五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2018・9・7

2018-09-08 06:28:09 | 日記
尿酸値を下げる薬を飲んでいるにも関わらず、この何日か踵だったり手首に痛風の発作が連続して発症していて、今日は右足首だ。未明にトイレで起きた時に歩けなくてボレタレンを挿入。でもそのお蔭で、老老ブレックファースト(自家製サンマの干物、納豆、きゅうりの浅漬け、若布の味噌汁)の準備は滞りなく、食後もバス停二つ先のSクリニックへ母を連れていくことが出来たけど、まだちょっと足を引きずる。母に足でも挫いたの?と聞かれて、もう何度も聞かれているもんだから、答えるのが鬱陶しくなって、あなたと同じ痛風なんですけどと邪険に言ってしまって、反省。母は私が痛風だと聞いたことを一時的に忘れているのだ。一週間前に処方して貰った薬のお蔭で母のアレルギー性の湿疹は完治。でも、血液検査の結果は尿酸値が依然として高いので、薬を変えて尿酸値を下げていくことになる。そう、母も痛風なのだ。忘れていた。「忘れた」尽くしになっちゃうけど、最近WOWOWのCMに柳楽優弥が映るたびに母は「この人、誰だっけ?」と聞いて来る。最初の内こそ「カンヌで最優秀男優賞をとった…」と説明してきたけど、最近は又かよ?とうんざりして聞こえているのに聞こえない振りをしてしまう。でも、今日は…母に聞かれた時に咄嗟に「柳楽」の名前が出てこなかった。しばらくしても思い出さなかった。沈黙していると「ねぇ,誰だっけ?」と母がせめて来る。思い出さなかったことに苛立った私は、「もう忘れたことは思いだすのをやめようよ。思い出したってあまり意味のないことなんだからさ」と自分の認知症を隠す手段に出る。老老ディナー(ソーメンとアミ入り玉子焼きWITH長源寺唐辛子)までの間、そしてその後も一昨日いただいた「風の演劇・評伝 別役実」(内田洋一)を読み続ける。今更芝居のなんたるかを勉強しても遅いだろと自分に突っ込みを入れつつも、まだ遅くないだろと切り返す。まだまだ俺は成長したい。11時過ぎ、ウイスキー入り紅茶を飲みつつ「dele/ディーリー」(脚本・徳永富彦)を見る。始まってから5分もしない内に、下手するとこの回はテレ朝得意の犯人捜しの事件物?と思ってしまったけど、我慢して最後まで見続けていたら不条理な世界が待っていた。これって、別役実の世界を読み続けていたことでそう思ってしまうのだろうか?★テアトロジャージャン第14回公演は「M家の人々Ⅳ・誰がルルを殺したのか」(作演出・桃井章、出演・大塚みどり、棟里佳、荒木真樹彦、茂木英治)・会場はテアトロジャージャン(東京都渋谷区恵比寿2ー31ー3オーオカビル四階 電話03ー5422ー7407)・料金三千円・開演時間 10月31日(水)は19時のみ、11月1日(木)2日(金)3日(土)は14時&19時、11月4日(日)は14時のみ、開場は開演の三十分前です。・予約お問い合わせ 090ー9964ー2231(予約専用電話)ご来場をお待ちしております★テアトロジャージャンのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。
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