続・気ままに”ぱちり”

気ままに撮影した写真をアップ

Digital Audio Tape(DAT)

2007年01月22日 00時33分04秒 | オーディオ
デジタル・オーディオ・テープ(DAT)
CDが発売されてしばらくの間、カセットテープしか録音手段が無く、
何とかデジタルの音揺れがなく、ひずみ、雑音がすくなく、周波数特性に優れた特性を生かした録音が出来ないものかと思っていたころ、MDとほぼ同時期に発売された、
夢のテープレコーダーDAT
MDではCDの情報量を正確に録音することが出来ないため、マニアには非常に不評だった、そのマニアを納得させたのがデジタル・オーディオ・テープ。
第一世代のものは、著作権関係でもめたため、デジタルコピーが出来ないものが発売され、CD→DATの一回のみ可能と言うことで、話がまとまり2世代目からデジタルコピー(光、同軸)が可能となりました。

テープの走行はカセットとは違い、ビデオと同じような構造で回転ヘッドを使用しています。
録音モードは基本的に3モード(48kHz、44.1kHz、32kHzサンプリング)32kHzはLPモードでテープの表示時間の倍の時間を録音することが出来ます。
48kHzサンプリングではCDの周波数特性20Hz~20kHzを上回る20Hz~22kHzの録音が可能でした。また、他社とは互換性は無いがパイオニアではテープの速度を2倍で回して96kHzサンプリングで2Hz~96kHzを実現したモデルもありました(当然録音時間は1/2(;^_^A アセアセ…)

DATは回転ヘッドを使用したテープという構造の問題(接触=寿命が短い)とCDからの録音が1倍速でしか出来ないこと等がネックとなり、やがて登場するCD-Rにあっという間に主役の座を追われてしまい、この写真にあるソニーのTCD-100が最後のモデルとなり、2005年12月に表舞台からは消えてしまいました。
(一部proモデルはまだ発売されているって話も・・)
しかしながら、一部のアマチュアミュージシャンや生録(ネイチャーサウンド(野鳥の声など))の間ではデンスケタイプ(パイオニア)やウオークマンタイプ(ソニー)で手軽にCDと同じ44.1kHzサンプリングの録音が出来ると言うことと、最長6時間(180分テープをLPモードで使用)録音出来るということで今も愛用している人がいるようです。
私も、時々SA-CDをDATで録音して聞きますが、それは、MDやMP3などでは味わえないきめの細かいサウンドが楽しめます。
(私は大のDAT好きだったため、パイオニアの96kHzサンプリングモデル(D-06)、ソニーの録再ウオークマン(TCD-D100)再生専用ウオークマン(WMD-DT1)を未だに完動で保有しています)(テープも今は亡き花王の磁気部門のものだったり・・・)