今日も又やばいぞ食欲！やばいぞ睡魔！の一日を送ってしまった。そんな日の夕暮れは辛くて哀しい。老老ディナーも作る気力がなくて湯麵ですませてしまった後、母が今日はテレビで面白い番組がないねと云うもんだから、私もまた面白くない番組を見て一日を終わってしまうのかと思ったらひどく厭世的になって母を映画に誘う。歩いて15分の距離にある恵比寿ガーデンシネマ。映画は「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(脚本監督・ケネスロナーガン)。今年のアカデミー賞で主演男優賞(ケイシーアフレック)と脚本賞に輝いた作品だ。どんな映画?と母が聞くもんだから、心の傷を負った主人公が故郷に戻ってきて、甦って来る過去の傷跡と向かい合う映画だと説明したら、ちょっと難しそうね。私は大河ドラマみているわと断られてしまったので、一人で見に行く。そしてたっぷり二時間、映画に籠められた時の流れを堪能した後、恵比寿ガーデンからあるマンションの前を通って新しく住むことになった部屋に帰る。あるマンションと云うのは、十数年前に住んでいて、私の中で色々な物語が展開されたマンションだ。映画を見た後、自分自身でも時の流れを感じたくなってしまったのかも知れない。★テアトロジャージャン第十回記念公演「四階で火事が！三階で洪水が！(仮題)」作演出・桃井章 出演・浜田晃/岸本敏伸、桑原なお、大塚みどり、茂木英治/水沢有美・公演日時9月14日(木)～18日(月・祭)・料金3500円★テアトロじゃーじゃんのホームページが開設されました。過去の作品や今後の上演予定作品の情報が掲載。jerjan-hiroo4f.jimdo.comへアクセスして下さい。
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