似たような色と模様をした蝶がいくつかいるようなので確信は持てないが、たぶんミドリヒョウモン(緑豹紋)で間違いないだろう。上の茶色っぽい方が雌で、下の黄色っぽくて前翅に縞模様がある方が雄だ。いずれも後翅の裏側がやや緑色がかっているのがミドリヒョウモンという名前の由来だという。
ベニシジミ(紅小灰蝶)もよく見掛ける蝶なので、過去にも何度か登場したことがある。体長1.5~2cmくらいの小型の蝶だが、翅は裏も表も結構目立つ色をしている。ベニシジミは、雌と雄では模様に違いはないが、季節によ差があるそうだ。
キチョウ
2008-10-04 | 昆虫
このブログにはたびたび登場しているキチョウ(黄蝶)だ。同じ黄色の蝶でも、模様のよく似た違う種類の蝶もいるので紛らわしいが、たぶんキチョウでいいと思う。それにしても、ダンギクの花は香りが良いのか蜜が多いのか、蝶や蜂などにとってはお気に入りのようだ。いろんな虫が集まっていた。
ダイミョウセセリ(大名挵)だと思うが、これもセセリチョウの仲間だ。地味な色をした蝶で、黒っぽい褐色の翅にある白い斑点模様が特徴だが、岐阜の関ヶ原あたりを境に、西と東では模様に違いがあるそうだ。西日本に棲むダイミョウセセリは、前翅と後翅の両方に斑点模様があるが、中部以東にいるのは斑点が前翅だけだそうだから、これは関東型のようだ。
これはたぶんオオチャバネセセリではないか思うが、これもイチモンジセセリなのだろうか。その区別がよく判らない。大きなカマキリに狙われているのだが、実は蝶が留まっている直ぐ近くにも、これを狙っている別の敵がいる。動きが俊敏な蝶なので、たぶん彼らの餌食になることはないだろうが、一匹の蜘蛛が隣の葉の裏側に隠れているのだ。
セセリチョウは何となく愛嬌のある顔をした比較的小型の蝶が多く種類も結構多いようだ。これは翅に灰色の斑点が一列に並んでいるので、たぶんイチモンジセセリ(一文字挵)だと思うが、あまり自信はない。もしかしたら、よく似た斑点模様の翅を持っているオオチャバネセセリ(大茶羽挵)かもしれない。
花が節に段のように付くことからダンギク(段菊)と言うそうだが、名前にキクと付いていても、菊の仲間ではない。ダンギクはどれも園芸種ばかりかと思っていたが、九州では自生している株もあるそうだ。このダンギクは「グリーンピア春日井」で咲いていた。