goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

われは海の子

2006年08月08日 | つぶやき…


3つの台風が日本列島を狙っているようで、そのうちの7号の影響で、ずっと曇り空の一日でした。
お約束通り、ムシムシジメジメと鬱陶しい1日でした。
雨自体は朝方降ったくらいで、深夜になるまで振り出すことはなかったですがね。

立秋です。
秋なんですよ、今日からは。
なんだかね、程遠い感覚です。
つい最近夏が始まったばかりで、先週末なんか、やっと海に人がやってきたなんてニュースが流れたばかりですからね。
長梅雨の影響で、海の家なんかさっぱりだったでしょうからね。
お天気に作用される商売はいろいろあるんだろうけど、海の家なんて、その最たるものなんでしょうね。
これからどんなに天気が回復したとしても、今年は惨敗ってことでしょうね。
ああ、夏の海って、最後に行ったのいつだろう。
憶えても無いくらい前ってことです。
テニス仲間と行った伊豆が最後かな?
そのときだって、海には入らなかったな。
ホテルのプールでパシャパシャ程度だったからな。

おじさんの子供時代は、夏の遊びと言えば海です。
もちろん蝉採りとかもしたけどさ。
親から禁止されてたこともあったので(水温が低いという理由)、さすがに午前中から泳ぎだすヤツはいなかったけど、午後1番からあちこちで喚声が聞こえてました。
海水浴場なんて、そんなもの無いですよ。
目の前の海どこでもが泳ぎ場です。
でもこれにも子供社会のルールがあってね、今考えたら狭~~いエリア、端から端まで徒歩数分の場所なんだけど、テリトリーというか、住み分けがありました。
4つぐらいのグループに分かれていたのかな。
隣りの連中と、大声を出せば会話が出来るくらいの距離です。
全て顔馴染で、知らないヤツなんかいなかったし、そこに行っても排除されるということは無かったんだけど、何だか別の泳ぎ場だと落ち着かないんですよね。
お客さま状態ってことでしょうかね。

さすがにおじさんの時代では、もうスッポンポンはいなかったな。
あっ、これ半世紀前の話です。感慨深い・・・
男の子も女の子も、パンツ一丁でした。
男子は白木綿のトランクス型の下着のパンツ(ブリーフなんて代物、まだ無かったからね)、女子はやっぱり白のズロースってやつですかね。
ブロードとかキャラコとかって、生地の種類でしたよね、ふと思い出しちゃいました。

昼ごはんを食べるとパンツ一丁になって、焼けた地面を跳ぶように素足で駆けてったんです。
アチアチアチ~~って叫びながらね。
準備体操もなく、いきなりドボンですよ。
何をしたからどうだったってことじゃないんだけど、時間を忘れて遊んでたんですよね。
海、水には、子供を夢中にさせるものがあるんでしょうね。
今でも街で、公園の水場での子供たちのハシャギップリを見てると、普遍的なんだなと思ってしまいます。
母親の羊水のなかで十月十日揺られてなんて話は、止めましょうね。

少年らしい冒険が始まるのは、もう少し年長になってからです。

自慢話?になるのかな。
おじさんね、泳げなかったって記憶がないんです。
何歳から泳げるようになったのかも定かではありません。
姉に言わせると、「私が教えたんよ、泳げなかったあんたを背負って沖に出て、そのまま一緒に潜ると、あんたは手を放してバタバタ溺れそうになってね、側にいる私に必死になってしがみついてきた」ってことなんでしょうし、実際そうやって泳ぎを覚えたんでしょうが、おじさんにはまったく記憶がないんですよ。
姉が弟に泳ぎを教えている光景は、まざまざと描けますけどね。

気が付いたら泳げてました、普通に、当たり前に。
後年、小学生になって、「お町の子」たちは、5mで線1本、10mで2本とかを帽子に付けてもらったとかの話が聞こえてきたんだけど、何のこっちゃって思ってましたね。
馬鹿にしたってことじゃなくってね、心底理解できなかったことがあるんです。
泳げるか泳げないか、それだけの話でしょう?
5mも100mも1kmも同じです。
じゃあなたはどのくらい泳げるのですかって質問の答えはこれです。

       死ぬまで

潔いね、いいね、カッコイイよ。
でもこれっておじさんだけの特別傲慢な意見じゃなくってね、そのくらいの気概をもってるのが、普通のことでした。
ちなみに、おじさんの村で水泳中に事故があって、生命の危険に晒されたって話、ただの一度も聞いたことありませんでした。
リアス式の内海で波は穏やかだったしね、台風の日に海で遊ぶ馬鹿はいないしね、誰から教わったのか、それなりのルールを守って子供社会は成り立ってたからね。
この先お盆休みが控えてますから、海水浴に行くかたたちも多いと思います。
気を付けてくださいね。
優しく癒してくれるだけではありませんからね、海は。


「琵雅」
この漢字、何と読むでしょう?

答えはね、「ぴあ」です。
そうです、日本の情報誌の草分け的存在の「ぴあ」です。
中国版の情報誌「琵雅北京・文苑」が発行されたって記事が、新聞に載ってました。



揉むと臭いんです

2006年08月08日 | 06 花たち


昨年はあったのに、今年は姿を消してしまってる・・・

なんてことは、公園の植物ではよくあることです。
大層立派な樫の木でも、何らかの事情により、伐採されることもあります。

昨年「私の青い実」のタイトルで楽しませてくれたこの木も、今年は別の場所で探すしかありませんでした。



「クサギ・臭木」クマツヅラ科

昨年見た場所から、そう遠くないところにありました。
これで一安心、実の時期にも苦労しなくてよさそうです。

名前の通り、葉っぱを揉むと、悪臭に近い匂いがしますが、腐敗臭ではありませんからね。
真夏の太陽に炙られた時にも、そこはかとなく匂います。
私は苦手ではありません。
好きかと問われれば、ちょっととは思いますが。
甘い香りだけで、世界が成立してるわけじゃありませんからね。


  

花はユリに似た芳香と書かれているサイトもありましたが、そこまではわかりませんでした。

でも確かにアゲハチョウたちが、群がって蜜を吸っているのは、子供の頃からお馴染みの光景です。
この日も風があったんですが、黒アゲハが、盛んに蜜を求めて集まってました。


花は咲いてませんでしたが、斑入りのクサギにも出会いましたよ。