何が原因かわからない。公演初日二日前の今日段階で、案内状を250通も出したのに、私関係で予約を入れてくれた人の数は、親戚筋が団体で申し込んでくれた八人を除くと、七人しかいない。今までこんなことはなかった。例えば去年なんか一年に四公演やったのに、最低でも一公演に私関係で50人はきてくれていたのだ。私の芝居がアキられたのか?それとも前の公演からの四カ月で、間隔がアキ過ぎたのか?案内状を寒中見舞いと一緒に出したのが1月の中旬だったけど、公演までに二カ月もあったのがアキナイ的に不味かったのか?なんて原因をアキ繋がりで今更考えてみても仕方ないことで、アキらめるしかない。でも、そんなことで演出家として意気消沈している訳にはいかない。昨日まで改訂の指示を出しておいた箇所を悩んだ末にカットして、全く違う設定に変更することにした。するとどうだ?今までどうしたらいいか分からなかった箇所がとんでもない輝きを持つようになる。これぞミラクルだ。この数日間、そのことでストレスが溜まっていたのか痛風の発作で右足の甲が膨れ上がってしまって靴が履けない。仕方ないからつっかけを履いて(それでも足を引きずって)スーパーに買い物に行く。そこで買い入れた食材で老老ディナーは牡蠣のバターソティWITHミニトマト、自家製ポテトサラダ、きゅうりの浅漬け、なめこの味噌汁。因みに老老ブレックファーストのメニューはブタのシャブシャブサラダ、もずくとかいわれの酢の物、黒豆の煮つけ、油揚げとネギの味噌汁だった。母の携帯は今日一日不調。朝も夕方もこちらから電話してもつながらない。仕方ないので部屋に出向くと、大きな音を出してテレビを見ている。それで携帯の呼び出し音が聞こえないのか?でも30万?も出して買った補聴器をどうしてしてないのか?してるわよ。でも聞こえないのよ。俺が教えたやり方で補聴器の保全をしているんだろうね?ダカラそんなことは聞いてないわよ。ダカラってなんだよ?ダカラって接続詞はそれ以前に何か原因を云った後で使う言葉で、無闇にダカラなんて使うんじゃないよ、といつもの母と息子の口喧嘩。それにしても母はどうして私の云うことを聞いてくれないんだろ?食後、NHKオンデマンドで先週放送した「老いてなお花となる~俳優・織本順吉92歳~」を見る。俳優としての業の凄さ、そして老いの深淵さを母と関連づけて身動ぎもせず見つめ続けてしまう。このドキュメンタリーの後では勝手に毎週予約になっている某大河ドラマなんて馬鹿馬鹿しくて途中でスイッチを切ってしまう★テアトロジャージャン第十五回公演「緑のサイクリング」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、服部妙子、佐藤由美、小松杏)日時2019年3月12日(火)~3月21日(木) 料金3500円 詳細はホームページで★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。。、、