五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2020・4・2

2020-04-03 09:58:30 | 日記
朝、風呂にお湯を溜めて待っているのに、いつもは6時半ちょうどに電話をかけて来るのに40分になっても掛かってこないのでこっちから電話してみると「電源が入っていないか電波の届かない処に云々」のメッセージが聞こえて来る。いつもそうなのだが、こう云う時はひょっとして?と嫌な予感を抱きながら母の部屋の鍵を開けたが、母は朝から何をそんなに騒いでいるのよ?と云った顔でベッドに座ってスマホをいじりながら「さっきから電話が通じないのよ」とぼやいている。だったら後で調べるから風呂に入る支度をして来てくれと母の携帯を預かって風呂のあるフロアに戻り、アレコレ弄ってみるがダメ。後で連絡してドコモに出向くしかないと思っている処へ母がやってきたもんだらそのことを報告すると「だったら頼むわね」と軽く依頼される。それにムカッと来た訳ではないのだけど、母のズボンが濡れているもんだから、オムツ変えたのか?と聞くと変えたわよと答えるもんだからズボンが濡れていることを指摘するとおかしいわねと惚けて浴室に消えていく。それだけなら次のムカッと抑えたのだが、お昼にメイドさんが来て掃除の指示をしている時に浴室に濡れたズボンとオシメが放置してあることを発見。ごみ収集係の俺としてはレジ袋でそれらを回収。母の部屋の前に置いてあるごみ箱に捨てるが、中は空っぽ。ということは昨日の朝から一度もオシメを変えてないことを発見。ここはムカッの上にムカッムカッと来ても当然で、部屋に入って固く注意してから今度は母のスマホを持って目黒駅前のドコモに出向く。予約者まちで下手すると三時間はかかるかも知れないと言われてきたから持ってきた「江戸の音」(田中優子)を最後まで読み切ってしまう。一頁ずつゆっくり読んだこともあって購入してから読み終わるのに何週間もかかってしまったが、三味線の音がもたらす江戸の文化論。かなりの刺激を受けた。で、母のスマホだけど、電源スイッチの場所が母も(そして俺も)分からなかっただけと云うお粗末。かなり苛立ったのとすっかり時間を食ってしまったので駅下のアトレで貝尽くし(+真鯛)のお刺身を買って帰宅。焼いた厚揚げもカウンターにならべて日本酒を飲んで酔っぱらう。そう今日からはお店をしばらく休むんだから酔っぱらってもOK……と云う訳にはいかないのだけど。昨日の夕刊に出ていて切り取っておいた谷川俊太郎さんの「からっぽ」と云う詩が酔っぱらった視界にぼんやり映る「ふたをあけたら/なにもはいっていなかった/からっぽなら/なにをいれてもいいのか/それともみえないなにかが/もうはいっているのか/ふたをとじても/からっぽはきえない/なにもないのにからっぽはある/はこのなかのからっぽは/そとのからっぽにつうじている/からっぽはおそろしい/からっぽに/なにかをいれなければ!/なくしてしまったもの/ほしいのにもってないもの/みたこともないもの/どこにもないもの★バーじゃーじゃんは新コロナウィルスの騒動が終焉するまで閉店します。再開する時にはまたこのブログでお知らせします。どうぞよろしく。
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