閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

ミツバツツジ (1)

2011-05-11 | 樹木・花木
去年の4月5日にも載せたのと同じ種類のコバノミツバツツジ(小葉三葉躑躅)だと思うが、ネットで調べてみたら、山に自生している野生のミツバツツジでもいろんな種類があるし変種も多いそうなので、正確にはどういう名前なのか判らない。あちこちの里山へ行くと、たいてい何処の林でも紫色の花が綺麗に揃って咲いており、暫し目を楽しませ気分を解ぐしてくれる。ミツバツツジは花が先に咲いて葉芽は後から開いてくるのでよく目立つものの、園芸種が多い他のツツジにはない素朴な自然の美しさを持っていると思う。我が家の庭にも品種不明のミツバツツジが1株だけ植えてあるが、花がやや大きめで色も少し濃いようなので、たぶん交配種だろう。十数年前に小さな苗を買ったものが大きくなり、今年も赤紫色の花が綺麗に咲いた。







黒っぽい小さな蝶は、翅の模様からたぶんコツバメだろうと思う。春に姿を表わすシジミチョウの仲間だ。翅を広げるのを待っていたが、なかなか開かないまま俊敏に飛び去ってしまった。翅の表側は光沢のある綺麗な青色をしているはずだが、身を守るためなのか、この蝶は留まっている間は翅を広げないそうだ。






そう言えば東日本大震災から今日でちょうど2ヶ月になる。東海地方では春真っ盛りだが、被災地ではまだ十分な復興が進んでいないようで、東北地方の本当の春はもう少し先になるのだろう。地震や津波に耐えて咲いている桜や春の草花がニュースで紹介されていたが、冬の後には必ず春が来て綺麗な花が咲くように自然は出来ている。復興の手助けは何も出来ないので、そう励ましの言葉を送るしかない。被災地の方々には、早期復興に頑張って頂きたいと願うのみだ。
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