名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

人間は間違いを起こす

2022-09-10 | 思う事


静岡・牧之原市で起きた園児・バスの置き去り事件
保護者説明会 「あり得ない」泣き叫ぶ声や怒号も・・・

亡くなった3歳のお子さんは熱さに耐えきれず、
自分で服を脱ぎ、
水筒の水も空になっていたそうだ。

痛ましい事故・・・(事件)

ご冥福をお祈りいたします。

 この幼稚園の安全管理マニュアルでは、
園児の降車確認は同乗する補助員の役割とされいた。

 専用タブレットで登園の有無を確認するシステムを導入していた。



せっかくのシステムも形だけの作業になっていたのだと思う。
5人しか登園していないに、
6人まとめて登園の入力手続きを済ませたとも説明している。


この二つの作業が確実に為されていたら、
このような事故は起きないハズである。



管理者が担当者に対して
毎日、朝礼で言ったとします。



 決められたマニュアルを確実にやりなさい!!!

 シッカリやりなさい!!!

 チャンとやりなさい!!!

  気を引き締めてやりなさい!!


それをすれば・・・

このような事故は絶対に起きないのでしょうか?

   イヤ!! 

それで・・もまた同じ事故が発生る可能性はある・・・

現に・・
この事故を起こしたのは、情けない事に・・
幼稚園の最高責任者である・・・



ヤル気があり・・悪気が無くても・・

「 人間は間違いを起こす 」



思いもよらねアクシデントに見舞われたり、
動揺して、その時だけ例外的にマニュアルに従わなかった・・

想定外の偶然が2重3重に重なって、
結果的にマニュアルを守れなかった・・

まっ・・たまにはサボってもイイだろう・・・

そんな時に、悪い偶然が重なり、
同じような事故を起こしてしまう可能性もある。

私は思う・・・

「車内に取り残された子供を絶対に見逃さない為の
「確実」で「単純明快」な対策を考えれよい。


 この事故で一番肝心な部分は、

「 子供を取り残さない 」

だだそれだけであり、

チャンとやれ!!!  シッカリやれ!!!

などという、精神論ではない。

精神論では事故は防ぐことができない。

私がもし、幼稚園の最高責任者だったら・・
単純明快にして、高等なシステムを構築します。



  バスの一番後ろの窓ガラスに「日めくりのカレンダー」をぶら下げる。

1・・・運転手は園児を降ろしたら、後ろまで行き、今日の日付の、
日めくりのカレンダーを破る。

2・・・破った紙は、管理事務所まで持ち帰り、決められた場所に掲示する。
その後、出来る限り大きな声で呼称する。
「今日は〇月〇日・〇曜日・・安全第一で頑張りましょう!!」
(誰の眼にも入る場所に掲示版を設置)

運転手は、「バカバカしい・」と思いながらも、
最後に否が応でもバスの一番後ろまで行かなければならない。
子供が残されていたら、当然目に入る。

〇月〇日〇曜日です!!!が「安全を確認ました」という意味になる。
言葉だけの呪文と化した「安全を確認ました」とは意味が違う。
これは、意味のない呪文と化した言葉を唱えなさせないための下地となる。


 バスの一番後ろの座席の下にも「日めくりのカレンダー」を置く 



1・・・運転手は、床にしゃがんで、座席の下の日めくりカレンダーを取り出し、
当日の紙を破る。

2・・・破った紙は、管理事務所まで持ち帰り、決められた場所に掲示する。
(誰の眼にも入る場所に掲示版を設置)

 子供がふざけて床に座って隠れている可能性もある、
運転者が床にしゃがむと、死角の確認ができる。

 この二項目は例外なく、どんな事があっても絶対に行なう。

 この、一見すると馬鹿らしい動作を何も考えずに毎日確実に行う。

これは武道で云う「型」である・・・

これさえやれば、絶対に子供の降ろし忘れは起こらないと思う。



チャンとやれ!!!  
シッカリやれ!! 
気を引き締めてやれ!! 
根性だ!!! 
真心だ!!!
心を込めてやれ!!!

いまだにこんな呪文を大真面目に叫ぶ
昭和の化石のような人間も存在する。



こんな言葉聞くとウンザリして・・虫唾が走る。

産業の多くの部分は、平凡で真面目な労働者による
「地道な作業」によって成り立っている。

文明は精神論だけでは進歩しない。
だれがやっても絶対に間違わないシステムの構築。

これこそが、「知恵」であると思う。

私は以前、某大手電機メーカーの子会社に在籍していました。
(30歳~45歳の15年間勤務)
このときは、このような発想の改善を数多く行いました。
一見すると・・
ふざけた様な「バカバカしいマニュアル」を構築。
それが有力幹部の眼に留まり、
35歳、最年少で役職に付く事ができました。








コメント
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