まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

庭先の 紫蘭の花に 雨の音

2016年04月23日 | お役目ごくろうさまであらっしゃいます。

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で次第に雲が広がり、夜は雨が降るらしい。気温は13度から23度、湿度は98%から69%、風は1mの西南西の風が少しばかり。明日の24日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、昼前からは高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 朝一番に大窪寺に寄ってみた。新緑があざやかになってきている。

 

 阿弥陀堂前にある「御衣黄(ぎょいこう)櫻」である、最初は黄緑色だったのがピンク色になってきていて赤い条線がはっきりとしてきた。

 

 そろそろとおしまいの時期が近づいてきている様子だった。

 

 お大師堂前の牡丹もきれいな花を咲かせているし、

 

 藤棚の藤もその花房を伸ばしだしてきている。

 

 で、さぬき市前山にある「前山公民館」に8時過ぎに着いた。今日はここで、「おへんろつかさの会」の総会がおこなわれる。総会の後の記念講演ということで、「塩飽諸島にみる島四国巡拝と両墓制」についてお話をする。

 

 まずは、ノートパソコンやプロジェクター、スクリーンなんぞをセットする。これができたら、講演会は終わったも同然。

 

 ところが・・・会長が緊急入院したというので大慌て。それにさぬき市長や商工観光課長も外国のお客さんが来られているとかで欠席。それに顧問の藤井先生も体調不良だとか。さみしい総会になった。

 

 でも会員さんは70名あまりが出席して、熱心に総会議案に聞き入っていた。総会は9時から始まって9時半に終わった。15分間の休憩の後、私の講演になったが、あいにくと、その画像はない。

 

 ということで、塩飽の島々の島四国の現状やら、おせったいの有無などをお話しした。塩飽の島々は急速な過疎と高齢化で20人とか60人とかしかいなくなって、先人たちが作り上げた島四国や西国33霊場などがすたれ、草に埋もれて行く現状を話した。

 

 両墓制も、近年は「地方(じかた)」と呼ばれる香川県本土の施設に入れられ、病院で亡くなり、葬儀が行われ、火葬にされて遺骨も地方の親戚に引き取られて島に帰ることも少なくなり、お墓をみる人も減って、減少していく傾向にある。

 

 そういう島の現状をお話して、そういう姿を次世代に伝えていって欲しい・・・とお願いして、講演を終えた。

 

 その後は、懇親会となり、車座になってそれぞれの親睦を深めたことだった。

 

 ま、ご時世・・・ということもあって、アルコールはなし。ノンアルコールビールとお茶という簡素な懇親会だが、用意された食べ物は完食されていた。

 

 今日の掲示板はこれ。「大切なことはいまを生きること。人生はすべていまの積み重ねですから、いまをどれだけ大切にするかです」という平田静子さんの言葉から。平田さんは1948年、福岡県に生まれ、フジテレビに入社、扶桑社に出向、雑誌CAZ編集長を経て取締役、常務取締役などを歴任した。2010年に扶桑社を退職、同年4月に「ヒラタワークス」を設立し、幅広いビジネスを展開している。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


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