まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

2006年 ディズニーハローウインパーティー。

2006年10月31日 | 雑感(日記)
昨年に引き続いて、この時期にディズニーランドに行くと、
ハローウインにちなんで、目にする人間、
コスプレの嵐だ。

家族全員で、「何かの」集合だったり、
着ぐるみをかぶった、「完全体」だったり、
そもそも、その生き物の名前が出てこないんだが、だったり、
年を追うごとに、「華やか」 いや、「ヒートアップ」 いや、
そろそろ、規制が入る日も近いんではないんじゃないかな。 くすっ。

昨年、これは完璧!と思えた
アースラとジャファーのコンビ。
多分、いた。
昨年は、あまりの存在感に、記念写真をお願いしたくらいだ。

しかし、今年のアースラ。
しおれている。やつれている。もう、すっごく楽しみにしていたのに......。

それにしても、「素材」がアースラは、たくさん歩いていたのに。
ああ、デリカシーのないことを。
とはいっても、いました、喫煙所に、タバコをくゆらす、
完全体のアースラが。
完璧だぁ!

ほとんど全員、足を止めてみていました。
いやー、紫系の8本の足が、ちょどいい感じの座布団に見えてしまうのは、
その存在感もさることながら、
つくづく、日本の「和風」おばちゃんにやらせたら、
案外、最強かも!という偏見があるからかもしれない。

でも、時折かける携帯電話。
せめて、今日一日は、明るく笑いながら話さないでほしかった。
底冷えのする「笑い」を通していただきたかった、です。

で、横に座ったり、たったりしていた、いよっ!トリトン。
金色の「武器」もしっかり作っていて、
上半身が「裸」という厳しい条件を、ものの見事に「実現」いや「表現」!
着ている?着ていない?もう、その根性に、似ているかどうか、
見るのを忘れてしまいました。

最近は、ちょっと穴場の「コーナー」で、撮影会をやっている集団もいて、
アイスクリームを家族で食べている、その横で、
設定はなんだ、今のはどういうアクションなんだ、
と、陰ツッコミをいれられるほど、家族の会話が弾んだ一日でした。

さて11月からは、また恒例のクリスマスイベント。
イクスピアリでも、ミラコスタでも、食い物屋は、こぞって、イベントだ。
ランチにディナーに、ピンバッチを「餌」に、6個集めると、
素敵な「額」をプレゼント!
行くのか?行かなくては、ならないのか?他にカードはないのか?

というくらい、「底冷え」のするシーズン、突入です。

増税は、無能な証拠?危機を煽りすぎる政府。

2006年10月31日 | 本・映画
この日本は、本当に「増税」しか、手をうつことができないのだろうか?
実感としては、バブルが弾けて以降、長い不況が続いた。
物の値段も下がり、リストラを打ち出す、大手企業の報道、社会保障の破綻など、
国の「経済」状態の悪化が、これでもか、というくらい、
連日報道された。

国の「債務」が、ほとんど壊滅的で、何世代にも渡って、苦しめることになる、
そういうマスコミやテレビの報道に、
明るくなれって言っても、そりゃ、無理。
将来に希望を、と言っても、そりゃ、無理。
そういう閉塞感。

そういうときに、なんだかこういう本を読みたくなるんです。
「増税が日本を破壊する」 菊池英博著 ダイヤモンド社

サブタイトルが、本当は「財政危機ではない」これだけの理由。
いま日本経済に必要なのは、積極的な投資減税と公共投資。
借金795兆円にはカラクリがある。

この本を読んでいて、参考になったのは、
あの15年間で、効果が見られないとされていた「公共事業」。
金だけ突っ込んで、日本の経済に何の効果もなかった、物笑いだよ、
とされていたやつ。

過去のデータをみていると、案外、そうでもなかった。
以前読んだウエクサレポートでもそうなんだが、
この財政危機は、どうやら、橋本、小泉氏によって引き起こされた
「政策危機」と呼んでも差支えがないらしく、
結果、今、論議されている「増税」は、

「もう、ぼくには財政的な政策を考える自信がないので、安易に増税させて
 いただきます」に等しい、ということらしい。

まず、企業会計として取り入れた、時価会計(減損会計含む)。
僕は、あれほどグローバルスタンダードだって、聞いていたんですが、
あのアメリカですらも、
景気がよくなったんで、「つい最近から始めました」。
という代物だったなんて、聞いたことがありませんでした。

おまけに、「時価会計ってさぁ、景気が悪いときにやって、得すること一つも無いよ
 このアメリカだって、あの1933年の大恐慌以来、60年間、時価会計を
 停止!していたんだよ。」
ということだ。

さらにペイオフ制度。
銀行に預けている「預金」1000万円までは、保護され、あとは、自己責任だよ。
という制度。
これは、もともと、欧米の中小の銀行の「貸し出し」を円滑に行うように、
支援を目的とした、プログラムらしく、
安心して、お金を預けなさい。
そのお金を「原資」として、銀行は「投資」「貸し出し」をするからね、
ということだったらしい。

聞いてないよ。そんなこと。

簡単に言うと、時価会計によって、所有する土地・株が下がった場合、
その都度、決算にて、「損金」を確定しなければならない。
特に銀行は、その影響が「大きい」。
なにしろ、自己資本率というのがあって、毎年、どれもこれも下がったら、
損金の関係で、自己資本率が「危険」なことになってしまう。

結果、どうなるかというと、「貸し出し」ができなくなる。

またペイオフが散々言われまくってしまい、銀行に「安定」して預金されていた
お金が、「流動」することになる。
もともと、それを原資として、お金を貸し出すという機能の銀行は、
方向転換を余儀なくされる。
そうです、貸し出しよりも、「手数料収入」に活路を求め始めたんです。

さらにさらに、金融庁は、時価会計とディスカウントキャッシュフローをもって、
銀行に「乗り込みます」。
ディスカウントなんたらは、来年、1億で売れていた商品は、多分、8000万円
になるよね。
予想としては、今のまんまだと、損がでるよね、損金処理を「今からしといて」、
という作業です。

これをやられてふっとんだのは、ちゃんと納税していた中小企業レベルです。
銀行が、そういう「査定」で望みますから、
貸し出し枠が、ふっとぶ!
さらに地価、株価がさがると、所有していた企業から、金を「はがし」に
行かざるをえない。
これでふっとんだのは、UFJだったらしい。

さらに、銀行が多いとする考え。オーバーバンキング。
やってみたら、「銀行の寡占化」が進み、地方に銀行がない。
地方の銀行には、金融庁から、1件あたりの上限融資額が、きっちり通達。

貸し渋りといわれている環境を作ったのは、実は、「政府」でした。

案外、そういう流れから、中小企業の社長の自殺、リストラなどで
「痛み」を分かち合った方々の自殺は、
後世の歴史家から、暗黒の平成と、名指しして、ご指名を受ける人がでるかもしれない。

今回の
松下電器9月中間決算、大幅な増益 新社長、順調な船出
記事だけ貼りましたが、この2年で、連結諸表で明らかですが、
本体は変わっていませんが、連結ベースで3000人、人が減っています。
株価を中心に企業をやっていくと、こういう世界が繰り広げられます。
あの松下でもです。

日本のサラリーマンの、実に80%は、課税所得300万円未満に入っております。
これは衝撃的な数字です。
この先、増税は、明らかに、このグループを狙い撃ちにしてくるものと思われます。
なんたって、20兆円、税収をあげるのが「目標」らしい。

公共事業が役に立たないっていう論理も、
どこかが、中間にいて、紛れも無い「搾取」をしている構造が見て取れるから、
破綻をきたしているんであって、
減税と、公共投資をを増やした時期は、確かにGDPも税収も上がっていました。

これも一つの見解なんであろうが、
デフレの「余地」が残っている時期に、増税をする国は、
必ず、無能呼ばわりされることを、政治家の肝に銘じていただきたい。
ゲームでも、増税のメニューは、あらゆることをして、最後にやる。
関心を持てる、本でございました。