Sさんからの連絡は今日もない。仕方無いから以前貰ったことのあるメールアドレスに原稿を送ってしまう。それから七時間以上経つけど何の応答もない。何か事故かトラブルがあったとしか思えない。心配だけど、俺に出来ることは何もない。そのことが原因で朝からイライラしている。老老ブレックファーストは白菜とベーコンと人参と豆のスープに母は蜂蜜トースト、俺はチーズトースト。それにサーモンの中骨とキャベツのマヨネーズ和え。母は最初にトーストを食べる。食パン一枚半を食べきるまで他には手を着けない。次にマヨネーズ和え。キャベツのマヨネーズを嘗めるまで没頭?する。お蔭で猫舌の母の為に元々冷ましてあったスープはすっかり冷たくなっている。さぞかし不味いだろうと思うが自業自得?食事は交互に食べろと昔は言われたから今反対に注意しているけど中々いうことを聞いてくれない。だから放置。でも余程不味かったのかスープを残してしまった。朝からイライラしていた俺は「不味いスープでごめんよ!」とシンクにスープ皿を投げつけてしまう。反省。でも俺は不味いスープを作りたくて作った訳じゃない。老老ディナーは炒飯に母は牛乳、俺はビール。母が飲みたくないなら味噌汁は作らない。食後NETFLIXでサントロブロック主演「消えない罪」(監督ノラ・ウィングシャイト)を見る。よくあるテーマ題材だけど、サントラブロックが熱演。その後「群青領域」(脚本・詩森ろば)。「新聞記者」の時から思っていたけど、シム・ウンギョンの素人ぽく見える魅力はなんなんだろ?
すっかり締め切りを忘れていた俺がいけないのだけど、Sさんの個人誌に頼まれて以前書いた原稿の直し(四百字詰め60枚)を、催促をうけて老老ブレックファースト(昨夜の鶏鍋の味噌汁バージョン、納豆、海苔、チーズ竹輪)の後、お昼に母をリハビリに連れていくまでに集中して仕上げる。原稿を郵便で送ろうとしてSさんの住所が分からないのに気付いて、メールで教えて貰おうとする。だが、返信がない。電話もかけてみる。こっちも出ない。俺からの原稿を心待ちにしている筈なのにと、俺が勝手に思っていただけなのか?でも、いくらなんでもリハビリから戻るまでには返信があるだろうと思っていたのに、老老ディナー(牛コマのスキヤキ丼、壬生菜の漬け物、卵の味噌汁)を食べ終わっても、母を寝かしつけた後になっても何の連絡もない。何かトラブルでもあったのかと心配になる。ウーン、催促してきたけど、もういらないと思ったのだろうか?「ドクターX」(脚本・中園ミホ)の最終回を見る。ちょっとしたテクニックなんだろうけど、主人公をコロナの感染危機に陥らせるなんて面白い、なんて言っている場合じゃないということを直後のニュースステーションで知る。オミクロン株が遂に日本で市中感染した様子だ。これから年末年始を迎えると言うのに大丈夫なのか?妹夫婦は正月に日本へ帰って来ることは出来るのか?