まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

入れ替わり 立ち替わりして わらび採り

2016年04月03日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夕方から雨が降る見込みらしい。気温は13.8度から19.1度、湿度は82%から90%、風は1mから4mの東南東の風がピューピューと音を立てて吹いていた。明日の4日は、四国の南海上を東に進む低気圧や前線の影響で、昼前にかけて雨が降るらしい。

 

 朝の間もまた、県営大川ダム周辺を歩いてきた。今日はワラビ取りの夫婦が二組、一生懸命にワラビを取っていた。

 

 かつての町長さんが、このダムの周辺一帯を観光地にしようと桜の木を植えたり、設備を作ったりしたのだけれど、駐車場がなかったために、県道の両側に路上駐車が絶えず、通行の支障が出てやまってしまった。その頃は、バーベキューだ、カラオケだと大騒ぎをしたものだが、今はその面影すらもなくなってしまった。

 

 で、歩きながらのワラビ取り。子供の頃には、「わらび菜」と云って、これを採って小遣い稼ぎをしたものだった。一束10円で買ってくれるおじさんがやって来て、学校の宿題そっちのけで山に入ったものだった。

 

 で、今日も、これくらい取ってきた。

 

 そそ、昨日のワラビはこうなった。

 

 今日は、いつもの「おへんろ交流サロン」や道の駅「ながお」周辺で、「さくらまつり」をやっていると聞いていたのでのぞいてきた。

 

 おへんろつかさの会長が、納札展示場で案内をやっているということだったので、この前に作った記録写真集を届けてきた。ここも道路に自動車が溢れていたので、私は早々に会場を出た。人が多いのは好きではない。

 

 で、奥方は今日もお仕事に出かけたので、一人カラオケをやっていた。このシステム、私の歌には冷淡で、「あなたの点数0、歌を歌ってください」とかとメッセージが出る。私は歌を歌っているのだけれど。

 

 この歌なんか、得意中の得意なんだが・・・

 

 私が嫌いなのか、こういう評価しかしない。歌の上手さとは関係ないみたい。

 

 300曲ついて1万円というのだから「おもちゃ」なのだと思う・・・。で、知らない歌をよろよろしながら歌っても、「あなたの採点 90 オー、うまいじゃないですか」などと出たりする。おちょくっとるんかい・・・。

 

 300曲・・・というても、沖縄民謡とか英語の歌とか童謡とかが入って居るので、歌いたい歌は十数曲しかない。で、曲を追加するには1曲200円なのだと・・・。なんだかなぁ・・・

 

 今日の掲示板はこれ。「ちるサクラ 残る桜も散る桜」聞き飽きた言葉だけれど、時期的なことばなので掲示しておく。この句は、江戸時代の曹洞宗の僧侶で、歌人でもあった良寛和尚の辞世の句と言われている俳句である。意味は、「今どんなに美しく綺麗に咲いている桜でもいつかは必ず散る。そのことを心得ておくこと。」というように受け取れる。要するに限られた「いのち」ということである。今の世の中はさまざまな悩み事が多くあるもの。仕事、家庭、対人関係、子育て、自分の将来、健康やお金のことなど、幸せな事より悩み事の方が多く重たくのし掛かっている毎日ではないだろうか。しかし、物事にはすべて結果があることは言うまでもない。無常にも時間は止めることができない。ならばどう時間を過ごすのかを考えること。 即ち、限られた「いのち」の中で、その結果に到るまでをいかに充実したものにし、悔いの残らないようにすることが大事だと思うのである。また、この良寛和尚の句から親鸞聖人が得度をされる時にお詠みになられたと伝えられる「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」という歌 を連想させられる。「明日があると思い込んでいる気持ちは、いつ散るかもしれない儚い桜のようです。夜に嵐が吹こうものならもう見ることはできません。」とそのような心境で親鸞聖人は慈鎮和尚に得度を願われたことと思うのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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