goo blog サービス終了のお知らせ 

まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

君子蘭 驚いたように 生きてみる

2019年05月21日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は18度から25.9度、湿度は90%から48%、風は5mから1mの西の風が一時は強かった。明日の22日は引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 125/83/58 36.4c-96% 61.6Kg 1004hPa,24c,70% 体調に変化はない、今日はおなかがすっきりとして、昨日の息苦しさがうそのようだ。ま、今日はトイレの数が半端ない。トイレットペーパーがあっという間に消えてゆく。

 

 さて、今日は火曜日だということで、久々に「前山地区活性化センター」にやってきた。先月あたりから、会長に確認しておきたいことあったので、そのお話のためだ。

 

 ここ、おへんろ交流サロンでお接待なんぞを担当する「交流サロン支援班」というものが新設されたが、ここは、大窪寺班がガイドする起点になっている。そのあたりの兼ね合いというか範囲分けなんぞの確認やら、「ホームページ班」というものも新設されたが、それって、なんじゃらほい・・・みたいな話であった。

 

 話し合いが終わったら、今日はお天気もいいことだしと、丁石や道標の写真撮影をやっておいた。と言うのも、新しいoffice365になってから、画像の回転ができなくなった。そんな筈はないのだろうが回らないのだ。ほかのアプリで90度回転しても、ワードやエクセルでは、元の画像のままで回らないのだ。だから、カメラは横位置で撮影して、ほかのアプリで、縦型に切り出すほかない。

 

 そんなんで、70丁石から21丁石までの撮影をやり直したのだ。それとか、私のブログの画像を名前をつけて保存しても、Webp画像だからと、受け付けなくなったりするし。機能が追加されて便利なようだが、ガチガチに規制されてもなぁ。

 

 だから、こういう牛のお墓でも、横位置カメラで撮影して、画像アプリで、縦型に切り出すほかないのだ。

 

 午後からは、こういう借り物画像を、取り直してきた画像に張り替える作業を繰り返していた。

 

 こういう、上の画像は横位置で撮影して、縦位置に切り出したものを貼り付けている。前回は「よだれかけ」を外して撮影したが、今回は面倒なので、そのまんまの画像になってしまったが、同じお地蔵さんである。

 

 こんなことをしていたら、あっという間に時間が過ぎる。

 

 行方不明だった「四十二丁石」も見つけて画像に取り込んでおいた。

 

 こういう作業をやり続けていると、スマート時計から「長座警告」が出て「立ち上がれ」と指示されるし、ATOKナビからは、「そろそろ休みませんか」というメッセージが出る。

 

 仕方がないので、少しお出かけをして、

 

 目薬と胃薬を買って来た。目玉がカラカラに乾いてしまって目が痛くて仕方が無い。

 

 今日の掲示板はこれ。「人生はいろいろあるから退屈せんでよい」というもの。いつもお世話になっている町内にある善楽寺さんの掲示板から。曹洞宗の僧侶、余語翠巖(よごすいがん)さん(1912-1996)の言葉から。確かに永い人生に於いて様々なことが起きては過ぎる。それを退屈せずに楽しむか、退屈しながら漫然と過ごすかで人生の味わい方は大きく違う。有り難いと思って過ごすのか、苦痛だと思って過ごすのかでも人生は大きく違う・・・。 その選択で、人生の味付けも変わってくるというもの。確かに確かに、私の今年は、いろいろありすぎて退屈するどころか、ブログに書ききれないほどの出来事の山である。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


望むこと また一つ増え 春嵐

2019年05月20日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、湿った空気や前線の影響で雨や雷雨となっていた。また、20日夜遅くまで強風や高波に、21日明け方まで急な強い雨や落雷に注意するよう呼びかけている。気温は19.5度から24度、湿度は92%から84%、風は3mから7mの東南東の風が吹き荒れていた。明日の21日は、引き続き、湿った空気や前線の影響で未明は雨が降り、明け方にかけて雷を伴う所があるらしい。その後は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みなのだとか。

 

 121/81/59 36.3c-97% 61.8Kg 1005hPa,22c,75% 数字的には異常は無いが、妙におなかが張って息苦しい。そういう時にはトイレに行く回数が少ないことに気がついている。

 

 昨日の丁石に続いて、前山から大窪寺までの遍路道にある道標をまとめていた。おへんろ交流サロンのガイドが終われば、花折峠を越えて大窪寺まで歩くので、その時用のガイドブックである。

 

 こちらは数が少ないので31ページほどになった。

 

 さて、これであるが、大窪寺境内の公衆電話ボックス近くにある道標だが、これは一体、何なんだろうか・・という疑問が湧いた。上に弘法大師坐像、で、中央に「四國八拾八ヶ所あり」と刻まれている。で、小雨の中を大窪寺まで行ってきた。

 

 雨は降ったり止んだり、みなみからの強風も吹いたり止んだり・・・。正に「メイ・ストーム」である。時には雷鳴も聞こえたりする。

 

 現地に行こう、現物に触ろう。そうなんだ、今のお大師堂が作られたために、裏山にあった、ミニ四国八十八ヶ所を集めてここにまとめたという話を聞いた。あの道しるべは、この、ミニ四国霊場八十八ヶ所への案内板だったという訳なのだ。横には、「おくのいん まで八丁」の字も読めた。

 

 帰り際、四丁石がないのに気づいて探したら、なんと、大窪寺の大駐車場のすぐ脇に移動されていたのだった。これでは国道からは見えない筈だ。

 

 こうして、このページの修正も終わったことだった。

 

 午後からは、帝人さんの担当者が、酸素圧縮機の点検に来られた。私は、夜間だけ、寝るときだけ、この機械から酸素をもらって寝ているのだが、この機械の定期点検が半年ごとにあるのだそうだ。もちろん、無料である。

 

 普通、酸素と言えば、酸素ボンベを連想するのだけれど、この機械は、空中にある酸素だけを取り出して、圧縮して、私の肺に送り込んでくれるもの。だから、精密な点検が必要らしい。ただ、私の感想では、これは非常用の保険みたいなもの。これがないと生活できないとか、呼吸困難になるとかという状況ではない。私もこれで、安心して寝ていられる・・・みたいなものだ。

 

 そうして送り込まれた酸素濃度を測定するのが、「パルスオキシメーター」である。私の毎日の計測データーの内の、体温の次の数値(%)が、その値である。

 

 私の物は、こういう簡易型。指を挟むだけで、パルス(脈拍)と酸素濃度が測定できるもの。

 

 今日の掲示板はこれ。「何もしないで怒られるより何かして怒られる方がいい。批判を恐れて無難に過ごすよりも、挑戦して失敗して怒られたほうがずっといい」という、市川團十郎さんの言葉からである。いい子になりたがる自分と、いい子をやめたがる自分がいて、確実に言えることは、いい子な自分なんて超つまらないということだ。そんなことは誰もが感じていることで、本当は誰もがもっと「自分らしく」生きたいと思っている。しかしのかかし、何かが「自分を出す」ことに恐怖を覚える。その元凶は何か。それが「恐れ」だ。他人にどう思われるのかを恐れる気持ちと、自分にはそんなことはできっこないと感じる不安だ。「他人の視線」を恐れる気持ちと、「自分には無理だ」と最初から諦めてしまう気持ちが邪魔をして、無難な道を選ぶように自らを動かそうとする。結果、いつまでも「自分を出す」こととは無縁の人生を送り続けることになり、死ぬ間際になって「自分の人生は何だったのだろうか」などと反省し悔やんだところで、もう、どうにもならないのだ。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


草いちご 眺めていたい 午後である

2019年05月19日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は、朝から気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、強風が三日連続で吹き荒れている。夜には雨が降る所があるらしい。気温は19.5度から25.5度、湿度は80%から66%、風は4mから7mの東南東の風が吹き荒れていた。明日の20日は、湿った空気や前線の影響で雨が降るらしい。

 

 121/81/59 36.4c-96% 61.8Kg 1012hPa,26c,52% 数字的には安定しているが、夜中にトイレに何度も起きるからか眠たくて眠たくてたまらない。めまいも少々残っている。

 

 今日も朝からゴーゴーというメイストーム(日本においてその名の通り4月後半から5月にかけて、主に温帯低気圧の急速な発達により大風が吹く気象現象のこと。この語は和製英語である。別名は「春の嵐」)のような大風が吹き荒れている。

 

 こういう設備点検があるというので、今日は自宅待機の日になった。さぬき市内は、「ピカラ」という会社の光ケーブルネットを利用しているのだが、そこから、ケーブル・メディア・四国が業務委託で設備点検をやるのだろうか。

 

 昨日で、へんろ資料展示室のガイドブック作成は終わったので、今度は、おへんろ交流サロンから大窪寺までの遍路道にある道標や丁石のガイドブックを作ることにした。ま、概要は調べてあるので、これからは総整理の作業になる。

 

 こういうきれいな画像でも、モノクロプリンターで印刷すると真っ黒になったりする。そういうものは撮り直しになるし、再度、現場を歩いて周囲の状況なんぞを追加修正する作業が待っている。

 

 こういう感じで、143丁石から大窪寺門前の1丁石までを丹念に調べてまとめる作業である。そろそろ、太陽の光が強くなってきたので写真を撮り直すのだが、レフ板が欲しいところ。でも、一人では若干難しいところもある。

 

 こういう形で、本の骨格はできあがっている。中身の肉や血をどうするかが、今後の課題。

 

 10時過ぎにテレビの設備点検に来てくれたが、あっさりと検査は終わったが、有料放送のPRがメインになってきたので、早々にお引き取りを願った。我が家はテレビや新聞は見ないのだ。

 

 午後からは、さぬき市観光協会からのお知らせで、「おへんろつかさの会公式ホームページ」に、観光ガイド養成講座の案内を掲載することにした。

 

 こういうホームページの「ご案内」のページに、

 

 観光ガイド養成講座の募集要項を掲載した。会長から、まだ、「ホームページ班」招集の案内はない。私も五年になると飽きてきた気がしないでもない。この21日には、会長に会って相談をしておきたいものである。

 

 相変わらず、南からの強い風が吹き荒れている。まるで台風のようでもある。

 

 今日の掲示板はこれ。「どれほど巧みに着物を縫っても 糸に結び目がなかったら みな抜けてしまう」というもの。私たちは、縁の中を生かされている。独りではないいのちを生かされている。その事実に目覚めさせてくださるのが、お釈迦さまのおしえである。

 着物の生地が「縁」ならば、糸は「おしえ」。縁とおしえが織り成して、出来た着物が「私」である。巧みに縫われた着物に糸は見えない。見えないが、確かに糸はある。私がお預かりしているいのちにも、おしえがある。私自身は「信じない」とか「無信心です」などと言うけれど、たしかにおしえがあるのだ。いのちの根っこに、おしえが息づいているのである。結び目とは、「おしえをよりどころとして生きてゆくこと」、つまり聞法の生活ではないだろうか。聞法の生活という結び目があるからこそ、ときに立ち止まり、ときに自分を見つめ直す瞬間(とき)をいただるというもの。

 

じゃぁ、また、明日、会えると、いいね。


目眩して 若葉嵐の 風が舞う

2019年05月18日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、夜は雨の降る所があるらしい。気温は19.5度から24度、湿度は76%から66%、風は4mから6mの東南東の風が一時は強かった。明日の19日は、気圧の谷や湿った空気の影響で概ね曇り、明け方まで雨の降る所がある見込みらしい。

 

 109/73/59 36.4c-98% 62.4Kg 1014hPa,24c,62% おなかの張りは無くなったが、夜中に何度も何度もトイレに起きたせいで眠たくて仕方が無いが、昼間に寝たら夜に寝られないのでどうしようもない。

 

 昨夜から風の音がすごくて、それも寝られなかった原因かも知れないし、夜中の一時過ぎ頃だかに緊急通報で火災連絡があった。消防団員でもないし、トイレの中で我慢しているばかりだったが、それらしいニュースはなかった。夢だったんだろうか。

 

 おなかの張りがなくなったのだが、今日は気圧のせいかめまいがする。ダイエットのために食べなさすぎるのか、眼精疲労なのか、単なる疲労なのか。あいにくと今日は土曜日だ。血圧、脈拍などは正常値。

 

 だからと言って安静にできる性格でもない。できることからコツコツと。今日も観光ガイドマニュアル作り。

 

 この見返し扉の部分がポイント。この用紙一枚のわずかなのり付け部分で、本体と表紙が結ばれている。

 

 昨日は4冊が製本できたが、今日は慣れたものか、6冊が製本できて目標の10冊の製本完了。

 

 アリの歩みは小さいけれど、亀の歩みも遅いけれど、歩き続ければ頂上に着く。

 

 できることからぼちぼちと。小さな事からコツコツと。継続は力なり。

 

 さて、先日、「民生委員の仕事ができとらん!」とお叱りを受けた時、「話は変わるが、ワードやエクセルの色が変わったんはなんでや~」とも叱られた。それは私の責任でもさぬき市の責任でもない。

 

 確かに、ワード、エクセル、パワポのアイコンが変わっているのには気がついていた。エクセルは、表計算のセルを、ワードは文章の行を、パワーポイントは円グラフを象徴しているらしい。

 

 これは、昨年秋のニュースなのだが、Microsoftが2013年以来となる、Officeアプリの新アイコンを発表した。今後数か月以内に各アプリやWEBに展開されるとのことだった。それが、最近になって突然と変更されている。

https://japanese.engadget.com/2018/11/30/microsoft-office-2013/

 

 そういえば、ワードのアイコンもそれなりに変化してきたのだなぁと思った。ま、機能や操作には一切関係ない。

 

 今日の掲示板はこれ。「一人では何もできないが 一人から初めなければ何もできない」と云うもの。

 一人の手
作詞:Pete Seeger・日本語詞:Rutsuko Honda
作曲:Alexis Comfort

一人の小さな手 何もできないけど
それでも みんなの手と手をあわせれば
何かできる 何かできる

一人の小さな目 何も見えないけど
それでも みんなの瞳でみつめれば
何か見える 何か見える

 そんな感じの言葉であった。

https://www.youtube.com/watch?v=PRSvfT3y-V8

 

 今日は所属寺院の春の永代経だったのかなぁ。何の連絡もなかったけれど。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


アヤメ 咲く庭の畑に 蛙の子

2019年05月17日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は16.5度から25.7度、湿度は84%から64%、風は1mから4mの東の風が一時は強かった。明日の18日は、気圧の谷や湿った空気の影響で曇り、夜は雨の降る所がある見込みなのだとか。

 

 102/68/60 36.4c-96% 62.6Kg 1015hPa,22c,66% 数字的には問題ないのだが、なんでかおなかが張って息苦しい。水分の取り過ぎか、利尿剤が効いていないのか。

 

 今日は奥方がお休みなもので、涼しいうちに畑仕事。私が植えたナスやキュウリ、トマトなんぞが大きく成長しているので、肥料をやったり、草を取ったりしているので、私もお愛想で、溝にホースで水を通したりと格好だけのお手伝い。

 

 先日前からやっている、「へんろ資料資料室」のガイドブック作りも大詰めになってきた。今日は見本用の製本作業。表紙にする和紙の上に、A4判用紙(印刷済みの不要紙)を二つ折りにして中表紙にする。

 

 これを中にして、周囲を折ってのり付けしていく。下、上、右、左の順にのり付けすると「表紙」ができる。

 

 印刷して、二つ折りにしたものを、ステップラーで留めて製本する。

 

 これに白紙の用紙を折って、羽(見返し扉)をのり付けする。

 

 これを、先に作った表紙に全面のり付けする。

 

 すると、こうした本が出来上がる。

 

 これに「題簽」を貼り付けたら一丁上がり。

 

 今日は四冊分が出来上がった。あと六部はまた今度。

 

 我が家のメダカも元気で泳ぎ回っている。

 

 今日の掲示板はこれ。「生きるとは何かに一所懸命打ち込んでいく、命を燃やしていくこと」という登山家・栗城史多(のぶかず)さんのことばから。栗城さんは云う。「生きるとは、長く生きるかどうかではなく、何かに一所懸命打ち込んで、そこに向かって命を燃やしていくことだと思います。たとえ90歳まで生きたとしても、夢も目標もなく、何にもチャレンジしない人生はつまらない。大切なことは、登頂までの過程で、いかに自分の100%を超えた、110%、120%の未知なる領域に辿り着けるかということです」と。

 

じゃぁ、また、明日、会えると、いいね。


蜂群れて 今日の仕事が 片付かぬ

2019年05月11日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は14度から26.7度、湿度は96%から36%、風は0mから1mの東の風が少しばかり。明日の12日は引き続き高気圧に覆われて、晴れる見込みなのだとか。

 

 129/86/60 36.4c-98% 62.2Kg 1000hPa,25c,38% 体調に変化はないがおなかが張る感じが残る。水分摂取量が多くなっているのかも知れない。こればかりは計りようがない。

 

 少しばかり腹ごなしにでもと、「へんろ資料展示室」へお邪魔してきた。今日も何人かの歩き遍路の方が休憩されていたし、一般の見学者も数名ほどお見かけをした。

 

 ご婦人何人かには、「捨て往来手形」なんぞのお話をしてさしあげた。

 

 これは、おへんろには関係ないと思うが、「一枚起請文」である。浄土宗のお勤めの後で唱和される御文章みたいなものである。

 

 浄土宗の安心起行この一紙に至極せり、源空が所存、このほかに全く別儀を存ぜず、滅後の邪義をふせがんために所存をしるし畢んぬ。神戸の義父がよくお唱えしていたなぁと眺めていた。

 

 これは「真言八祖」というもの。空海さん(右下)が八代目ということである。五祖まではインドのお坊さんだから、袈裟に模様があって左手でお袈裟がほどけないように握っている。四祖の不空三蔵は中国の人だからお袈裟が違う。暑いインドでは薄い七条袈裟だが、中国では寒くてそれだけではたまらない。

 

 これは日本鳥瞰中国四国大図絵である。「大阪毎日新聞大正十六年元旦付録」とあり、吉田初三郎の「日本鳥瞰 中国四国大図絵」である。下には大正十六年一月一日とはっきり書かれているが、この日付が使われることはなく、幻の年号になった。大正天皇崩御のため、大正は15年12月25日で終わり、26日から31日までの6日しか昭和元年はなかった。だから、この年の元旦は昭和二年一月一日になってしまった。大図絵とあるように、高さ273㎜、幅1067㎜の大きさがあって、中国四国を中心に東は京都、奈良まで、西は長崎、大分までが描かれているが、その先にはなんと北海道、樺太までと台湾、朝鮮までが描かれている。

 

 あと、このあたりに伝わる民話なんぞの取材とか・・・、

 

 こういう写真をプリンターで出力し。それをスキャナーで読み込んだりもする。

 

 道標についての取材をやっておいた。これらをガイドブックに反映させるためである。

 

 若い頃には食べたくないものだったが、最近は冷たい物ばかりが欲しくなる。それでまた、水分過多になっておなかが張るのである。ま、トイレに行ければ、なんとかなるものである。

 

 今日の掲示板はこれ。「病気を治すのがお念仏の御利益ではない どんな病気をもむだにしない心がお念仏の御利益である」という太田祖電のことばから。お念仏とは「おまじない」や「呪文」ではない。お念仏を称えても病気を治したりお金持ちになったりはしない。どんな病気になっても、生かされているこの私の生き方を、無駄にしないことこそがお念仏のありがたいこころなのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


芍薬を 切った鋏が 濡れていた

2019年05月10日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は13.5度から3.5度、湿度は96%から54%、風は1mから2mの東の風が気持ちよかった。明日の11日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 104/69/59 36.4c-98% 61.6Kg 1013hPa,18c,52% 体調に変わりは無い。だからと云って健康ではない。やはり重いものや登り坂では呼吸困難になる。右肺が半分ほどになってしまっているのと胸水が貯まっているらしいが、肺の手術はやらないそうだ。

 

 今日は奥方がお休みなもので、昨日の続きでひとり暮らし高齢者の家庭訪問をやっていた。昨日、デイサービスに行っていた二人に会えなかったからだった。

 

 その後は、観光ガイド公式ホームページの確認作業をやっていた。端末ごとに更新されていたり、されていなかったり。古いパソコンだときれいに見えるのに、新しい端末だと全く更新されていなかったりする。

 

 確かに、このプロバイダーは使いにくいし、なんだか訳がわからんようになる。ま、会長が選んだプロバイダーだから、文句は言えないし、私はもうすぐ、このお仕事からは撤退する。

 

 まぁ、こんなにいい天気なのに行くところがない。桜も藤も牡丹も石楠花も終わってしまった。もう少しすれば花菖蒲やアジサイの花が咲く。

 

 それだし、もう気温が高くなって屋外作業は暑くなってきている。外での散歩や作業は無理な暑さになってきている。朝早くには、私の植えた野菜には水やりを済ませているし、迷犬ごんの散歩もすませている。

 

 ということで、おへんろ資料展示室のガイドブックの追加修正をやっていた。これは、陝西省にある「青龍寺庭園模型」である。ところが最初は、この「陝西省」が読めなかった。ガイドするのに読めないでは済まされない。でも、最近は検索エンジンが立派だから、読めない文字もコピーしてペーストすればすぐに辞書が開いて教えてくれる。もちろん、「せんせいしょう」である。

 

 こういう文字は私が読んで文章にした。それをコピペでガイドブックに張り込んでいく。ありがたい世の中になったもんだ。

 

 こうして、試作版のガイドブックが出来上がってきた。

 

 これも、梅雨時の作業だと考えていたのだが、これが仕上がったから、梅雨時には、前山から大窪寺までの「道標・石仏・丁石ガイドブック」を仕上げることにしよう。

 

 私たち「大窪寺班」は、ここから、花折峠を越えて大窪寺までを担当する。だから、ガイドする項目はいくらもある。それをまとめておかないと、大事なことが消え失せてしまうのだ。人間の記憶なんてたいしたことないのだ。

 

 こういう道標や石碑石仏も貴重な観光ガイドネタになるのだから。

 

 今日の掲示板はこれ。「他人がやると大悪党にみえるが、自分がやった時は必ずやむをえぬ事情がある」というもの。出拠・原典は不詳だが、「あの人、あんなことをやってる・・・。悪いヤツやなぁ・・」と思うことは多々あること。マイカーの灰皿をコンビニの灰皿に捨てて平然としている人とか、よさまのお墓を靴のまま、踏みつけたり蹴飛ばしたりして、さも、あたりまえのような顔をしている人とか・・・。でも、それが自分だったら、「これはこうだから、こうしたんだ・・」と、確かにやむを得ぬ事情らしきものを並べ立てる筈。自分さまが社会を汚し、世間を暗くしていることなどには気づきもしていないものだ。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


薫風に 諭(さと)されている 当たり前

2019年05月07日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は11度から19.9度、湿度は72%から34%、風は2mから3mの北北東の風が少しばかり。明日の8日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 111/74/62 36.4c-97% 61.8Kg 1013hPa,16c,62% 体調はすこぶる良い筈だった。

 

 10連休明けには関係しないのだが、月初めの火曜日・・・ということで、観光ガイド大窪寺班の勉強会である。で、今日は、奥の院探訪の下見調査の日である。寒川大先達、前田チーフガイド、檀家代表の六車女史、新会員の岡田女史、それに私と補助役の舛本女史の六人が大窪寺に集合した。

 

 目指すのは大窪寺奥の院・胎蔵ヶ峰寺である。ここに大客さんを案内してガイドできないか・・という下見調査であった。

 

 ここから八丁、約880m先だと案内板にはあった。そのくらいならば歩けるだろうと頑張ってみようと思った朝だった。ま、最初はこのような石段で手すりもあるので、平気な顔でついていった。

 

あえぎあえぎ昇っていくと、こういう難路になる。もちろん手すりなんぞない。

 

 で、早くも10分ほどで二人はギブアップ。四人にお任せして、私と舛本女史はリタイア。わずかに80mほどしか登っていないのに・・・。足が悪いのと上り坂になると呼吸困難になってきてしまう。下り坂なら平気だと思ったが、足がふらついて歩けない・・・。全く、情けないことだ。

 

 で、二人は門前の野田屋さんのお接待のお茶を頂きながら、お食事の交渉。大窪寺と云えば門前の打ち込みうどんだが、少し高級な3,000円程度のうどん定食は可能か・・・などの交渉である。本来は観光ガイドなのだが、それだけではお客さんは集まらない。おいしいお食事が必要なのだ。

 

 一行は9時半過ぎに山に入ったが、降りてきたのは11時過ぎだった。ガイドしながら登るので約40分、奥の院周辺のガイドをして30分、下山に20分・・・何に時間がかかったんだろうか。来月の勉強会で検証したいものだ。ついでに、ここに倒れている二丁石を見てもらった。

 

 そして、基礎をならして、立て直してくれたのがこれ。これでまだ、二丁石とは確認できにくい。なんとかしなければという宿題も出来た。

 

 お昼からは連休明け・・・ということで、銀行屋さんに行ってきた。

 

 お役所から車の税金を納めるようにと云うお達しがあったのだ。泣く子と地頭には勝てぬ・・・ということだから、すなおに税金を払っておいたが、

 

 なにせ、連休明けだからお客さんが多い上に自動受け付機が故障しているとかで、うんと待たされてしまった。

 

 ついでに通帳記載もしておいたが、銀行屋さんはきっちり10連休をやっているではないか。

 

 久々におじょもさんから絵手紙を頂いた。しかしのかかし、いつも思うのだが、なんで、ハガキなのに「絵はがき」とは云わないんだろうか。手紙でもないのに、なんで「絵てがみ」なんだろうか。「十連休 昔のことなど ウロ覚え」もうろくしたもんだ。

 

 今日の掲示板はこれ。「『あたりまえ』を みんななぜ 喜ばないのでしょう」というもの。あたり前が当たり前過ぎて、当たり前に慣れきっているのだろうか。これが当たり前で無くなったときには、どんなにか当たり前であったことが大切であったのかと思い知らされるのに・・・。

 あたりまえ

  あたりまえ
  こんなすばらしことを、みんなはなぜよろこばないのでしょう
  あたりまえであることを
  お父さんがいる
  お母さんがいる
  手が二本あって、足が二本ある
  行きたいところへ自分で歩いてゆける
  手をのばせばなんでもとれる
  音がきこえて声がでる
  こんなしあわせはあるでしょうか
  しかし、だれもそれをよろこばない
  あたりまえだ、と笑ってすます
  食事がたべられる
  夜になるとちゃんと眠れ、そしてまた朝がくる
  空気を胸いっぱいすえる
  笑える、泣ける、叫ぶこともできる
  走りまわれる
  みんなあたりまえのこと
  こんなすばらしいことを、みんなは決してよろこばない
  そのありがたさを知っているのは、それを失くした人たちだけ
  なぜでしょう あたりまえ

 

じゃぁ、また、明日、きっと、会えるといいね。


深呼吸 してみる牡丹の その白さ

2019年05月04日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は13度から24.1度、湿度は94%から30%、風は1mから2mの東の風が少しばかり。明日の5日は引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。

 

 116/77/61 36.4c-97% 61.6Kg 1016hPa,19c,71% すっかりと初夏の空気になってきた。

 

 今日は「みどりの日」ということで、みどりあふれるお寺にやってきた。今日はおなじみの88番札所大窪寺。ここが結願(けちがん)の寺で、「阿吽」の「吽」の寺とされているが、来年はオリンピックの年だから閏年。となれば、「打ち始め」は大窪寺からとなる。そうなれば、「阿吽」の「阿」の寺にもなる。ここは「阿吽」の寺でもある。

 

 この中央の白いグループ、ここで「卒業式」をやっていた。若い娘さん三人に先輩の先達さんから「結願証(大窪寺授与)」が一人一人に渡されて、この娘さんたちは四国遍路を卒業するらしい。ちなみに、結願証はお冥加、一枚二千円、ケースが500円とのことであった。

 

 大窪寺の藤はどうなっているかなぁとのぞきにきたが、ここも峠は越えている様子。花房の数も少なくなってきた。

 

 お大師堂前の藤棚もハラハラと散り始めている。

 

 そろそろ、牡丹も花盛りを過ぎてきた。お遍路さんたちも花には目もくれずに過ぎてゆく。

 

 今日はまだ連休中ともあってか、若いお遍路さんが目立っていたし、観光客らしい若者たちも多かった。

 

 それでは・・・ということで、八十八(やそば)庵の裏山にあるシャクナゲ園に行ってみた。

 

 今年も二年前の新聞記事を飾ってあった。

 

 ところが、ここも花の盛りはとっくに過ぎたようで、花はポツン、ポツン・・・という状況。

 

 しまったしまった、島崎藤村。アルペン・ローズは「石楠花NET」。ふっ、知らないだろうなぁ~。古い話だからなぁ・・・。

 

 新緑・深緑につつまれた、大窪寺であった。

 

 今日の掲示板はこれ。「生きるうえで「悩み」はつきものです。 まったく悩みのない人生などあり得ません。生きるということは、すなわち悩みと共に歩くことなのです。という枡野俊明さんのことばから。枡野俊明(ますの しゅんみょう/1953年2月28日-/男性)さんは、神奈川県横浜市出身の曹洞宗の僧侶で作庭家。神奈川県にある建功寺の住職を務める人物であり、禅の 思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動で国内外から高い評価を獲得。日本造園設計の代表を務めるほか、多摩美術大学環境デザイン学科教授や ブリティッシュコロンビア大学特別教授も兼任している。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


小手毬の 花揺れもせず 海人の寺

2019年05月03日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は13.5度から22.7度、湿度は90%から44%、風は1mから2mの南の風が少しばかり。明日の4日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 103/69/59 36.4c-98% 61.4Kg 1014hPa,23c,44% 体調に変化はない。

 

 今日は奥方がお休みなもので、野菜に水をやったり、迷犬ごんの散歩をさせたりとゆったりとしていた。

 

 これは、昨日の優婆夷の「捨て往来」を読みやすくしてみた。

 

 こちらは浄土真宗のご門徒さんに出された「捨て往来」である。通行手形の発行は、武士の場合は藩庁に申請し、庶民の場合は在住地の町役人・村役人または檀那寺に発行を申請した。通行手形の内容は、現代のパスポートに記載されている文面とよく似ているとも言える。通行手形持参人の身元、旅行の目的(諸国寺社参拝など)、関所通過の要請、関係諸官への便宜・保護要請、発行者の身分所在地などが記載されている。

 

 お昼からは、86番札所の志度寺さんに行ってきた。「能に見る志度寺縁起絵の世界」~能”海人”から舞囃子「玉之段」「海人」(伶以野陽子)~というイベントが行われるからであった。

 

 国の重要文化財「志度寺縁起絵図」の「海女の玉取伝説」に基づく能「海人」の一部を上演。「海人」は室町の世阿弥以前の古作と伝えられ、ゆかりの志度寺での上演は歴史上初めてのこと。上演の合間に海女の墓でのガイドを志度寺班が行う。同時期に県立ミュージアムで同絵図の展示会開催中。

 

 開催期間は本日、5月3日(金・祝)と4日(土・祝)、開催場所は志度寺書院で、枯山水「無染庭」に臨時舞台が作られていた。

 

 伶以野陽子さんは五十六世梅若六郎師(現 梅若実師)に師事、内弟子入門を経て、シテ方観世流師範免許取得。公益財団法人梅若会所属、公益社団法人能楽協会正会員東京支部シテ方観世流。初シテは能「羽 衣」、能「清経」「殺生石」「敦盛」「船弁慶」などで、梅若能楽学院会館 楽屋教室(東中野・中野坂上)、世田谷区、香川県などのお稽古場にて能楽教室開講中。西新宿カルチャープラザ 講師、日本各地で、能楽のレクチャー、体験ワークショップ、イベント開催している。世界に向けた英語による毎月の能楽ワークショップ開催や、国際社会における日本人としてのアイデンティティーの確立、日本文化の発信のできる人材育成、伝統文化の次世代への継承していく活動に取り組み、幅広く活動中。

 

 私は、そういう方面には全くうといし、なにせ、30分に一度はトイレに行くもので、頭取りだけで失礼した。

 

 さすがに連休中だけあって、多くのお遍路さんがお参りに訪れていた。

 

 ということである。

 

 今日の掲示板はこれ。「恵まれすぎて人生をつまづいた人もあり 逆境から立ち上がった人もある」というもの。確かに過去から学んできた英雄とか成功者とかのなかにも、そんな人はざらにいるし、毎日毎日のニュースの中にもそんな人はごまんと居る。どちらだっていいのだが、最後には「しあわせだったよ」と死んでゆける人こそ、人生の成功者だと思っていたい。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


藤の花 嘘八百の 風の色

2019年05月02日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は14.5度から24度、湿度は80%から45%、風は1mから3mの南西の風が少しばかり。明日の3日は、引き続き高気圧に覆われて晴れる見込みらしい。

 

 125/83/58 36.3c-97% 61.4Kg 1009hPa,24c,70% 初夏の陽光になった。「晴~れた五月のなかぞ~にぃぃ♪・・・」という初夏らしい朝だった。

 

 昨日の「へんろ資料室展示室」のガイドマニュアルの補足がやりたくなって、今日は予定外に前山に行ってきた。

 

 別に、誰に頼まれてやっている訳でもない。これを作ったからと云って、誰かが喜ぶ訳でもない。

 

 おへんろ交流サロンに行くと、私たちの「交流サロン支援班」というアシスタントが四名いて、おへんろさんのお接待なんぞをサポートしている。ふむふむ、熱心なお方がいるものだなぁと感心した。私はどうにも、こうしたお接待は苦手なのだ。

 

 この反対側に、こういう「へんろ資料展示室」という展示スペースがあって、おへんろに関する資料、およそ一千点を保管・展示してある。私たち「大窪寺班」は、ここからガイドを開始する。

 

 この左半分が展示室である。ここを、30分から1時間コースで案内して回るのである。

 

 ま、ガイドする方、それぞれの得意分野があって、ガイドの方法もさまざまだが、案外と、このコーナーはスルーされてしまう。このお方こそ「四国遍路の父」、「四国遍路中興の祖」「四国霊場の生みの親」ともいうべき高野聖「真念」さんのコーナーである。四国霊場88カ所は、この方が書いたガイドブックに掲載されて有名になった。それまでは、思い思いに好きなお寺を回っていたのを、この「四国遍路道指南(みちしるべ)」で1番から88番に番号を振ったことから定着したとされている。

 

 中司(中務)茂兵衛は、1845年(弘化2年)に山口県に生まれ、22歳のころ四国に渡って以来遍路を続け、1922年(大正11年)、280回目の終わり近くに76歳で没するまで故郷に帰ることはなかった。42歳のとき、巡拝が88回目になったのを記念して道しるべの建立を始め、その道しるべは遍路道沿いに今でも230基余り現存している。まさに四国遍路の鉄人、四国遍路の大先達である。でも、時代が江戸後期から明治にかけての人だったから、歴史的にはあまり有名な人ではないとされている。

 

 さすがに十連休だからか、春遍路なのだろうか、歩き遍路の方がやってきている。それを「支援班」の方が応対し、お接待している。

 

 江戸時代は旅に出るときは、身分証明と旅の目的を明らかにするために、旦那寺や庄屋などが往来手形を発行して、旅人はそれを見せて関所などの通過が出来た。この「捨て往来手形」は旅の途中で病死したら、その場で葬り、その在所に連絡もしなくてよいと書かれている点に特徴がある。いわば在所から捨てられたようなもので、「捨て往来‥‥」と名が付いている。本人にとっては遺書のようなものであった。

 

 これは、その「捨て往来」をわかりやすく書いたものである。私は、こういうものが得意なのである。

 

 こちらは空海さんのコーナーであるが、私はいつもスルーしてしまう。

 

 こちらは、私たちが何年もかかって調べた収め札のコーナーであるが、案外と皆さんは興味なさそうに通り過ぎてしまうのが寂しい。

 

 話題になっていた「十連休」だが、早くも半分以上が過ぎてしまった。今日の掲示板はこれ。「楽しみでどんなにごまかしてもごまかしきれないこの身が残る」というもの。私も毎日毎日、東に西にと走り回って忙しそうにはしているが、毎日を、目の前のことでごまかしながら、一生懸命生きているようにしている身かも知れない。でも、今の私が、本当にすべきこととは何だろうか。我が身、我が心を鏡に照らして見つめられるように、目をそむけないようにしながら走り続けたいものである。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


吹き流し こだわりもなく 午睡する

2019年05月01日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は気圧の谷や前線の影響で雨が降っていた。気温は15.5度から19.4度、湿度は96%から76%、風は1mから2mの北西の風が少しばかり。明日の2日は、次第に高気圧に覆われてくるため、概ね晴れる見込みらしい。

 

 101/67/64 36.4c-97% 64.2Kg 1002hPa,22c,70% 昨日から体が重たかったが、とうとう、64Kgを超えてしまったが、夕方には61.8Kgまでに落ち着いた。今日も一日雨だった。

 

 新しい会員さんが二人、大窪寺班に入ってくれたので、このガイドブックを探してみたら、これ一冊しかないし原稿原紙もない。

 

 そこで、急遽、原稿を探し出して、ガイドブックと仏教語辞典を二部ずつ作ることになった。

 

 携帯用にA5判にした。

 

 100円ショップで表紙になりそうなものを探してきた。これはスクラップブックらしい。黄色いものはノートだったもので、これを探したのだが、もう見えなかった。商品の入れ替えも激しいものがあるらしい。

 

 で、いらないものは剥がしてしまい、表紙だけにした。余裕があれば表紙までも自作するのだが、昨日、今日は気圧の関係か体が重い。

 

 折り上げてステップル留めしたものに、羽を付ける。A4判白地の用紙を二つ折りにして表紙と裏表紙に貼り付ける。これが表紙と本体をつなぐ「羽」になる。

 

 これを表紙に挟み込んで、のり付けすれば製本が完成する。

 

 これで、仏教語辞典ができあがった。

 

 これに「題箋(だいせん)」を貼り付ければ、ガイドブックと仏教語辞典が二部ずつでき上がった。

 

 さらには、おへんろ交流サロンにある、「おへんろ資料展示室」のガイドマニュアルも作ってみた。私たちの「大窪寺班」は、半分以上が、ここからスタートするので、この資料室でのガイドも大事なお役目。

 

 こうして、今日はそぼ降る雨を横目に見ての「まほろば工房」のお仕事に夢中の一日になった。

 

 今日の掲示板はこれ。「こだわるな 心 空なり 吹き流し」というもの。これまた、どこのどなたの言葉かわからない。分からないけれど、あちらこちらで見かけることば。吹き流しのように頭がなければこだわりも生まれない。私たちは頭があるだけ、こだわりが生まれる。この頭を空っぽにしてみたらどんなだろうかと思うけれど、なかなかにオツムもからっぽにはなってくれない。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


若葉冷え 今日はメダカも 雲隠れ

2019年04月27日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、寒気の影響で空気が冷たい時間帯所があった。気温は11度から15.4度どまり、湿度は84%から50%、風は3mから6mの北西の風が冷たかった。明日の28日は引き続き、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 108/72/59 36.4c-97% 61.6Kg 1013hPa,18c,62% 体調に変化はない。昨日のおなかの張りはウソのように消えてしまった。今日は歩いても重いものを持っても呼吸困難にはならない。

 

 さて、四国霊場86番札所志度寺さんの「志度寺縁起絵」の修復が終わり、現存する六幅の縁起絵が香川県立ミュージアムで一挙同時にそろい踏み展示されるというので行ってきた。

 

 途中で屋島の娘んちに荷物を届けてからミュージアムに入ったのは9時半前だった。

 

 事前レクチュアは午前10時からだというので、先に、この「衆鱗図」という江戸時代に書かれたお魚図鑑の展示を見ておいた。讃岐国高松藩を治めた高松松平家には、水生生物を描く「衆鱗図」、鳥を描く「衆禽画譜」、植物を描く「衆芳画譜」「写生画帖」の4種13帖(一括して、香川県指定有形文化財「高松松平家博物図譜」 以下、松平家図譜と略す)の博物図譜が伝来している。松平家図譜は五代藩主・松平頼恭(1711ー71)によって、18世紀半ばに制作されたものだという。

 
 松平家図譜では、実物のサイズ感を大切にしつつ、花や根から果実の断面に至るまでの多角的な視点、羽や鱗、葉脈といった細かな部分までの広い視野をもって、魚・鳥・植物を観察している。そして、見えるか見えないかというほどの微細な線、質感を表すための素材や彩色の工夫、平面にこだわらない表現方法などを駆使し、存在感のある姿で描写している。その表現は様々なメディアが存在する現代においても、見る人に「ここまで描くか~!?」という驚きをもたらしている。

 
 今回の展覧会では「松平家図譜」をこれまでにない規模で公開していて、また、NHK高松放送局のご協力により、4K、8K超高精細映像でその細部に迫り、驚異的な描写力を見せてくれている。この展示を通じて、松平家図譜がいかに“超(スーパー)グラフィック”であるか、その魅力を堪能してうなづくばかりであった。

 

 10時になったので地下一階の研修室に入った。そこには私たちの仲間が40人ほど集まっていた。今日は「臨地研修」ということで、ここでのお勉強会になる。

 

 で、担当の学芸員さんから、志度寺縁起絵の概要とか修復の手順や、修復中に見つかった新しい「知見」などのレクチュアがあった。

 

 志度寺(さぬき市)の本尊十一面観音の由来や当寺建立・再興のいきさつなどを描いた志度寺縁起絵(志度寺蔵)は、貴重な中世の縁起絵として知られ、重要文化財に指定されている(指定名称は「絹本著色志度寺縁起」【明治34年3月27日指定】)。この展覧会ではその修理完成を記念して、志度寺縁起絵を付属文書などの関連資料とともに特別公開している。

 

 志度寺縁起絵6幅すべてを鑑賞できる絶好の機会であり、修理過程で判明した新知見なども紹介してある。また、同会場の松平家歴史資料常設コーナーでは春の季節にちなみ、春を惜しむ内容の藤原佐理筆詩懐紙(国宝)を5月12日(日)まで公開している。

 

 会期は平成31年4月26日(金)~5月26日(日)開館時間:9:00~17:00※夜間開館日(~20:00)は4月27日(土)~5月6日(月)、5月10日(金)、5月11日(土)、5月17日(金)、5月18日(土)、5月24日(金)、5月25日(土)休館日:5月7日(火)、5月13日(月)、5月20日(月)。会場は香川県立ミュージアム(高松市玉藻町5-5)常設展示室1。

 

 また、志度寺縁起絵の修理完成を記念して、志度寺・さぬき市との連携事業を実施しており、「能に見る志度寺縁起絵の世界」志度寺では、能「海人」の一部が装束付き舞囃子(まいばやし)で上演される。日時は5月3日(金・祝)14:00開演、17:30開演。5月4日(土・祝)14:00開演で、場所は志度寺書院での3回公演(各回80名)入場料は1,000円(前売りチケット制)お問い合わせ先:さぬき市教育委員会生涯学習課(TEL  0879-42-3107)。さらに、このチラシの裏側でスタンプラリーに、会期中、県立ミュージアムと志度寺それぞれで専用スタンプを集めた方に記念品が贈呈される。

 

 また、この縁起絵についての本も平凡社から5月に発行されるとのこと。興味のある方は、「志度寺縁起絵」で検索してみれば。

 

 今日の掲示板はこれ。「一生、一度一回限り やり直しのできない 誰にも代わってもらえない それが私のいのちです それがあなたのいのちです」というもの。一期一会という言葉がある。一生に一度限りと言う意味を簡潔に表現した言葉で、考えてみると、私たちが経験する事柄は場所や時刻の違いまで含めると、どれも一生に一度限りと言える。おそらくそんな事実は誰にとっても当然すぎることであり、一期一会は日常体験では意識されない事実の一つになっているような気もする。しかし、そこに自分のいのちを乗せて考えてみたとき、その尊さと貴重さを思い知らされる。

 

じゃぁ、また、明日、会えると、いいね。


山ツツジ 結願の日の 笑みの色

2019年04月21日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は13度から20.7度、湿度は92%から72%、風は1mから3mの北東の風が少しばかり。明日の22日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 124/83/69 36.4c-97% 61.8Kg 1008hPa,20c,56% 体調は安定しているが、おなかが張ったり重かったりするが、体内水分の影響だろうと思っている。

 

 天気もいいことだし・・と、大窪寺まで(車で)走ってきた。我が家からだと20分ほどの距離である。

 

 お目当てはこれである。これでも桜である。御衣黄(ギョイコウ)桜は、サクラの栽培品種である。花期はソメイヨシノより遅く、京都市や石川県白山市では4月の下旬頃。 花の大きさは、京都市や結城市で直径2から2.5センチメートル、北海道松前町で4から4.5センチメートルなど、場所によって異なる。花弁数は10から15程度の八重咲きで、花弁は肉厚で外側に反り返る。

 

 「御衣」とは、貴族の着物のことを意味しており、緑色の花びらが、平安時代の貴族の衣服の「萌黄色」(モエギイロ)に近いことが由来であると聞いた。江戸時代に、京都の仁和寺で栽培されたのが始まりだと云われており、今では沖縄県を除く全国各地でみられるようになっていて、仁和寺以外には、京都の平野神社、島根県の三刀屋川河川敷、神奈川県のこどもの国、東京都の多摩森林科学園などで見られるという。

 

 やがてには、こうしたあでやかな花に変化するが、いまはまだまだ緑色のままである。

 

 枝先では、まだまだ、これからというところ。

 

 このご婦人、埼玉県から独りでお四国を6年間の区切り打ちで、本日めでたく「結願:けちがん」したのだという。感慨ひとしお・・・という気分だろうか、1時間余りもここにたたずんでおられた。

 

 大窪寺の前の土産物屋さん脇に、この「一丁石」というものがある。大窪寺まであと109mですよ・・という「丁石」である。だから、中には1m近くもある大きなお地蔵さんがおまつりされている。

 

 ところが、その先には「三丁石」がある。「二丁石」はどこに消えたのか・・・。

 

 よく間違われるのが、大窪寺門前の「八十八庵(やそばあん)」脇にある「二丁石」だが、これは、逆に、阿波の切幡寺からの「二丁石」である。

 

 これは、大師堂建設のために裏山にあったミニ四国霊場を、ここに集めたものだと云われていて、この中に、あの「二丁石」があると聞いているのだが、どんなに探しても見つからない。ことあるごとに探すのだが、「二丁」と刻まれた石像は見つからない。そこで、お寺の人が見えない間に、この上によじのぼってみた。今まではよじのぼるという動きさえできなかったのだ。

 

 「あった!」確かにこれが、「消えた二丁石」だった。宝暦十二年五月吉日 施主土州井筒屋利平治と確認できた。こんな風に倒れていては見えないはずだ。

 

 力を振り絞って、これを起こそうとしたが、「動かさないで・・・」と云ったかどうかは知らないが、重くて重くて動かせなかった。やっぱり、パワーがなくなったんだなぁと思うばかりだった。これで、大窪寺の謎が一つ消えた。

 

 今日の掲示板はこれ。「たのしい人はなんでもたのしむ 苦しむ人はなんでも苦しむ」という、荒了寛さんの言葉から。私の周りにはいつも楽しそうに人生を謳歌している人がいる。でも話を聞くと様々な苦労・苦難を乗り越えてきているのである。そうかと思えば、仕事でもプライベートでも恵まれているはずなのに不平ばかり言ってる人がいる。この違いってなんだろうか。物の考え方、とらえ方だろうか。よくコップに入った水のとらえ方が例に出される。コップに水が半分入っているのをもう半分しかない、と落胆する人と、まだ半分もあるじゃないか、と喜ぶ人、その違いで心持ちが変わるというもの。友達も楽しそうな人の側にいるのが、良い影響を受けるというものだ。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。


枝先の 紅ほのかなり 春の風

2019年04月20日 | 観光ガイド的日常

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は10.5度から19.1度、湿度は84%から40%、風は1mから3mの東北東の風が気持ちよかった。明日の21日は、引き続き、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 128/86/59 36.4c-98% 62.2Kg 1016hPa,18c,62% 体調に変化はない。

 

 統一地方選挙の投票所の関係で、いつもの前山公民館ではなく、さぬき市寒川町にある「春日温泉」大広間で、観光ガイド「おへんろつかさの会」年度総会が行われるというのでやってきた。

 

 私はもっぱら駐車場係である。こういう案内も渡邊会長手作りで、自分で貼り付けるのだから手作り感いっぱい。

 

 こういう大広間での総会らしい。私は役員ではないので運営とか設営とかにはノータッチ。トイレを借りるためにここを下見した。

 

 定刻になったので総会の頭取り。今日は選挙期間中のためか、場所が変更になったためか、60名程度の参加者だった。

 

 昨日、恵比寿さん役をやっていた長尾町の長尾さんが寒川町でも司会進行役だった。この方、お坊さんでもないのにいつも作務衣姿である。

 

 定刻の9時半から総会は始まり、渡邊会長の挨拶で今年度の活動概要などが述べられた。

 

 続いて、大山・さぬき市長から、おへんろつかさの会ができたきっかけとか、その意味などを話されていた。ま、まちおこしの一環で、さぬき市観光発展のための云々・・・みたいなお話だった。

 

 あと、商工観光課の三宅課長からの祝辞などがあり、永年、当会の顧問を勤められた藤井洋一先生が特別表彰されて、議事進行となった。ま、いずれも同じの昨年度の活動報告と収支決算書、今年度の活動予定と予算書の審議など。

 

 総会後には、特別講演会ということで、香川県文化振興課副主幹の松岡明子先生による、「志度寺縁起絵について」というお話だった。

 

 志度寺(さぬき市)の本尊十一面観音の由来や当寺建立・再興のいきさつなどを描いた志度寺縁起絵(志度寺蔵)は、貴重な中世の縁起絵として知られ、重要文化財に指定されている(指定名称は「絹本著色志度寺縁起」明治34年3月27日指定)。この絵図六幅を、県立ミュージアムの展覧会ではその修理完成を記念して、志度寺縁起絵を付属文書などの関連資料とともに特別公開する。志度寺縁起絵6幅すべてを鑑賞できる絶好の機会であり、修理過程で判明した新知見なども紹介するそうだ。

 

 それに併せて、志度寺では、能「海人」の一部が装束付き舞囃子(まいばやし)で特別上演される。日時は5月3日(金曜日・祝日)14:00開演、17:30開演、5月4日(土曜日・祝日)14:00開演。場所は志度寺書院で、無染庭奥に舞台を特設する。公演は3回公演で(各回80名)。入場料1,000円(前売りチケット制)。お問い合わせ先:さぬき市教育委員会 生涯学習課(TEL 0879-42-3107)

 

 今日の掲示板はこれ。「金ためて何をするぞと思いしに 煩悩ふやすことばかり」というもの。どこのどなたの言葉かはわからないが、お金を貯めたことのない私には、お金を貯めれば煩悩が増えるのかどうか分からないが、お金がなくても煩悩は増えて増えて困るのだけれど。蓮如上人の時代、大阪の堺に日向屋という商人がいたという。日向屋は強欲のあまり財産を守ることに終始し、とうとう蔵で孤独死したという。彼の死の報に接した蓮如上人は、「堺の日向屋は、三十万貫持ちたれども、死にたるが仏にはなり候うまじ」と言われたという。人生の目標が経済すべてであるとするならば、これほど人として生まれたことを無駄にしていることはない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


ツイッター

<script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>