before dawn

青年海外協力隊でトンガにて活動、インドの大学で教壇に立つなどしていましたが今は母国で働いています。笑うことが一番大事。

トンガの教え子との感動の再会(二日目) その1

2009-09-30 01:19:15 | トンガ 青年海外協力隊活動記

感動の再会1日目をアップした後、しばらく放置してしまった、、、
というのもさ、やっぱり、「すっごく感動したこと」って、その感動が強すぎて、文章なんかじゃ表せないって思っちゃうから、ついね、、、
そういやあ 自分がトンガにいた時も、一番頑張った活動(日本週間)とかはアップしなかったもんなあ。 いつかアップしようとは思ってるけども。

このブログは日記代わりだから アップしよう! 
いつものごとく、長文ゆえ、二日目は その1 その2 に分けて書きましたのでよろしく。

教え子と、感動の再会を果たした翌日
この日は、ピネ達、訪日プログラム参加者は終日フリー
私の家から彼らの研修所及び宿泊施設である場所へは、電車で一時間
前日、ピネとの再会を楽しみすぎて帰宅が遅くなったし、
帰宅してもピネに渡すお土産の準備とかで、ほとんど眠れず、、、

でもね、先生っつーのは、教え子のためなら なんだってできるのだ!
早朝、ローカル線を乗り継いで、ピネ達を迎えに行く。

研修所に着き、登場したピネを見て、あたしゃ また 驚いた。

 ↓ ど~ん!!!  


前日に引き続き、「The Tonga ~!!!」な服を着てきたピネ。
(チャイナ風のトンガンドレスです。トンガ人って、中国人のことあんま好きじゃないのに、こういうとこミーハーなんです、、、笑)

私はすかさずこう思った。
あっぱれ!! 我が子よ!!エウアっ子よ!!

  「Haue -----!! Ta'ahine Tonga eeeeeeeee!!  Ma`alahi  ho vala!!」
    (あらまあ!トンガンレイディー!!綺麗な服ねえ)
ピネ 「あー、、、ロイシさん、買いました。」
  「え? ロイシさんが、この服を買いましたか?エウアで?」
ピネ 「はい。
     Because I was going to Japan, so she asked a tailor and make
     this tongan clothes and gave it  to me!!」

  「あららぁ!よかったですねぇ!! 」

ピネ 「Tongan teacher and ロイシ said to me , 
    “Be proud of being Tongan . Wear Tongan clothes in overseas.
     because this is our culture.” This is very important.

                      

             トンガ、、、トンガ、、、、いい国だよ。
             改めて それがわかったよ。
             ピネ、そうだよ。それでいいんだよ。
             その気持ち ずっと大切にしてね。

(ちなみにロイシとは、エウア高校近くのファレコロア(商店)で働いてる人。私も知ってる人なのだ)

 前日、「もし、明日なにも予定の無いお友達(プログラム参加者)がいたら、その人も誘っていいよ。」って言っておいたので、
ピネは マーシャルアイランドのダリーンさんというお友達を誘っていた。

ダリーンさんも、青年海外協力隊の先生から日本語を習っているそうで、なんだか非常に 親近感を抱く。(^^)
というか、「日本語学習者」というだけで、やっぱり「先生」モードになって 初対面のダリーンさんにもあたたかい思いを抱いてしまう。
あと、「うちのピネと仲良くしてくれてありがとうねえ、、、という思いもある(笑)
完全に親の気持ち。

国際交流基金のこのプログラムは、非常に素晴しい。
観光、日本文化体験は、完璧に盛り込まれている。
東京観光も、築地、浅草、朝日新聞社、国会議事堂などなど、名所を網羅しているので、、、、

うーん、、、どこに 連れて行こう、、、、??ピネに希望を聞いても、「... わかりません You choose!」というので、数日間考えた結果

1しながわ水族館
2百円均一ショップ
3東京タワー
4プリクラ体験
5焼肉体験
6都庁で夜景体験


というプランにしました 

ということで、電車に乗ってしながわ水族館へ向かう。
これまで交流基金のプログラムでしか行動してこなかったビビリのピネとダリーンさん。(アジア圏やヨーロッパ圏の参加者はどんどん自力で出かけている)

電車に乗るのも初めて!!
切符を買わせるところから トライしてみた。
ダリーンさんは スムーズに購入!
ピネは、日本語うんぬんよりも、どれが100円玉で どれが10円玉かということがわからず 有り金全部 手のひらに並べて 私に見せた(笑)
どうやらお手上げのようだ。
って、待て待て待てぃ!もう少し頑張れ(笑)! 

「これは 100円ですよ。これは10円。」と説明して、なんとか購入!二人とも嬉しそう!!

んで、次は 自動改札機!!!
むっちゃ ナーバスな表情の二人。
ドキドキしながら 切符を入れて、立ち尽くす二人。 
「こっちに来てくださぁ~い!」と 先に改札の中に入った私が呼ぶと、ドキドキしたまま改札を通り抜け 「そこで、切符、とってくださぁ~い!」と、ジェスチャー付きで言うと、スムーズにできた!!

切符を買って、自動改札機を通る。 これも異文化体験の一つだよね。
すっごい楽しそうな二人(^^)

でも
ピネ 「キョコ、If I lose this ticket, what will happen??」
私  「うーん、 you have to buy another ticket, so keep it safely and don't lose it」
というと、すっげー深刻そうな顔をして、バックの中に仕舞い込んでいた。
カワユス でもバックの中、汚すぎだぜ、ピネ。切符、どこにあるかわからなくなるな、こりゃ、、、。

初電車も楽しみ、1時間かけて、しながわ水族館 到着!!

何故、水族館を選んだか。それは、トンガ協力隊OB C~ぼ~が、以前来日したトンガ人を水族館に連れて行ったら好評だったという話を聞いたので、行ってみました

ここ、しながわ水族館で、 私の大学時代の友人、アヤと合流。
アヤは 私がトンガにいる時に一度トンガまで来てくれて、私の授業まで参加してくれたのです。ありがとうねえ~ 


水族館に入ると、もう、大はしゃぎのピネとダリーンさん!!
入った瞬間 「うわあぁーーーーーーーーーー、、、、、、という驚きのため息が二人から漏れた。

トンガもマーシャルも、どちらも大洋州の島国。
いわゆる「南の島」からやってきた二人。
ちょっと泳げば綺麗なさんご礁と綺麗な熱帯の魚がいて、イルカもクジラも見れる。
でも、そういうのを楽しむのって 観光客のためのもの。
その地に住むピネやダリーンさんは、シュノーケルもやらないし、どんな魚が生息しているのかなんて 知らない。トンガなんて、Fakapikopiko(めんどくさがり)という国民性から、漁に出るのが面倒だという理由で漁師自体が少ない。
水族館なんて 当然無いし。 

日本よりも数百倍綺麗な海とともに生きているのに、海の生物のことをほとんどしらない。なんだか、不思議です。

でも そういうことも踏まえて、C~ぼ~の助言どおり、ここ水族館に連れてきてよかったなあと思いました。
 

↑熱帯魚コーナーの前でパチリ。 
 (これはトンガやマーシャルの海にいる魚だよ。って行っても 「え?!こんな綺麗な魚がいるの?」という反応だった。)


↑手を入れると小さな魚が 手の老廃物を食べてくれる。
 「キャーーーーッ(笑)」 と叫ぶ。 
 そう 箸が転げてもおかしい年頃。というか国民性。


↑ でっかいカニ!! ‘Ohovale!!


↑トンネル水槽。綺麗だねえー 大きいFonuもいたよ!
 これは日本人でも楽しい!!


↑アヤとダリーンさんとピネ。トンネル水槽にて。

 
↑ サメも 初めて見たよ~!! ダリーンさん、終始 カメラ小僧と化していた。
  ピネは水槽に自分が写っているのをみて 「Two ピネ!」とはしゃいでいた。
  子供かっ!?


ピネは、水族館で子供を見るたびに、「かわいいですぅ~と連発していた。
「日本kids  かわいいですぅ~  とぉてぇも、かわいい!!」と ずっと言っていたので、
「ピネさん、あの男の子、かわいいね。日本語で 話してください。」 と 言ってピネを男の子供のほうに連れて行った。

ピネは、ニッコニコしながら、
「こんにちは~!あー とても かわいいです!」と その男の子とお母さんに話しかけた! Good Job!!

すかさず、そのお母さんに、ピネがトンガからきた子で、日本の子供がかわいくって大好きなので ちょっと話したり写真を撮ってもいいですか?と 聞いてみると、そのお母さんは快く承諾してくれた。

ピネは、「アリガトゴザイマス!!! はじめまして。ピネです。トンガから来ました。」
と自己紹介をして、
お母さんの許可を得てから、子供を抱っこして 「かわいいです~と何度も言い、
Uma(キス)までしていた(笑)


いいなあ。って思った。 トンガは、子供が多い国だ。一家族、七人、八人の子供がいたりする。そして、子供を地域で育てている。
自分の子供じゃなくても抱きしめてキスをするし、自分の子供じゃなくても叱るし 躾ける。道端で、誰かの子供を、例え初対面であっても抱きしめてキスするのが当たり前の光景のトンガ。
そういう トンガン Way を、ピネの行動で思い出され、
日本で見るトンガンWayは こんなにもあたたかいのだなあと 感動しました。

水族館を 一通り観終わった後は館内のレストランでランチタイム!!
「お水をください」 「おねがいします」などの表現を覚えて 店員さんに使ってみたりとかなり日本語学習のモチベーションが上がっているよう(^^)うれしいなあ。

ピネは スパゲッティを頼んだんだけど、私が頼んだハヤシライスと アヤが頼んだドリアを食べて 「こ、これ、おいしいです~!!!!」と 感動していた。 あー かわいい

↓マンゴーパフェも 食べちゃった 

トンガの Vahevahe(なんでもみんなで分け合う)精神で、パフェすら半分残してダリーンさんにあげようとしていたのが、かわいかった。

ランチの後は、イルカショーーーー!!!
   
これも 楽しかったね~!! ピネとダリーンさんにとっては、イルカがこういう風に芸を見せるなんて初めて知ること。最初は相当驚いてました。


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8 コメント

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まってましたー (SAE)
2009-09-30 02:52:55
感動レポ。
感動がココからあふれ出ていますよ~

うーん、焼き肉うまそう。
ヨダレが止まりません。

帰国後、トンガ人を案内することがあれば
水族館に連れて行きます!!!
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Unknown (きょん)
2009-09-30 04:00:41
>SAEさん
このような長編ブログを、待っていてくださる方は非常に貴重です(
Malo `aupito です!
しかも こんな深夜に書き込んでくださって、ありがとうございます!
新隊員さんのお迎えだったんですね(Mixiより)お疲れ様です。

Mちゃんにも ピネの写真を送ったら
Saeさんと同じ反応でした。
焼肉食べたいです(笑)とのことです。

水族館、楽しかったです~
できれば ちゅら海水族館に連れて行って あのジンベイザメの水槽を見せたかったけど、さすがに沖縄までPunaできませんでした。
でも 充分楽しかったですー

日本でトンガ人と会えると本当に嬉しいです。
知り合いだったら 尚更ですね。

こうやって いつまでもトンガと繋がりを持っていたいなあと思います
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Unknown (よう)
2009-09-30 06:16:22
おーい、わたしも待ってたぞー。
わたしもこんな早朝に書き込んでるぞー。

水族館がヒットとは意外だねぇ。
でも、トンガの魚は Ika lahi(大きい魚)か、 Ika si'isi'i(小さい魚)だもんねぇ。

ふふふ、わたしは11月に沖縄行くんだぁ
ちゅら海も行くんだぁ
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Unknown (きょん)
2009-09-30 06:27:15
>よう
ちょっと!?なんで こんなに早起き?!
もう そういう年齢になっちゃった?
まさか夜は8時とかに寝てないよね?

よーちゃん11月に沖縄行くのけ?!
Fanauは大丈夫なのかぃ?Foiketeでしょ?

おいらはその辺の詳しいことわからんのだけど、その辺の時期になるとSai pe なの?

いいなあー 沖縄~ 
でも 私も2回行ったことあるのだぁ!
その時 ビギンに助けられたことあるだよ。
あとね、今 おいら 三線教室に通ってるの。
沖縄 いいよねー 
ソーキソバ ラフテー うまいエヨ。
あたいは 屋久島に行きたいのよねー いつか。

沖縄楽しんでね~っ!
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Unknown ()
2009-09-30 20:39:19
あのねー、屋久島にねー、
私の将来の夫がいるらしいよ
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Unknown (きょん)
2009-10-01 03:43:04
>G
え?「杉」ってこと? 屋久杉の?

将来の夫、人間じゃないのか。

木か。
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Unknown (よう)
2009-10-01 06:27:23
お医者さんに聞いたところ、その時期は何をやっても出てこないから大丈夫!なんやって。

というわけで、言ってきます!

屋久島の杉、縄文のじゃん。
過去のモノ、かつ人間じゃないじゃん。
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Unknown (きょん)
2009-10-02 15:45:45
>よう

そうかー、、、

かねごん、、、

縄文時代の杉か、、、

石器時代とかじゃなくてよかったよ。うん。

沖縄 いいなぁ~! ラフテー食べて かねごんってね!
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