名古屋の白ウサギ・1964年生・

別名、ウサギ仙人・・職業・会社員

竹内文書。。。日ユ同祖論。。。危険信号。

2019-07-26 | 宗教

...日ユ同祖論...

起源は、意外と新しい。
最初に唱えた者は、日本人ではない。



明治8年、N・マックレオド(イギリス人)が提唱したのが
事の始まりであり、
それまでは、そのような説は日本国内にも存在しなかった。



昭和初期になって、酒井勝軍氏・山根キク女史らが、

キリストは日本で死んでいる。。。

青森にキリストの墓がある。。。

などと言った荒唐無稽のお話しを宣伝。

竹内文書なる偽書を宣伝しながら、
古代ユダヤとの関連を匂わす
奇怪な説(教義)を流布。

これが、日ユ同祖論の拡散の切っ掛けとなる。

真相は至って簡単なお話です。
青森に隠れキリシタンの集落が存在していた
隠れキリシタンがキリストの墓を作った

ただ、それだけのお話しを竹内文書云々と・・・
あたかも古来から存在しているように宣伝しただけ。


因みに、現在、山根キク女史の孫に当たる人物が、
名古屋大学の研究員として
学術の世界で活躍しているが、
「祖母は虚言癖と、精神疾患があった」
と告白している。

信じる信じないは個人の自由であり、
信じたからと言って別に
害はないかもしれませんが・・・・

怪しい宗教団体や、カルト団体が、信者を勧誘するとき、
興味を引くネタとして、
このような奇怪な説を利用することが多い。

「竹内文書」
を持ち出してくる団体や、集団には要注意。

竹内文書は夢とロマン好奇心を奮い立たせる
SFチックな内容である。

恥ずかしながら。。。
実は、私も二十歳前の、若い頃は、少し信じていた。

・・と云うよりも、
『信じたかった』が正解かも知れない。



かつて世を騒がせた、オーMも
竹内文書を活用した。

ヒヒロイカネと呼ばれる
錆びない超合金が太古の日本に存在していた
・・・云々・・

太古の日本には「天の浮舟」と
呼ばれる飛行機が存在していて、
天皇はそれに乗って世界を巡った
・・・云々・・

などと言った、
竹内文書の荒唐無稽な記述を流布して
好奇心旺盛な若者の関心を引き、
布教活動や、信者獲得の道具として活用した。

竹内文書とは。。。
昭和の初期、神道系新興宗教団体が
捏造した偽の古文書です。


最近も
ある新興団体の広報部の職員、(元極道Y氏)が
竹内文書を題材にした最もらしい動画作り、
ユーチュ等で、発信しています。

この動画によると・・・
羽田・・岐阜県羽島市・・石川県羽咋市・・・
など・・「羽」のつく地名は、
超古代の、UFOの発着所だったとのこと。

呆れてモノが言えません・・・


この団体は、ある意味、
理論的で、知的な団体だと思っていましたが、
残念です。

こういう子供騙しの汚い手法に対しては、
疑問を感じます。


この団体の親方を追及したとしても、
「広報部の信者が勝手にやっている事です」
「信者、職員の言論の自由を尊重しています」
と逃げるでしょう。

宗教屋さんの餌食にならない様、ご用心あれ。


コメント
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