goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

冬の蔦

2007年12月06日 | 07 花たち



【キヅタ・木蔦】ウコギ科

「ツタ」、「ヤツデ」ときて、「キヅタ」の登場です。
先にアップした両者とも、キヅタとは共通項があります。

ツタとは同じ蔓性植物ではありますが、ツタはブドウ科、キヅタはウコギ科です。
ただ名前の由来は、ツタと関わりがあります。

どちらも、木や岩に気根を吸着させながら伝い絡みついていきますが、ツタよりも年を経た蔓は大きくなり、より木質化した状態になることから、「木の蔦」→木蔦・キヅタと命名されたようです。

ツタをナツヅタ・夏蔦、常緑のキヅタをフユヅタ・冬蔦と対比して呼ぶこともあります。
イツマデグサ・いつまで草やカンヅタ・寒蔦の別名も、常緑であることから名付けらたのでしょうね。


虫が来てるよ 

ヤツデとは、同じウコギ科同士で、開花の時期もほぼ同じで、花の形もよく似ております。

色目はヤツデより地味ですが、円錐花序に、ボンボンのような集合花を咲かせるところは、似ています。
花数や花期は、ヤツデのほうが多く、長いですけどね。

この時期の花たちはヤツデ同様、昆虫たちにとっては貴重な蜜源植物です。
特にハチの仲間たちには、人気があるようです。

果実です。
帽子を被ってるように見えますよね。