goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

南国の花便り

2009年06月21日 | 09 花たち



【アメリカデイコ・亜米利加梯姑】マメ科デイゴ属

いやいや、見事な花付きのアメリカデイゴを見つけちゃいましたよ。
先週の日曜日です。

いつもとは一部違うルートで帰宅しようと思いましてね、初めてではありませんが、滅多に通らない道にマイカーを乗り入れたことで、こちらとの出会いが持つことができました。
杉並の、環七間近の中学校の前庭での出会いです。

マイフィールドには幾本かのアメリカデイゴがあります。
もっと大きくて年季の入ったものもありますが、こんなに花数多く咲いているのを見たのは、今回が初めてです。
ネット画像で物凄い数の花を咲かせたアメリカデイゴを見て、露地植えの北限だと言われている関東では、そこまでの花数を望むのは無理なのかなと思っていました。

なんのなんの、南国に植えられているものとなんら遜色のない、見事な咲きっぷりですよ、こちらのおかたは。
すでに落花したものが、積み重なっておりました。

梅雨時の曇り空だし、時間も4時半過ぎと少々遅かったので、暗めの写真しか撮れなかったのは残念至極です。


蕾は白っぽい朱色です。


開花すると鮮やかな朱色になります。

さすが南国生まれ(東南アジア説、南米説有り)、見れば見るほどユニークな造形です。

この形は、何かを彷彿とさせますよね。
蕾はロブスターの爪そっくりだし、開花したものは、おじさんにはコンドルに見えちゃうんですけどね。
赤いダースベイダーのマントにも、見えなくはないかな。

アメリカデイゴの詳細につきましては、2年前の記事をご参照ください。

今回は、旗弁(きべん)についてだけ述べておきましょうかね。

旗弁は、ほとんどのマメ科の植物にあります。
アメリカデイゴの旗弁は、下に大きくペロ~ンと垂れています。


【ホオベニエニシダ・頬紅金雀枝】マメ科エニシダ属

マメ科の代表として、ホオベニエニシダに登場していただきました。

紹介しているホベニベニシダは
4月に撮ってそのまま花倉庫で眠っていました
久々の出会いでしたので
何とか登場させたいと思っていたのですが
今回、いい機会が巡ってきました


どれが旗弁だか、判りますか?
1枚の花びらが上に立っているでしょう? それが旗弁です。
ほとんどのマメ科の植物は上に立っていますが、アメリカデイゴは下向きなんですよ。

【きべん・旗弁】マメ科植物の蝶形(ちようけい)花冠の上側に位置するよく目立つ花弁。(goo辞書より)

下向きの旗弁を与えられたせいで、アマリカデイゴ独特の造形が誕生したんですね。