まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

木枯らしが 古屋の屋根に 突き刺さる

2017年12月05日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は冬型の気圧配置となっているため、瀬戸内側を中心に概ね曇りで、雨や雪の降っている所があった。気温は5.9度から8.5度、湿度は66%から61%、風は5mから9mの西風が一時は強かった。明日の6日は、はじめは冬型の気圧配置となるため朝まで曇り、明け方まで雪や雨の降る所があるらしい。その後は高気圧に覆われて晴れる見込み。

 

 雨が降る日は天気が悪い。それだし、曇っている日は寒いし冷たい。

 

 今日は12月の第一金曜日ということで、今日もまた、「前山地区活性化センター」へ出勤の日。今日は大窪寺ガイド班の勉強会の日でもある。今日も大勢の歩き遍路さんが休憩していた。

 

 メンバーはほぼ一定。その上に、大窪寺ガイド班が3名プラス。今日はチーフの前田さんと六車女史はほかのご用でお休み。

 

 大窪寺ガイド班も、このようにして、ノートPCとディスプレーをつないで、パワーポイントでお勉強会。少人数なのでスクリーンに投影するほどでもない。

 

 地獄極楽を学ぶと言うことは、現世をどう生きるか・・・ということに直結する。決して昔話やあの世のできごとを学ぶことではない。

 

 大窪寺をガイドする中で、賽の河原や地蔵和讃などに触れることが多いし、志度寺ガイドでは、奪衣婆や衣領樹、閻魔大王に触れることが必須になる。それだし、六道輪廻や三悪道などに触れることもある。ガイドとしての教養科目みたいなことである。

 

 中学生への学校支援ボランティアでは、この地蔵和讃を基礎としたお話をする。

 

 こういう紙芝居形式で、両親よりも先に亡くなった子供を通して、親より先に死んではいけない。自殺やいじめはいけない・・・というお話をする。決して地蔵和讃の歌の練習ではない。

 

 これは、衛門三郎のお話から逆打ち遍路を通して、この私たちもまた、衛門三郎と同じようなこころを持っているのだよ・・というお勉強である。

 

 最後に、法衣史・袈裟史のお話である。一般的に「輪袈裟」と呼ばれているけれど、僧侶用と在家用は違うものだし、宗派によっても袈裟が違う・・というようなお袈裟の歴史と変遷を勉強するもの。

 

 五条袈裟から折り五条、畳袈裟、略袈裟、半袈裟、式章などと変遷する流れの勉強とか、

 

 五条袈裟のさまざまな使われ方なども勉強した。

 

 こちらでは、「梵字」について勉強している寒川大先達と舛本女子。さまざまな人がいるから楽しい会合である。

 

 今日の掲示板はこれ。「いいこと悪いこと 一切をひっくるめておかげさま」というもの。いつもの赤松先生のお寺の掲示板から。雨が降るのも晴れるのも雪が降るのも風が吹くのも単なる自然現象。雨はイヤだ、風は寒いの・・というのは人間様の都合の話。いいことも悪いこともみんながあって私が作られる。いっさいがっさいをひとくくりにして「おかげさま」なのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。



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