【ヒイラギ・柊】モクセイ科
なんてったて、木へんに冬と書いて「ヒイラギ・柊」です。
木の冬と名付けられたということは、冬を代表する樹木ってことでしょうか?
花が冬場に咲くからでしょうか?
このあたりの事情、調べてみましたが、よくわかりません。
ちなみに、木へんに春で「椿」、夏で「榎」。
さて問題です。
木へんに秋と書くと「楸」となりますが、読めますか?
答えは、後ほど。
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ヒイラギは、同じモクセイ科のキンモクセイとごく近いお仲間です。
葉先の鋭い棘が目立ってしまい、花には気づいていらっしゃらないかたが多いんじゃありませんか?
キンモクセイほどの芳香はありませんが、上品な甘い香りがしますよ。
11月の半ばから目についておりましたが、そろそろ花時期はおしまいです。
日本人には馴染みのある樹木で、節分に戸口に枝をさして邪鬼の侵入を防ぐという風習が、昔からあります。
そため縁起木として古くから庭木に使われてきました。
鋭い棘を生かし、侵入者防止の目的で生垣として利用されることがありますが、近頃では見かける機会が少なくなってます。
ヒイラギの名前も、棘に由来します。
棘が刺さるとズキズキする痛みがあるという古語、「ひいらぐ」が転訛して「ひいらぎ」になりました。
この2週間あまり、ヒイラギには大変お世話になっています。
毎日のように触れていますので、おかげで指先がボロボロになっています。
棘が刺さるとかなり痛いです。
痛っ! 思わず声が出ちゃいます。
クリスマスシーズンですのでね、こんなものを作っているんですよ。
一部分だけ、お見せいたします。
ほんとに一部分だけです。
ヒイラギの葉を加えると、途端にクリスマスバージョンになるんですよ。
全体像は、いずれまた。
そうそう、おじさんが作ったクリスマス飾りについて、刈米さんが記事にしてくださいました。
覗いてみてください。 →こちらです。
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冒頭のクイズの答えです。
木へんに秋で「楸」、「ヒサギ」と読みます。
「ヒサギ・楸」とは、「アカメガシワ・赤芽柏」とも「キササゲ・木大角豆」のこととも言われています。
アカメガシワは今年も記事にしましたが、キササゲは花の写真があるはずだと思ってブログ内検索してみましたら、ありました。
ブログを始めて間がない頃、05年6月16日の記事でした。