goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

満天の赤い星

2007年12月20日 | 07 花たち


何度も繰り返しますが、今年の東京の紅葉は、近年稀にみる美しさでした。
ほんとに楽しませていただきました。

その割りに、goro's 花 Diary では紅葉を紹介することが少なかったですね。
ひょっとして記事にしたのは、「赤い実同盟」で取上げたニシキギだけかな?

当ブログでは、「紅葉」を纏めて紹介するカテゴリーを、もともと作っていないんですよ。
過去は、「つぶやき・・・」のイメージショットで掲載したり、強引に「花たち」に押し込んだりしてたんですよね。
ここ半年余りは「つぶやき・・・」の記事をほとんど書いていませんので、必然、紅葉の写真を載せる回数が減ってしまいました。

ということで、これから紅葉や黄葉を紹介することにします。

えっ? これって、花ネタに困っての、苦肉の策じゃないのか? ですか?

まあまあまあ、それはそれ、世間には大人の事情ってものがあるんですよ。
穏便に、穏便に。
花時期に紹介出来なかった、今年の花たちも控えておりますのでね。
それも含め、改めて紹介いたます。
「紅葉と花たち」シリーズとでも、命名いたしましょうかね。


まずは、こちらから。


【ドウダンツツジ・満天星躑躅・灯台躑躅】ツツジ科

ドウダンツツジは、ニシキギに比肩するほどの色付きみせてくれます。
錦の紅葉を見ることが出来るのは、ニシキギよりドウダンツツジのほうかもしれませんね。

街なかでは道路脇の植え込みや、生垣などで使われておりますので、強剪定され、四角く刈り込まれた様相のものを見かけます。

写真は、マイリビングのドウダンツツジなんですけど、なかなか可愛い姿でしょう?
お姫様然としてます。
ヒマラヤ杉の脇にいらっしゃるんですよ。
大意はありあません。

真紅のものから黄葉まで、赤と黄色の間で、多様なグラデーションを見ることが出来ます。
緑から黄色に変わり、最後には紅葉するということではありません。
真紅のものはいきなり変わり、黄色のものは、この色のまま落葉します。
ドウダンツツジにもいくつかの品種があるのかどうか、そのあたりのことはわかりませんが、おじさんは、生育環境による日照時間の総計とかが影響するんじゃないかなって、そう睨んでおります。

枝分かれする形が、燭台(燈台=灯台)に似ていることから「トウダイツツジ」になり、それが変化して「ドウダンツツジ」と呼ばれるようになったようです。
この場合の灯台とは、宮中で使う「結び灯台」のことだそうです。


ドウダンツツジを満天星躑躅と表記するのは、こちらの花に因みます。
無数の小さな花を、満天に輝く星に見立てての命名です。漢名です。

スズランに似た可憐な花です。
4月22日の撮影です。