よく散歩に行く近くの矢田川の河川敷から見た夕日だ。雲の状態にもよるが、秋は夕日が美しいと思う。夏には、太陽は橋のはるか右側に沈み、冬になると橋の左端くらいに日が沈むのだが、だいぶ日も短くなってきて、今では橋の中程で日没を迎えるようになった。川面に写る夕日は今が一番良い時期だ。
先月5日に独特の臭い匂いがするへクソカズラの綺麗(?)な花を載せたが、あれから1ヶ月半が過ぎて実が生った。せっかく美味しそうな赤い実をいくつか掲載した後でイメージが壊れるが、ついでにへクソカズラの不味そうな実も載せておくことにする。
「東谷山フルーツパーク」の南口通路に植えられているシセントキワガキ(四川常磐柿)だ。名前のとおり、中国原産の常緑の柿で、実の大きさは2cmくらいだろう。まだ緑色の実が殆どだが、完熟すると鮮やかな赤橙色になる。まだ“赤い木の実”の仲間には入らないかもしれないが、いずれは赤くなるので、少し早いがついでに載せておく。“虫食い”なのか、少し黄色くなった実がいくつかあった。観賞用の柿だが、渋味はなく甘柿だそうだ。
「東谷山フルーツパーク」で実が熟していたリンゴだが、色や形は似ていても果物としての食用のリンゴではなく、長野県の松本で発見された野生リンゴの観賞用園芸種だそうだ。「アルプスオトメ」という名前が付いていた。実の直径は4~5cmくらいで、食べ頃で美味しそうにも見えるが、味は酸っぱくて甘みはあまりないらしい。
近くの「東谷山フルーツパーク」で実を付けていたエゾノコリンゴ(蝦夷小林檎)だが、ネームプレートを見て初めて名前を知った。野生のリンゴの一種だそうだ。リンゴとはいえ実は1cmにも満たないくらいで、非常に小さい。リンゴの仲間なのに、サンナシという別名もあるそうだ。
ゴンズイ(権萃)の赤い実だ。完熟には僅かに早いが、いずれ裂開して中にある黒い種子がよく見えるようになると、赤と黒のコントラストが綺麗だ。魚にもゴンズイというのがいるそうで、釣人には好まれない“外道”の魚らしいが、樹木のゴンズイも、あまり役に立たない木で、樹皮の模様が魚のゴンズイに似ていることから、魚と同じゴンズイという名前になったらしい。
3月下旬に掲載したサンシュユ(山茱萸)の実だ。早春に黄色い花火のような格好をした花が咲いていたが、ヤマグミという別名があるように、実はグミのような楕円形をしている。大きさは1cmくらいで、見た目も美味しそうに見える。食用になり、果実酒などにするそうだ。漢方薬としても利用されるという。
ウメモドキ(梅擬)は先月も載せたので二番煎じになるが、これは愛知県森林公園にあったウメモドキだ。庭木としてよく見掛けるので、馴染みのある木だが、雌雄異株なので雌株にしか実は生らない。実はかなり前から色付いているのに、まだ木にかなり残っているところを見れば、小鳥はあまり食べないのかもしれない。
今月前半は別に大して忙しかった訳でもないが、先月末から月を跨いで旅行に行っていたり、何かと雑用が多くて、散歩の花撮りには殆ど出掛けられなかった。少しネタ不足でもあるので、暫くは我が家の庭や近所で撮った木の実の画像を載せておこう。
春に白やピンクの花を付けていたハナミズキだが、半年たったら綺麗な赤い実を付けた。今はヒヨドリの格好の餌になっている。葉も少しだけ紅葉が始まってきた。このあたりの平地での紅葉は1ヶ月後くらいだろうか。