿大居士が貴重とされる。」(Wikipediaより)

 

 午後からは小雨が降り出してきたのでデスクワーク。この土曜日の「まちぶら探検隊」パートⅡの写真の追加や資料の準備などを・・・。

 

 法話研修でも言われたことなんだけれど、「荷物をどっさりと用意しておいて、ゆったりと自信を持ってお話すればいい」のだけれど、その荷物に何が入っていたのかを忘れてしまうのだからいけない・・・。あれも、これもと用意しすぎて、当日は、その荷物を背負ったまんまで取り出すことを忘れてみたり・・・。

 

 ま、法話にしても講演会にしても、こうした観光ガイドでも、原稿を書いても覚えられないし、原稿通りに話そうとすると話題がこんがらがったり、頭が真っ白になったりする。だから、材料だけをしっかりと用意しておいて、「御讃題」やテーマだけをしっかりと頭に置いて、それに向かってお話するようにしている。

 

 今日の掲示板はこれ。「過去や未来に生きることより 二度と帰らぬ今を生きたい」という松山千春松さんの「今を生きたい」という歌詞の一節である。

 なみだがほおをひとつこぼれて
 どうしてこんなにかなしいんだろう
 つぶやくたびに心がすこし
 やさしくなれるとおもえるといい

   こんなじだいと そらをあおげば
   しろくうかんだ くもはながれる

 過去や未来に 生きることより
 二度と帰らぬ 今を生きたい

 というもの。(作詞作曲:松山千春) そうだね・・・というしかないか。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。



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